クスコの日本食レストラン
クスコの中心アルマス広場そばにある日本食レストラン金太郎の店内
ペルー子連れ旅行(長男中1、次男小4)滞在6日目、マチュピチュ駅からビスタドーム号でオリャンタイタンボに移動し、そこから送迎車でクスコに戻りました。クスコでは美味しい日本食レストランで夕食をいただきました。
向かえが来ない!
マチュピチュからペルー鉄道に乗っておよそ1時間半でオリャンタイタンボに到着しました。ここで現地旅行会社のスタッフと落ち合って、クスコのホテルまで車で送迎してもらう予定になっています。列車を降りて、駅の出口へ向かって歩きました。クスコ方面、この場合は列車の進行方向、へ進んだホームの先に出口があるはずです。オリャンタイタンボで降りた乗客の流れについて歩いて行くと、駅の出口のゲートが見えてきました。その先は道の両側に露店が並ぶ通りになっています。ゲートの外側でたくさんの送迎スタッフがネームプレートを掲げて乗客に声をかけていました。リュウの肩を支え「すぐ車に乗れるからもうちょっとの辛抱だよ」と励ましながら、私たちの名前の探します。
ところが、私たちのネームプレートが見つかりません。
そんなまさか、、
もう一度よく探してみましたが、私たちのネームプレートを持ったスタッフはどこにもいません。ええ~~どーゆーことですか!お迎えのスタッフが着てないということ??今までたくさん海外旅行をしてきましたがこんなことは初めてです。何でもなければ「これはめったにない珍しいことだ!」とこのシチュエーションを楽しむのですが、今はリュウの体調が悪いためそれどころであはません。
「遅れているだけじゃない?」
リュウを地面に座らせて、しばらく待つことにしました。そのうちたくさんいた向かえのスタッフも乗客もすべて立ち去り私たちだけががらーんとしたゲート前に残されたのでした。
不安はつのるばかり
リュウの体調がよくないので一刻でも早くホテルに行って休みたかったのですが、これは思わぬハプニングです。かといって待つ以外にどうしたらいいか方法が思いつきません。祈るような気持でただただ待ち続けました。
しかし30分ほど待ってもスタッフはやってきません。単に遅刻しているだけなら、30分も送れることがあるでしょうか?もしかしたらそもそも日にちや時間を間違えてるんじゃないか?それならここで待っていても無駄なんじゃないか?タクシーを拾ってクスコまで行くといくらお金がかかるのか?
日が陰って次第に暮れていくオリャンタイタンボの山並みをぼんやり見つめながら不安な気持が大きくなるのでした。
あきらめかけたとき
それからさらに30分くらい待ったでしょうか。これ以上待っても仕方ないから、自分たちでクスコへ移動する手段を考えようと決めたとき、通りの向うから2人のペルー人がこちらに向かって歩いて来るのが見えました。わたしたちを見つけると小走りに近づいて来て名前を確認したあと「ソーリー、ソーリー」とあやまりました。
「どうしてこんなに遅れたんですか?」
と怒りが爆発しそうになりましたが、それ以上に「ああ良かった」と安心した気持ちのほうが大きくて、とても怒るどころではありませんでした。それに日本語はもちろん英語も話せないスタッフに、スペイン語でクレームを言う気力もありません。
スタッフのあとをついて露店が並ぶ通りを駐車場のほうへ歩いて行きます。それから送迎車に乗り込んで、一路クスコへ向けて出発したのでした。
クスコに到着
オリャンタイタンボを抜けるとすぐに周囲の山々は夜の帳に包まれました。暗い山道をくねくね曲がったりいくつもの峠を登ったり下ったりしている間、もしかしたら送迎スタッフは駅のゲートではなく駐車場で待っていたのではないか?と考えていました。でも今となってはそんなことどうでもいいことです。リュウの体調が早く良くなってくれることを祈りながらいつしか私もうとうと眠りに落ちていきました。
それからどれくらい経ったでしょうか、ママもカイもリュウもみんなぐっすり眠っていたようです。車が止まった様子に目を開けるとクスコに到着していました。マチュピチュへ出発する前に荷物を預けておいたホテルミドリが今夜私達が宿泊するホテルです。
車が止まると中からホテルのスタッフが出てきてわたしたちを客室へ案内してくれました。
クスコの日本食レストラン
今夜は遅いし明日の朝も出発が早いのでこのまますぐ夕食を食べに出かけることにしました。ホテルミドリのスタッフにどこかおすすめのレストランがないか尋ねたところ日本食レストラン「きんたろう」がなかなか良いですよ、とのこと。
リュウは寝ていると言うので部屋に残し、ママとカイと私の3人できんたろうに向かいます。
日本食レストラン「きんたろう」はクスコのアルマス広場からすぐのところにあるます、、、あります。ホテルミドリからも歩いて5分かからない便利なロケーションです。でもペルーで日本食レストランで名前が「きんたろう」って、、
正直あまり期待していなかったのですが、2階へ上がるエントランスを見て、「これはホンモノだ」と一瞬で悟りました。
階段を登った先にある通路も、日本の古い旅館のような趣です。
案内されたテーブルに座ってメニューを見ます。
寿司、うどん、丼ものがずらっと並んでいました。
うほぉ~~これは美味しそう!!
かき揚げうどん、かつ丼、のり巻きをオーダーし、夢中になって食べました。日本と同じ味!というか日本にあってもこれはかなりハイレベルな美味しさです。
お通しで出されたきんぴらごぼうも、ペルーにいることを忘れてしまうくらいなつかしい味でした。
次男がペルーのウイルスに感染してホテルで寝込んでいると話したら、きんたろうのスタッフもその病気に罹ったことがあると言っていました。リュウのためにお持ちかえりのたまごロール(あんまり美味しかったので!)を追加でオーダーすると、リュウもために雑炊も作ってくれました。
これだけ食べてうれしいウーロン茶までいただいて料金は22ドルと超お得!
クスコに行って日本食が恋しくなったらぜひおすすめのレストランです。
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