モナスティラキ広場の人気タベルナ「バイラクタリス」で食べたギロピタ美味しすぎ!からのピレウス港へタクシーで行く
😀ども!カリメラ!ヤサス!子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
小2、小5の子連れでちょっと変わったギリシャ家族旅行を楽しみました。
古代アゴラを見学したあとモナスティラキ広場のタベルナでギリシャB級グルメのランチを美味しくいただきました。それからホテルに戻ってチェックアウトをして、クルーズ船に乗船するためタクシーでピレウス港へ向かいましたとさ、ほい。
モナスティラキ広場のギロピタ
「ひゃぁ~~、うまそう~~!」
モナスティラキ広場の人ごみを歩いていたら、突然、甘く香ばしい匂いが、わたしを誘惑する。
反射的に匂いのするほうに鼻の穴を、いや目の玉を向けると、大きな肉のかたまりが、炙られながらくるくるまわっているではないか、うおっ。
それを店員さんがナイフでチャッチャカチャッチャカ薄くそぎ落としている。
ものすごい早さで。
まるでかつおぶしを削ぐみたいに。
これはトルコ料理に似たギロという肉料理。
薄切りにしたギロをピタというギリシャのパンにはさんでいただく「ギロピタ」はギリシャの言わばファーストフードだ。
わたしたちは古代アゴラを出て、どこかでお昼を食べようと、モナスティラキ広場周辺の通りを歩いていた。
このあたりは道幅が狭いうえに人通りがやたら多く、みやげもの屋や衣服、アクセサリーの店が所狭しと軒を連ねている。そのうえ日光を遮るため頭上にシートがかけられているので、方向感覚がさっぱりつかめない。ひたすらうろうろ歩きまわって、も~空腹の限界に達しつつあったのだ。
ちょうどそんな時、このお店と出会った。
アテネの人気タベルナ「バイラクタリス」
「あの~これって食べれます?」
「ええ、ここでそぎ落としたあつあつのを中でもオーダーできますよ」
その言葉に店の奥のほうをのぞくとイスやテーブルが置かれている。普通のレストランだ。ラッキー。
今日は午前中だけでもたくさん歩き回ったので、も~~足が棒のよう。
今いくらギロが食べたいと言っても、店先で立ったまま食べるかと聞かれれば、NO~~です。
だから店内で座って食べれると聞いて、本当にうれしかった。まさに棚からぼたもち、だね(いや、それ違うと思う)
あとでわかったのだが、このタベルナ、バイラクタリスというなかなかの有名店だった。
店内の壁には、一面に有名人の写真がずらりと掲げてある。
それに冷房が効いていて涼しい!
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バイラクタリスの地図
一番奥のテーブルに案内されて、とりあえずビールをオーダー。
運ばれてきたビールを一気に飲み干しながら、ふ~~生き返るーー!
それから食べ物をオーダー。
わたしたちが注文したのは、ゲバブ、ケフテデス(肉だんご)、何かの揚げ物、それにスパゲティミートソース、ミネラルウォーター。(36.9ユーロ)
ゲバブはピタパンみたいなパンの上に、タマネギ、トマト、肉のスライス/ギロがてんこ盛りにのっているいけない一品。
これは上手そう!そいだ肉がジューシーで、いい香りも漂ってくる。
でもギロピタと言ったのに、ゲバブが出て来るなんて、どうしてだろう?まあ、こっちはギロピタもゲバブも見た事がないのでどっちを出されても信用するしかありませんが、、、
それからタラコのペーストみたいなやつがも~~かんべんして下さい〜と言うくらい美味しい。ビールのつまみにも最適だ。
さあ、美味しい料理を腹一杯食べたら、一度ホテルに戻って、そこからピレウス港へ出発しますよーー。
今夜からいよいよクルーズの旅が始まる。も~どきどきワクワク最高潮!
バイラクタリスの公式サイト:https://www.bairaktaris.gr/book-a-table
参考記事:アテネの地下鉄を乗りこなせ〜料金、チケットの買い方、乗り方降り方
道に迷った~~
モナスティラキ広場のバイラクタリスでお昼を食べたあと、歩いてホテルへ帰ろうとしていた。
パンドロウス通りは、原宿の竹下通りのようなかわいいショッピングストリート。
ギリシャの民芸品や革製品、アクセサリーショップ、などが通りの両側にぎっしりと軒を連ねる。
200mほど進むとアテネ最大のギリシャ正教の教会、ミトロポレオス大聖堂のある広場に出て、そこからミトロポレオス通りを少し進むとホテルのあるシタグマ広場に戻れ、いぇ〜い。
ところが、われわれはどうやら違う通りを歩いているようだ。
モナスティラキ広場を出発してもうゆうに200m以上進んでいるのに、ミトロポレオス大聖堂が見えてこない。コンチクショ~~
どこで間違えたんだろう?
もうちょうっと歩いてだめだったら引き返そうと思っていたら、なんだか見覚えのある広場に出た。
今朝、考古学博物館へ行く時に通ったオモニア広場だ。
だぁ~~ぜんぜん逆方向へ来てたんじゃん!
さいわいここからなら地下鉄でホテルへ戻れる。ま、これくらいの手違いはトラブルのうちに入らん、ということでアテネ地下鉄2号線に乗ってシンタグマ広場へ帰ったのだった、うは。
レイトチェックアウット
アテネプラザホテルのチェックアウトは午前11時。
クルーズ船の乗船時間は午後3時から4時半の間となっているため、われわれはホテルを3時頃に出発しようと考えていた。
それでコネクティングルームの2部屋のうち、1部屋を午後3時まで使わせてもらえないかと交渉したところ、なんとOKの返事!もちろん追加料金無しで。
わははは、やった~~ラッキー! 言ってみるもんだね。
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部屋に戻ってシャワーを浴び、ゆっくり荷造りをする。それからベルボーイに部屋まで荷物を取りに来てもらい、わたしたちは貴重品だけもってロビーへ降りてゆく。
「ご滞在はいかがでしたか?」
「ええ、おかげさでとっても楽しめました。このホテルはどこへ行くにも便利な場所にあるので、すごく助かりました」
ところでクルーズ船が出航するピレウス港へは、シンタグマ広場から地下鉄で行くことができる。日本を出発する前はそうしようと思っていた。ところが予想以上のこの殺人的な暑さ。手軽に観光するぶんにはまだ耐えれても、重たいスーツケースを持って地下鉄の駅まで歩き、さらに地下鉄を乗り換えて移動するとしたらどうだろう?
それに、地下鉄のピレウス駅からクルーズ船が出航する国際埠頭まで、かなりの距離があるらしい。どうせむこうでタクシーに乗るのなら、ここから行っちゃおうか?
「ここからピレウス港までタクシーでいくらくらいですか?」
チェックアウトの手続きをしながらカウンター越しに尋ねる。
「たしか20ユーロくらいですよ、今確認させましょう」
そう言って、ベルボーイにホテルのエントランス前に停車しているタクシーに確認しに行かせる。
「やはり、20ユーロです。チップとスーツケースの分も入っています。どうしますか?」
う~ん、20ユーロか、高いと言えば高いがしかたないか、よし、ここは奮発してタクシーで行くことにしよう。せっくクルーズ旅行に出発するんだし。
じゃあ、お願いします、と言うと、エントランスに止めてあるタクシーまで、ベルボーイがわたしたちの荷物をてきぱきと運んでくれた。
サンキュ~♪
タクシーに乗り込むと、ホテルのスタッフたちが手を振りながらわれわれを見送ってくれる。わずか2泊のアテネ滞在だったけど、いろんなことがあって予想以上に楽しめたね。
こうしてわれわれはアテネプラザホテルを後にしたのだった。
ピレウス港
ホテルを出発してタクシーに揺れること20分足らず、進行方向の右手前方に港が見えて来た。
「もうピレウス港ですか?」
と尋ねるとタクシーの運転手さんは、首が折れるんじゃないかというくら大きくうなずいている。いや、普通にイエスと言ってもらっていいんですが。
ピレウス港は大きく内陸に入り込んだ湾にある港。ぱっと見ると川幅の広い河口のようにも見える。わたしたちが乗船する国際埠頭のターミナルBは、もっと湾の先のほうにあるようだ。
シンタグマ広場のホテルからピレウス港ターミナルBへのタクシードライブマップ
湾に沿ってタクシーが進んで行くと、前方に大きな船が見えてきた。
「あ、あれかな?」
「あれだよ、あれ、間違いない」
「デッカいね~~」
以前ナポリからシチリア島へ移動するのに子連れで夜行フェリーに乗ったことがある。
それでさえもう卒倒するくらい楽しくて興奮したのに、
1週間もクルーズ旅行なんてどうなっちゃうんだろーー。
うはは、ああ~~もードキドキわくわくが止まらない!
あの船でこれからどんな出会いが待っているのかな?
どんな出来事が用意されているのかな?
埠頭から見上げるクルーズ船は、真夏のギリシャの太陽をあびて、眩しすぎるくらいに輝いていた。
基本情報
シンタグマ広場のアテネプラザホテルから、ピレウス港国際埠頭ターミナルBまでの所要時間はおよそ20分。料金はすべて込み(チップ、スーツケース代)で20ユーロ。
シンタグマ広場からの距離はおよそ13kmです。
国際クルーズ船が出航するピレウス港ターミナルBの地図
これから始まる子連れクルーズの旅程
アテネ>エジプト>イスラエル>キプロス>トルコ>サントリーニ島/ギリシャ>ミコノス島/ギリシャ>アテネ
子連れクルーズの料金
大人 187257円 12歳以下の子供 無料
(1週間分の食事、部屋代、込み。この時は1ユーロ180円換算だったが、今のレートならもっと安い)
子連れクルーズ旅行は、「アジア、アフリカ、ヨーロッパ3大陸5カ国クルーズ子連れ旅行編」でお楽しみ下さい。
*子連れギリシャ旅行はいよいよ新章「サントリーニ島編」が始まります。
モナスティラキ広場のタベルナ〜ピレウス港のまとめ
バイラクタリスでランチをしたあと、アテネ観光を1日半で切り上げてシンタグマ広場のホテルからクルーズ船が出発するピレウス港へタクシーで向かいましまた。
アテネプラザホテルではコネクティングルームというかたちで2部屋おさえていたので、片方だけ延長追加料金なしでピレウス港へ出発する午後3過ぎまで利用できたのは大きかったです。
何事も交渉なので、多少無理だと思われることでも子連れ海外旅行では積極的にトライしてみましょう。
ギリシャ子連れ旅行記は前半のアテネ編が終わり、次からサントリーニ島編が始まります。時系列ではピレウス港からクルーズ旅行に出発し、クルーズ旅行の後半にサントリーニ島でクルーズ船を下船するところからのスタートです。
どうぞお楽しみに。
このブログ記事があたなの子連れギリシャ旅行計画のお役に立てたならとってもうれしいです。それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!