【プーケットで子連れ旅行者におすすめのホテル】プライヴェートプール付きラグジュアリーヴィラ宿泊体験記
💕サワディークラッ!マリンスポーツ歴40年、東南アジアへの渡航歴50回以上のイルカパパです。今回は小2と小5の子連れ家族でちょっと変わった個人手配プーケット旅行に来ています。滞在4日目、ラフティングとエレファントサファリを満喫したあと送迎車でプーケット島へ移動し、ヴィラゾリテュードに到着しました。
プライヴェートプール付き超豪華ホテル・ヴィラゾリテュードプーケットに驚くほど安く泊まれたわけ
ヴィラゾリテュードは、プーケット島南端、シャロン湾を見下ろす高台に、2年の歳月をかけて建設された5つ星ラグジュアリーリゾート。熱帯雨林が覆い茂る15エーカーの広大な敷地にもかかわらず、客室数はわずか45という贅沢さ。しかもそのすべてに専用プライヴェートプールが付いているという、夢のようにブリリアントなリゾートだぜ、うぉ〜〜。
わたしたちは旅行の手配が出遅れたので、プーケットで人気の高い有名なホテルはどこも満杯、予約が取れなかった。あきらめかけていたとき見つけたのがこのヴィラゾリテュードだ。え?この時期でもまだ空きがある?それはラッキー☆すかさず予約を入れる。でも、冷静に考えると、こんな旅行直前に空き部屋があるなんて、だめなホテルなんじゃないのかーー、という疑問がわく。
ホームページの写真を見ると、客室もロビーもプールも、どう見てもゴージャス、ブリリアントとしか言いようがないおしゃれなホテルだ。けど、単に写真写りがいいだけかもしれない。何よりクリスマスが迫ったこの時期に部屋が空いているというのは、何か事情があるに違いない。
そうは言っても、他に手配できそうなホテルが見つからなかったので、我が家はもーここにかけるしかない。ま、だめだったら仕方ないや~~、くらいの覚悟を決めて予約した。
チェックインの手続きが終わり、フロントバからバギーに乗って案内されたのは、敷地の中でも最上段に並ぶヴィラ。このリゾートでは、すべての客室が1棟独立型で、まわりの音を気にすることなくゆっくり滞在できる。
「うっひゃぁぁ~~!、何これ?!」
「わっ、すっげぇーー!」
もしかしたらだめなホテルかもしれないという不安は、部屋のドアを開けた瞬間、見事に吹き飛ばされた。わたしたちが開けたドアは2階にあって、つまりヴィラの出入り口は2階にあるのだ。ドアをくぐり入り口から中に入ると、いきなりパティオがある。パティオは山の斜面にせり出すテラスのように作られており、まるで宙に浮いているような感じでとても眺めがいい。
そのパティオの右側がメインベッドルーム、左側がもうひとつのベッドルーム。ヴィラにある2つのベッドルームも、それぞれ独立しているということだ。
パティオから階段を降りて行くと、1階にはテラスとバーカウンターとプライヴェートプールがある。プールの横には大きなデイベッドが置かれたリビング。リビングのドアを全開すると、部屋から直接プールに入れる構造になっている。
リビングの奥にはトイレ/パウダールーム/シャワールームがある。バスルームは2階の2つのベッドルームにもそれぞれあるので、ヴィラ全体で3つのバスルームがあるということになる。また2階はもとより1階と言っても、山の高いところにあるので見晴らしがものすごくいい。
遠くにシャロン湾が見えるので一応オーシャンビューと言えなくもないだろう。
室内は、芸術品とも言える調度品やセンスのいいアジアン家具をしつらえ、細部まで丁寧なつくりになっている。またふんだんにタオルがあり、プールにお出かけ用のバッグまで置いてある。
クローゼットなど収納スペースもたっぷりある。
シャンプーやせっけんなどアメニティもセンスがいい。とくにレモングラスとラベンダーを合わせたエッセンシャルオイルを、お風呂に数滴たらして入ると最高に気落ちがいい。これはあんまりよかったので日本に帰ってからもお風呂で使っています。
困ったことは部屋が広過ぎて、どこのスイッチがどこの電気なのかわからないこと、ってそんなことかぁーー!
フロアマップ
ヴィラゾリテュードには他にも特筆すべき素晴らしいポイントがある。
そのひとつは、料金が驚くほど安いことだ。もともと東南アジアのホテルは、アフリカやヨーロッパのホテルと比べると、格段に料金が安い。その中で、今回のように1棟独立型プール付きヴィラは、タイをはじめ東南アジアで人気のホテルだが、ヴィラゾリテュードは、他のラグジュアリーヴィラと比較して半額近い料金だ。
わたしたちが泊まった404号室は、グランドプールヴィラ2ベッドルーム。家族4名で泊まることができるので、頭割りして1人当たりで計算するとお得感がさらに高まる。
ヴィラゾリテュードは、ビーチには面していない。でも各部屋にプールが付いているのと、大きなスイミングプールがあるので、子連れ旅行者にも不満はないと思う。インフニティエッジのプールから眺めるシャロン湾に沈む夕日は、ホテルのホームページでも特筆されるほど自慢の眺めだ。またホテルが山奥にあるため、車や人通りの音がまったくしない。高原リゾートにいるような静かで落ち着いたバカンスを満喫だきるだろう。
場所はプーケット島の南端で、シャロン湾とカタビーチのほぼ中間、島の中心プーケットタウンからも近い。あらかじめ予約しておけばホテルのロゴが入った専用車で、プーケットタウンやビーチへ送迎してくれる。もちろん無料。うははは、太っ腹〜!
こんなステキなホテルが直前の時期でも空いていたのは、そして料金が安かったのは、オープンして1年経っていないためあまり知られていなかったからだろう。それとこのホテルがビーチに面していないことも、料金が安い大きな理由。
プーケットに旅行に来る観光客の多くは南国の海や華やかやリゾートタウンを期待している。それなのにこのホテルはビーチからも便利なリゾートタウンから離れている。しかもオープンしたてで無名。それがこれだけの豪華設備のわりに宿泊費が安く設定されている理由なのだ。ひゃぁ〜〜。
わたしたちは、明日はラチャヤイ島へのシュノーケリングツアーを手配していた。でもあまりの部屋のゴージャスさに、こんなステキなホテルなんだから出歩くのがもったいない、ホテルでゆっくりすごうそう!というママの意見ももっともだと思った。
「いま何時?」(ちょっと待ってて)
「5時ちょっと前」
明日のツアーは6時までなら料金をとられずにキャンセルできる。それで大変心苦しく思ったが、理由を言ってブルーマリンさんにキャンセルの電話を入れる。わたしたちはシミラン諸島のシュノーケルツアーと、エレファントサファリ&ラフティング、パンガー湾シーカヤックツアー、そして明日のラチャヤイ島ツアー、すべてをブルーマリンさんでお願いしていたため、割り引き料金だった。
それが明日のツアーをキャンセルしてどうなるんだろうと思ったが、そっちは割引のままでいいと言う。ああ、なんて太っ腹なんでしょう。ありがとうがとうございます。これで明日は1日ホテルでゆっくりすることが決まった。
じゃあ、これからどうしようか?
「恐竜をモチーフにしたパターゴルフへ行ってみる?」
「あ、行く行く!」
恐竜をモチーフにしたレストランも併設されているので、のぞいてみてよかったら食事もそこでしようか?やった~~。善は急げ!ということで早速カタビーチへ向かうのだった。
*ホテル専用車で無料送迎
設備
- スイミングプール
- レストラン&グリルバー
- ビリヤードコーナー
- 図書室
- スパ
客室タイプ
- デラックスプールィラ1ベッドルーム
- グランドプールヴィラ1ベッドルーム
- グランドプールヴィラ2ベッドルーム
- 4ベッドルームプールヴィラ
ヴィラゾリテュードの朝食
プーケット滞在5日目。ディノパークでパターゴルフをして盛り上がった翌朝。ヴィラゾリテュードの朝は快適だ。こんちしょ〜〜。ホテルが高台にあるため、見晴らしがとても良い。
寝室は270度ガラス張りのパノラマビュー。ベッドに横たわったままでも、遠くシャロン湾に浮かぶ岬や小島まで見渡せる。周囲の森からは、鳥の鳴き声や葉ずれのささやき、そよ風のはらはら舞う音が、モーニングシャワーのように降り注ぐ。ナイスプレー!
となりの寝室で寝ているこどもたちのところへ行ってみたら、予想に反してまだ眠っていた。昨日はゾウに乗ったり、滝壺で泳いだり、ラフティングまでしたうえに、夜は遅くまでパターゴルフで盛り上がったから、きっとお疲れなんだろー。でもそろそろ起きて活動をはじめなきゃ。
せっかく今日1日のんびりできるからって、あんまり朝寝していると、あっという間に今日が終わっちゃうよ。
さー起きよー、朝メシを食べに行くぞ!その声に、真っ白なベッドシーツにくるまっているこどもたちが、もぞもぞと動き出す。まるで蚕の幼虫のようだ。いつまで寝てんだよ、さっさと起きろ!ほ~ら、あんまりうだうだしているからママのかつが入っちゃった!
顔を洗ってさっぱりしたら、歩いて朝食会場へ行ってみよう。ヴィラゾリテュードの朝食は、フロントのある建物から大階段を下ったプールのとなりにある「グリル180度」でいただく。朝食は好きなものを好きなだけ取っていいビュッフェスタイル。白いごはんや味噌もあるから日本人には嬉しいです。
見晴らしのいいレストランで美味しい料理を頂きながら、ゆっくり今日の予定を話し合う。ああ、今がサイコーの瞬間だね!眩しい朝の光の中、遠くシャロン湾の空を、白いかもめがはばたいていた。
ヴィラゾリテュードのプール
朝食が終わったら水着に着替えてプールへ急行!今日は出かける予定がないので、たっぷり遊べるぞ~~。ヴィラゾリテュードのメインプールは、見晴らしのいいインフニティエッジプール。水に深く浸かって遠くを見ると、プールエッジの水がシャロン湾に吸い込まれていくように見える。周囲はぐるっと緑の森にかこまれて、とても静か。
癒しのパワースポットのような環境だ。
プールに到着してみると、誰もいない。年末の書き入れ時期のはずなのに、このホテルにはあまりお客さんが入っていないようだ。大丈夫かな~と余計な心配をしてしまう。でもそのおかげで、こんなステキなプールが、わたしたちの独占状態。プライヴェートプールとして使えるっちゅ~わけだ。ウハハハ、こりゃいいね。
とりゃぁぁ~~!勢いよくプールサイドから水に飛び込むこどもたち。きらきら水の雫が宙に舞い、そのガラスのような玉の中に、緑の森や青い空や、シャロン湾の海が浮んで見える。ああ、寒い日本を出発して、こんな天国のようなリゾートで、こどもたちとプールで遊んでいるなんて、なんだか申し訳ないような気持ちにだ。
「ねーねーパパも一緒に泳ごうよ!」
なんだ~~しょーがねーなー、よ~し、それじゃあリクエストお答えしちゃって、パパも久しぶりに暴れちゃおうかなー!
こどもが大きくなってくると、親にとってちょっとプールで遊ぶのも大変な運動です。小さかった頃のような生易しい遊びではもう満足してくれない。それどころか、こっちが本気で遊んでへとへとになったって、子供にはまだ物足りないという状態だ。本当にいつの間にか強くたくましくなっているんだね。こどもの成長はとても嬉しいことだけど、そのペースの早さに親として寂しさを感じることもある。
でもこどもは今だって成長の途中で、きっと何年か後に振り返ったら、この瞬間でさえ胸が痛いくらいなつかしく思い出されるんだろう。
カイが小学5年生で、リュウが小学3年生で、
みんな明るく元気にプーケットのホテルのプールで大笑いした
2008年のこの冬休みを、いつまでもパパとママの記憶に刻んでおこう。
アメリカの中学校教師、イタリアの靴職人、アフリカの孤児、アラブの大富豪、モルジブの漁師、スペインの病院の看護士、日本の農家のおばあちゃん、世界のどこにいたって、どんな人にだって、時間は平等に過ぎてゆく。
今という時間をどう感じるかが、幸せな人と不幸な人の分かれ目ではないだろうか。
昨日の後悔も、明日の心配も、今という時間が過ぎてゆくことに比べたら、とるに足らないちっぽけなことなのだから。
密かなミッション
今回の旅行でわたしは密かな目的がある。それはあるタイの歌手のCDを買うことだ。その歌手は1980年代後半から90年代にかけて、大ヒット曲を生み出し続けた、タイを代表するシンガーソングラーター。悲しい詩と甘いくせつない歌声で多くの人々を魅了した。
わたしは、1989年から93年にかけてたびたび仕事でバンコクを訪れていたが、タクシーのカーラジオでも、レストランでも、ショッピングモールでも、そこらじゅうで彼の歌声が流れていた。その時はタイではまだCDがなかったので、カセットテープを買って日本に持ち帰っ聴いていたが、さすがに20年の月日が流れて、そのカセットも何年か前にすり切れてしまった。
15年ぶりのタイ。今回の旅行では、ぜひ彼のCDを買って帰りたいと思う。しかし手がかりはないに等しい。カセットテープについていた歌詞カードはタイ語なので、彼の名前も、その歌の題名もわからないのだ。(しかも消失)
たったひとつの手がかりは、私の記憶の中にある、彼の代表作と思われる歌のメロディーを鼻歌で口ずさめるというもの。
そんな雲をつかむような目標を持って、わたしは今タイにいる。
2008年もあと5日で終わろうとしていた。
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ビリヤードゲームにハマる
「アレ何?」インフィニティエッジのプールから見ると、水に浮いているようにも、周囲の森に浮いているようにも見える。三角屋根のちょっと不思議な建物。壁や窓はなく、もちろんドアもなく、何と言うか展望台のようにも見える。
最初、プールで興奮して遊んでいるうちは気付かなかった。そのうち余裕が出てきて、ただ視界に映っていたものの正体が気になり始めたまさにそんな瞬間、カイがその建物を指指して声をあげたのだった。
「何だろう?」
「さぁー、何だろうね、わかんない」
「ちょっと行ってみようか」
強力な磁石に吸い寄せられる砂鉄のように、我々はプールからあがって、デッキの橋をわたりその建物に向かう。
ビリヤードコーナーだった
「あ、ビリヤードだぁ!」
前を歩いていたカイが声をあげ、ダッシュで駆け寄る。
「え、ホント?」
それを聞いてリュウも走り出す。
あとからわたしとママもついて中に入ると、本当に展望台のような、見晴らしのいい開放感のある広い空間に、ビリヤードとサッカーゲームが置かれていた。
ビリヤードとのかかわり
さっそく目をきらきら輝かせて遊び始めるこどもたち。カイもリュウもビリヤードが大好きだ。どこでそんなもん覚えたかと言うと、最初はママの妹家族が住むシアトルに行った時だ。ママの妹家族は郊外の大きな家に引っ越して、地下のゲームルームに大きなビリヤードコーナーを作っていた。そこで毎日、マイクおじさん(ママの妹の旦那)たちとビリヤードをやって、楽しさの片鱗に触れたのが始まりっちゅ~わけだ。(*2003年、2004年、ワシントン州子連れ旅行記はまだ準備中です)
そして本格的にはまったのが2007年のハワイ旅行の時。その時滞在したバケーションホーム(貸別荘)のリビングにビリヤードがあって、朝といいい昼といい夜といい、ちょっとヒマさえあれば夢中になって遊んだのだった。
その次は、2008年のインドネシア/メナド旅行の時。やはりプールサイドのリビングスペースのような所にビリヤード台が置かれていて、この時ホテルのゲストはわたしたちだけだったから、こりゃまた夢中になって遊んだ。
独占状態
嬉しいことに、今もこのビリヤードコーナーにいるのはわたしたちだけ。独占状態なので好きなだけ遊べる。水着のままあはあは笑いながら、ビリヤードやサッカーゲームに熱中するのだった。そしてゲームにあきたらプールで大暴れして、水にあきたらまたビリヤードで盛り上がるという、まさにはずれなしの宝くじ状態で楽しんだ。
そんなこんなで時間の経つのも忘れて遊んでいたら、いつの間にかお昼なっていた。ああーもうこんな時間かーー。お腹もすいたし、あちょいと近くの街まで買い物がてらお昼を食べに出かけようかー。
こどもたちは買い物と聞いて、渋々だったけど、お腹が減っているのでお昼を食べない訳にはいかない。
「でも買い物から帰って来たらまたプールで遊ぶよ」宣言。
いいよー今日は何も予定がないから、も~気のすむまでプールで遊びな。
「絶対だからね」
こうしてわれわれは、しばしプールとビリヤード台に別れを告げて、街の人になるのだった。
この記事があなたの子連れプーケット旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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