スタンフォード大学親子見学〜フーバータワーに登る
海外レンタカードライブのちょっとしたこつ
サンフランシスコ空港の敷地を抜けハイウェイ101を南下する。車の調子も上々。
「サンノゼ方面でいいんだよね？」
助手席のママが地図を見ながら確認する。
海外でレンタカーを運転する時は、
助手席に座る人がナビゲートするのが理想だ。
インターチェンジの仕組みが日本と異なるケースが多いうえ、
とまどいながら英語表示の行き先をチェックするのは、
運転に向ける集中力がそがれ
事故の原因になるかもしれない。
アメリカでの車の運転は、
左ハンドル右側通行なんていうのは
実はたいしことではない。
すぐ慣れます。
それより交差点やインターチェンジの仕組み、
行き先表示の仕組みなどが
日本と異なることのほうが
運転の障害になる。
そこを助手席に座る人にサポートしてもらえれば
ドライバーの負担はうんと減り
事故のリスクを低減することが可能なるのだ。
ハイウェイ101
サンノゼはシリコンバレーの中心都市。
ハイウェイ101は
そのサンノゼとサンフランシスコを南北に結ぶ
北カリフォルニアの大動脈だ。
片側5車線もあるまっすぐな道なので、
やがて運転にも慣れて来た。
運転に慣れて来ると余裕が出来き
気分も晴れて
おまけに窓の外の霧まで晴れてきて、
カリフォルニアらしい真っ青な抜けるような空が広がってきた。
お～～これこれ！
そうだ、ラジオでもつけよう。
ベイエリアFM♪
スイッチを入れると
レディー・ガガの「POKER FACE」が流れる。
この夏全米で大ヒットした音楽だ。
レディー・ガガのパワフルで透き通るような歌声が
カリフォルニアの青い空に吸い込まれゆく。
シリコンバレー
サンフランシスコの南側は砂漠のような気候の土地。
そこにひろがるサンノゼ市には
グーグルやアップル、インテル等
世界を代表するIT、ハイテク企業が集積し
「シリコンバレー」
と呼ばれている。
そのシリコンバレーの「頭脳」とも言うべき場所が、
これから向かうスタンフォード大学だ。
スタンフォード大学の正面入り口。
まるで史跡のような建物群。
正面入り口に続くヤシの並木道。ちょっとしたリゾート施設のようですね。
緑の芝がまぶしいキャンパス
スタンフォード大学（英語: Stanford University）は、
米国カリフォルニア州パロ・アルトにある私立大学。
正式名称は、リーランド・スタンフォード・ジュニア大学。校訓は”Die Luft der Freiheit weht”（自由の風が吹く）。
サンフランシスコからは約37マイル（60 km）南東の所にあり、
地理上、歴史的にもシリコンバレーの中心に位置している。
大陸間鉄道の建設者で、州知事、連邦上院議員でもあった
リーランドLeland（1824―93）とジェーンJane（1825―1905）のスタンフォードStanford夫妻が、
15歳で亡くなったひとり息子を悼んで、
「カリフォルニアの子はみなわが子とならん」
と願い、1885年に創設した。
現在、「学問の七つの柱」と称される7学部（school）、
文理学、工学、教育学、経営学、地球科学、法学、医学をもち、
各学部は独立しながらも相互に関連しあい、
全学教授団を形成している。
教授団は学部課程と大学院レベルの学生の双方を教え、
学生は他学部の施設・設備を共用することができる。
大学院の質は全米ランキングでつねにトップを競う。
また、近隣のシリコン・バリーを中心とした「産学協同」は、
大学の研究と企業活動との共同事業のモデルと目されている。
スタンフォード大学のHP
駐車場に車を止めて、さあ、キャンパス散策に出発だ
著名な卒業生
▪ カート・アケレイ（MS）シリコングラフィックス共同創始者
▪ デビッド・ファイロ（MS）Yahoo!共同創始者
▪ ジェリー・ヤン（BS, MS）Yahoo!共同創始者、元CEO
▪ セルゲイ・ブリン（MS, 現在博士課程一時休学）Google共同創始者
▪ ラリー・ペイジ（MS, 現在博士課程一時休学）Google共同創始者
▪ ウィリアム・ヒューレット、ヒューレット・パッカード共同創始者
▪ デビッド・パッカード（BA）ヒューレット・パッカード共同創始者
▪ フィリップ・ナイト（MBA）ナイキ創始者
▪ スコット・マクネリ（MBA）サン・マイクロシステムズ共同創始者
▪ ビノッド・コースラ（MBA）サン・マイクロシステムズ共同創始者
▪ アンディ・ベクトルシャイム（MBA）サン・マイクロシステムズ共同創始者
▪ クレッグ・バレット（BS, Ph.D.）インテル元会長
▪ スティーブン・A・バルマー（MBA退学）マイクロソフト
▪ ジェームス・アルチン（MS）マイクロソフト元共同社長
▪ レン・ボサック（MS, CS）シスコシステムズ共同創始者
▪ サンディー・ラナー（MS Stat & CS）シスコシステムズ共同創始者
▪ バッド・コリガン（MBA）マクロメディア共同創始者
▪ 妹尾輝男（MBA）日本コーン・フェリー・インターナショナル元社長
▪ ヴィクター・グリンチ（Ph.D.）フェアチャイルドセミコンダクター創始者
▪ ステファン・ハドック（MBA）エクストリームネットワーク共同創始者
▪ トリップ・ハウキンズ（MBA）エレクトロニック・アーツ、3DO創始者
▪ ヘンリー・マッキネル（MBA, Ph.D.）ファイザー元CEO兼会長
▪ ジョン・モルグリッチ（MBA）シスコシステムズ元会長
▪ チャールス・R・スチュワッブ（MBA）Charles Schwab Corporation創始者、元会長兼CEO
この他にも著名な政治家、研究者、アーティスト、俳優、宇宙飛行士、スポーツ選手など枚挙にいとまがない。
ちなみに鳩山由紀夫元総理大臣もスタンフォードの卒業。
ラジオから流れる音楽が
ビヨンセの「HALO」に変わる。
孤独感の漂うメロディーが眩しい日差しと影のコントラストにしみ込む。
やがて空港を出て15分くらい走ったところで
「ユニバーシティーアベニュー」に到着。
そこでハイウェイを降り、右折する。
大学町のような通りをまっすぐ走り、
町の終わりが大学の入り口だった。
ハイウェイの降り口からずっと一直線。
道の両側にはロイヤルパームの並木が続く。
町と大学が一体となっている様子がよくわかる。
しばらくヤシの並木道を走ると
正面に広い芝のサークルが現れ
その向こう側に大学の建物が見えてきた。
おお～～ついに来た！
スタンフォード大学！
チャペル前の広場
駐車場はサークルに沿って設置されているけど空きがないぞ。
とにかくぐるっと1周回ってみて、
大学の建物に近いところに空きスペースを発見。
ラッキー！
と思いきや、
ここは大学関係者のための専用駐車場のようだ。
そりゃそうだよね、こんな便利な場所。
それならしかたないとまたサークルに戻って空きスペースを探しながら進むと、
一番遠いところに1カ所だけ空きを発見！
まあ遠くても駐車スペースがあっただけラッキーだったじゃないか。
（駐車料金は1ドル。先にパーキングマシンにコイン入れる。時間制限はありませんでした）
売店でランチ用のサンドイッチを買う
車を駐車場に止めて外に出ると、風が思いの他ひんやりとしている。
空気が乾燥しているせいで、日差しは強いが涼しく感じるのだ。
湿気と猛暑の夏の日本から来た者には
天国のような気候だね。
キャンパス内で一番高いのがフーバタワー
緑が眩しい芝の広場の先にスタンフォード大学の建物群が見える。
低層のスペイン風の建物で、
大学というよりちょっとした史跡のようにも見える。
チャペルも立派だ。
「大きくなったらこんなところに留学しろよ」
「うん」
カイが元気よく答える。
「おお、頼もしいね」
「ここがアメリカで一番頭のいい大学？」
すぐに返事をしなかったリュウが横からやや間をあけて聞く。
「いや、1番はハーバード大学かな」
「じゃあ、おれはそこに行く！」
「はっはっは、じゃあしっかりがんばれよ」
涼しい木陰でピクニックランチ♪
抜けるような青空の下、家族で楽しくおしゃべりしながら美しく手入れされたキャンパスを歩く。
鳥のさえずりが木々の葉ずれの音ととも風に運ばれてくる。
ああ、なんて平和な時間なんだろう！
キャンパス内にはもちろん車は走っていない。
今は夏休み期間中なので人かけもまばらだ。
カフェが閉まっていたので小さな売店でサンドウィッチと飲み物を買って、
チャペルの前の広場でいただく。
Happyなピクニック気分。
（サンドウィッチ4個と4人分の飲み物で22ドル）
それからキャンパス内で一番高いフーバータワーに登り景色を眺める。
ああ、ここも風が気持ちいいね♪
眼下に広がるスタンフォード大学のキャンパスを透き通った風が吹き抜けていった。
（大人2ドル子ども1ドル）
やっほーー！
展望室からの眺め。風がチョー気持ちいい～～♪