アフ・ナウナウの7体のモアイを見ながら美しいアナケナ・ビーチで泳ぎました
アナケナ・ビーチ
真っ白な砂浜、エメラルド色の海、風にそよぐやしの葉かげ、
謎と神秘の島イースター島に、こんな美しいビーチがあったなんて、知らなかったよー。
アナケナビーチは、
イースター島のミステリアスなイメージをくつがえす、
南国ムード満点のビーチだ。
約1500年前、伝説の王、ホトゥマトゥアが、
遠い故郷のヒバ国を出発し長く辛い航海の後に、
上陸した場所と言われている。
そう言えばイースター島って、
沖縄やハワイと同じ、亜熱帯気候の島だったっけ。
ビーチに到着して、
アフ・ナウナウなどの遺跡の説明を聞いたあとは、
もう出発まで自由行動。
ここが今日のツアーの最後のスポットだから、
思いっきり遊べるのがいい。
こどもたちは、さっそく服を脱いで海に走り込む。
タヒチとくらべるとちょっと水がつめたく感じるけど、
今日はずっと観光で体力が有り余ってたから、大暴れできて大喜びだ。
砂は粉のようにきめ細かく、触れるだけで気持ちがいい。
まるでシルクのような官能的な肌ざわり。
こんな気持ちのいい砂、まえにどっかで触ったことがあるなーと考えていたら、
あっ、思い出した!
ハワイのカイルアビーチの砂が
こんなシルクのような感触だったじゃないか。
そうそう、こういうきめ細かい砂は、お団子づくりにいいらしい。
海から上がるとこどもたちは
「おお~こんな素晴らしいお団子ができたぁー!」
と大興奮。
今度はせっせとお団子づくりに励むのだった。
アナケナビーチには、やしの林と、
その木陰にピクニックテーブルや更衣室、トイレ、売店などがある。
そしてビーチの奥には、
アフ・ナウナウの7体のモアイたちが、
海に背を向けて立っている。
ペンシルバニアの親子
「あれ~、今日の飛行機で帰ったんじゃないの?」
こどもたちが砂浜で遊んでいるのを見ていたら、見覚えのある親子に声をかけられた。
昨日までいっしょにツアーで回っていた、ペンシルバニアから来た親子だ。
娘さんは12才、自分のホームページを持っていて、旅行の写真などを公開している。
「いや、そっちこそ今日帰ったと思ってたよ」
この親子とは、
初日に
うっかり私が
お母さんの足を踏んづけちゃって以来、
(すみませ~ん)
何かと縁がある。
昨日も私がダイビングに行く時、同じボートに乗って、
同じ場所でスノーケリングをしていた。
そして今日の午前中は乗馬にトライしていたらしい。
いやーなかなかアクティブですねー。
アマゾンやインドなど親子で世界中を旅していて、
そのお話を聞くだけでとってもハッピーな気分になれる。
「どこが一番よかった?」
と尋ねたら、
何の躊躇もなく
との答えがかえってきた。
アフ・ナウナウ
アフ・ナナウナウのモアイ像は、1978年に、当時島の知事であり考古学者だった、
セルジオ・ラブ氏によって復元されたもの。
長い時間砂の中に埋もれていて、
雨や風、直射日光にさらされていなかったため、
すこぶる状態がいい。
耳や手がはっきり残っており、背中の模様も鮮明。
模様にはある種のメッセージがこめられているという。
また同じ場所から「モアイの眼」が発見されており、
実物はタイハ遺跡に隣接するイースター島博物館に収容されている。
ここのアフは、古い時代のものを再利用して作られている。
よく見ると石組の中に、
トカゲや海鳥が彫られた岩や、
初期のモアイの頭部などが組みこまれていて面白い。
まるで間違い探しの絵をながめているようだ。
また、すぐそばの海を見おろす小高い丘の上には、
ホトゥ・マトゥア王の像といわれるモアイが立っている。