さよならイースター島

2019年2月2日

さよならイースター島

イースター島の時間軸

 

想像以上にデカイ。

それが、イースター島で実物のモアイを見て思ったことだ。

 

巨石像について考えると、必然的に時間の概念にいきつく。

こんな大きくて重い石像を、

鉄器なしで削り出すには、

いったいどれほどの歳月を必要としたのだろうかと。

 

あるいは、数10キロ先の集落へ運ぶのに、

どれくらいの年月を要したのだろうかと。

 

すぐに結果を求められる現代のスピード社会に暮らすわれわれは、

どうしても、

 

「一瞬にしてモアイを運んだ宇宙人がいたんじゃないのぉ~」

 

という仮説に行き着いてしまいがち。

 

昨日と今日ではほとんど変化が見えないくらいのわずかな「成果」。

 

それをコツコツと

何年も積み重ねていった

イースター島の人々は、

 

われわれとは異なる時間軸を持っていたのかもしれない。

 

さよならイースター島

 

全ての日程を終え、ホテルでシャワーをあびて着替えたあと、

まだ夜の飛行機までには時間があるので、

我々は最後の散歩に出掛けた。

 

わずかに残った現地のお金で、

大好きなエンパナーダを買い、

ハンガロア村の学校の先の、

海が見渡せる芝生の上に腰かける。

 

ああ~、いい眺め。

 

イースター島にはじめて来たのに、

とってもなつかしい夕焼けが見られる場所

 

「ここ、何回も来たよね」

 

4人で1つのエンパナーダをまわし食いしながら、

きらきらゆらめいて南太平洋の海に融けてゆく夕陽を見つめる。

 

短かい滞在だったが、本当に印象深い旅行だった。

 

こどもたちは大きくなったらまたこの島にくるのかな?

そのときは誰を連れてくるんだろう?

そしてその人に、昔、パパとママときたことをお話するのだろうか?

 

太陽の西、月の東にある世界の果ての島、イースター島。

 

ガラスのように澄み切った空に、

微笑みに満ちた夕映えの風がそよぎ、

その風にのってどこからともなく石切歌がこだましていた。

 

イースター島の夕陽

 

イースター島子連れ旅行記~

世界の果ての島にモアイの微笑みを見た 終わり