【プーケット国際空港に到着】空港からの移動手段、料金、時間、利便性の比較
😊サワディークラッ!マリンスポーツ歴40年、東南アジアへの渡航歴50回以上、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
小2と小5の子連れ家族4人でいよいよプーケットに到着。今回は空港からの移動手段について説明するのじゃ。
プーケット国際空港
プーケット国際空港はタイ最大のリゾート地プーケット島の北西に位置しているよ。
2016年9月に国際線ターミナルの工事が完了。到着ロビーには、SIMカードなどを購入できる携帯ショップや、郵便局、コンビニ、ドラッグストア、荷物預り所、両替所、レンタカーショップ、などが入ってぐっと広く快適に過ごせるようになった。現在は、国際線、国内線、ターミナルXの3ターミナルが稼働中。
プーケットタウンまでの距離はおよそ32キロ、ホテルやリゾート施設が集中しているパトンビーチまではおよそ37km。けっこう中心部から離れているんだ。しかも空港にアクセスする電車や地下鉄はない。プーケット空港に到着したら、バスかタクシーを利用して移動するのが一般的だよ。
<空港から島内の主要ポイントまでの距離と車での移動時間の目安>
行き先 | 距離 | 所要時間 |
パトンビーチ | 37km | 50分 |
プーケットタウン | 32km | 40分 |
カタビーチ | 47km | 70分 |
カロンビーチ | 43km | 60分 |
スリンビーチ | 23km | 30分 |
マイカオビーチ | 8km | 20分 |
プーケットへの移動手段と料金
- リムジンタクシー
- メータータクシー
- 乗り合いタクシー
- エアポートバス
- 路線バス
- 送迎サービス
1.リムジンタクシー
前払い制。車種や大きさによって料金は異なる。プーケットタウンへは650バーツ、バトンビーチへ800バーツ、カタビーチ1000バーツ。宿泊するホテルまで送迎してくれるっちゃ。
2.メータータクシー
走行距離などによって料金が加算されるが交渉可能。
一般的な料金はプーケットタウンまで650バーツ、パトンビーチまで800バーツ、カタ・カロンビーチまで900〜1000バーツ。※空港利用料100バーツ別途加算。繁忙期や深夜は割増あり。
友人は(男1人)タクシーに乗るやドライバーに風俗店をすすめられ、交渉の末空港から風俗店に行き、事が終わるまでドライバーは待機、その後ホテルまで送ってもらったという。タクシー代は無料。ドライバーは風俗店からバックマージンを受け取っているのだろうけど、トータルの料金に納得できれば本人の判断次第。ただし、1件目が終わってホテルへ向かう途中、執拗に2件目に誘われたとのこと。
さすがにこのケースは子連れ旅行者にはあてはめることはできないけど、タクシーの走行料と相殺できる何かを交渉材料にできればお得な手段だと思う。
3.ミニバス(乗り合いタクシー)
同じ方向へ向かう乗客をミニバンに乗せて走る乗り合いタクシー。人数が揃った時点で出発するので、出発時間が読めないこと、乗客の降車場所によっては時間がかかることがデメリット。同じホテルに宿泊する乗客が同時に4〜5名集まればラッキーかな。
料金はプーケットタウンまで1人150バーツ、パトンビーチまで180バーツ、カタ、カロンビーチまで200バーツ。
4.エアポートバス
エアポートバスはプーケットタウン行きのみで、毎日6時30分〜20時30分頃まで60〜90分に1本の間隔で運行しているよ。
途中いくつかの降車場があるけど、便によっては停まらずに通過するぞ。
終点プーケットタウンまで1時間20分、タクシーやリムジンタクシーより時間がかかる。その代わり料金は100バーツとお手頃。ドライバーに直接支払うので、少額のお金を用意しておこう。
またプーケットタウンのバスターミナルからは、カオラックやその他多方面へバスが発着している。料金は100km以上離れたカオラックまで乗車しても120バーツほど。時間があってお金を節約したい旅行者にはオススメの方法だよ。
5.路線バス
ブルーラインは、プーケット国際空港を出発後、スリンビーチ、パトンビーチ、カロンビーチ、カタビーチ、ラワイビーチを走行。プーケット島西海岸の主要スポット・リゾートエリアを南北に縦断するルートじゃ。おお〜〜。
運行は午前6時~午後8時まで、45分間隔の1日32便。運賃は距離に応じて50~170バーツ。車内ではフリーWi-Fiが利用可能で各座席にはUSBポートも完備しているぞ、やったー。支払いはプリペイドカードのみ、カード代は運賃とは別に100バーツかかる。車内でも購入できる。
6.送迎サービス
プーケットのほとんどのホテル、サーフショップや現地ツアー会社で、事前予約で送迎サービスを提供している。料金の目安はホテルの場所にもよるけど1台1000バーツ以上。
料金は高いけど子連れ旅行者にはおすすめの移動手段だよ。日本からプーケットへは直行便がない。だからバンコクとか香港とかクアラルンプールとかで乗り継ぎをして到着するんだけど、そうするとプーケット空港到着が深夜となることもまれではありません。
そんなとき、リムジンタクシーやミニバスの手続きに時間がかかっては疲れてしまう。子供にも大きな負担だ。でもあらかじめ送迎サービスを予約しておけば、空港到着後、ほとんど時間のロスなくスムーズにホテルへ移動することができるよ。
スコールなど悪天候で到着便が遅れた場合でも、ドライバーが新たな到着時間に合わせて待っていてくれます。不測の事態でも、旅をストレスフリーで始めることができる点は子連れ旅行者にとって大変心強いぞ。
プーケットへの移動手段のまとめ
リムジンタクシーよりメータータクシーの方が安い印象があるけど、メータータクシーは空港使用料が加算されるので留意しよう。うまく交渉できればリムジンタクシーのほうが安くできるぞ。
乗り合いタクシーも一見安く見えるけど子供4人なら200×4=800バーツとタクシーと大きな違いはなくなる。子連れにおすすめの送迎サービスも高いと言っても、リムジンタクシーとの差額は200〜300バーツ程度、日本円して700円〜1000円くらいだ。夜中の移動で子供たちを危険にさらすリスクへの保険料だと考えれば安いもんじゃないかなー。
カオラックへの行き方
プーケット空港からプーケットとは反対方向(北西)にある高級リゾートエリア・カオラック方面へも、タクシーが主要な移動手段だ。空港からカオラックまでの移動時間はおよそ1時間。
- リムジンタクシー
- メータータクシー
- 送迎サービス
- 路線バス
1.リムジンタクシー
前払い制。料金の目安は1200〜1800バーツ。空港のリムジンタクシーカウンターで交渉する。車のグレードやホテルまでの距離によって異なるが強気で交渉しよう、ファイト!
2.メータータクシー
こちらも事前交渉可能。料金の目安は1200〜1800バーツ。ネットで事前に予約できるタクシー会社もある。*このケースは「送迎サービス」とも言えるね
3.送迎サービス
我が家が現地ツアー会社を通じて事前に予約したときは家族4人で2500バーツだった。だけど2019年9月現在では2000バーツとかそれ以下でも交渉可能になっているぞ、うははは。
4.路線バス
ものすごく大周りで時間がかかるけど、「こんなこと一度はやってみたい」「時間よりお金優先」っていう人はチャレンジしみよー。空港からエアポートバスでプーケットタウンへ行き、そこからカオラック行きの路線バスに乗る、という方法。乗車時間の目安はだいたい3時間、料金はトータルで240バーツと破格の安さ!おおーー!
プーケット国際空港に到着
機内食、ひゃっほ〜
わたしたちがクアラルンプールで乗り継ぎした飛行機はマレーシア航空790便。クアラルンプールからプーケットまでの飛行時間は、およそ1時間10分じゃ。790便のシート配列は3-3。これは4人家族にはちょっと困るねー。わたしたちは窓側から並びの3席と通路をはさんで1席の、横並びの4席にしてもらった。
搭乗率は70%くらい。食事は出ないと思ったのでクアラルンプールのバーガーキングで食べてしまったのだが、機内で夕食が出ちゃった。オーマイガー!
「フィッシュボールやきそば」か「ピザ」を選べて、チョコバーとパンドケーキのデザートがもれなく付いてくる。ほほほ、これが見た目からは想像できないくらい美味しいから困った。結局、なんだかんだで夕食2回食べちゃったよ~~。オーマイガー!
実は時差があります
離陸は定刻より5分遅れて午後6時15分。でも定刻通り午後6時25分にプーケット国際空港に着陸した。ってあれ、離陸から着陸まで10分っておかしくない?いえいえ、これでいいんです、とくがわいえやす。マレーシアとタイの間には1時間の時差があるからです。そーだったのか!ほうびを授けよう。
1時間ほど飛行機に乗ったのに10分しかたってないなんて、なんか得した気分だけど、帰りにその分とられます。ひ〜〜。帰りは1時間しか飛んでないのに2時間経つから要注意。あひゃぁ〜〜。
ついに到着
プーケット空港は、プーケット島の北西に位置する国際空港。滑走路こそ3000m1本だが、タイ国内、アジア主要都市はもちろん、モスクワやウィーン、フランクフルトからもフライトが就航している、正真正銘の国際空港だ。って正真正銘じゃない国際空港ってなにー?!
食事をしたり、本を読んでいたら、1時間10分なんてあっと言う間。わたしたちを乗せたMH790便は、夕闇がせまるプーケット国際空港に静かに着陸した。お疲れ!
到着から入国審査、税関までの流れ
わたしたちはマレーシアから国際線で到着したので、国際線ターミナルに到着。ブリッジを渡りターミナルビルに出て1階に降りる。少し歩いた先にまず入国審査のカウンターがあった。列に並んで順番になったらパスポートを渡して手続きを待つ。けっこう時間がかかるが何も質問されなかった。
入国審査が終わるとさらに先に進んでバゲージクレームで荷物を受け取る。わたしたちの荷物はすでにターンテーブルの横に置いてあった。無料のカートに荷物を積み、税関を抜け、ドアーの外に出る。ドアの向こうにはタクシーやホテルを勧誘する人が数人いたが、そこはまだ建物の中だ。
そのホールにはインフォメーションデスクやレンタカーのカウンター、それに両替所があった。ここで3万円両替する。
それからさらにドアをくぐって本当に建物の外に出る。そこにはゲストを迎えに来た現地旅行会社のスタッフが大勢いた。冷房の効いた館内から外に出ると、むっと湿気をはらんだ南国の夜風がからまってくる。それは木枯らしの国から到着したばかりのこわばった身体を、一瞬でときほぐす癒しのプレリュード。うははは。
ああ、ついにプーケットに着いたぞ!これからどんな出会いが待っているんだろう?どんな冒険が待っているんだろう?きっと最高の冬休みになる。そんな予感を胸に、空港の車寄せの間からのぞく南の島の夜空を見上げた。
プーケット国際空港への定期乗り入れ航空会社
- タイ国際航空
- オリエント・タイ航空
- ワン・トゥー・ゴー航空
- バンコク・エアウェイズ エア・アジア
- マレーシア航空
- シルクエアー(シンガポール)
- チャイナエアライン
- エバー航空
- 香港ドラゴン航空
- 中国国際航空
- 中国南方航空
- ジェットスター航空(オーストラリア)
- トランスアエロ航空(ロシア)
- LTU航空(ドイツ)
- マーチンエア(オランダ)
*その他チャーター便も飛んでいます
定期就航路線
タイ
- バンコク
- ウタパオ
アジア
- クアラルンプール
- シンガポール 台北 (台湾桃園)
- 香港
- 北京
- 上海 (浦東)
- ソウル (仁川)
- 東京 (成田)
オセアニア
- シドニー
ヨーロッパ
- モスクワ
- ウィーン
- フランクフルト
- ミュンヘン
- チューリッヒ
- アムステルダム
- ヘルシンキ
我が家がプーケット空港に到着した時、バンコクでは空港閉鎖の大事件が起きていた
*この旅行記時は2019年9月に再編集しています
ご記憶の方も多いと思うが、2008年の年末、バンコク/スワンナプーム国際空港は、反タクシン派の市民団体「黄色シャツ党」に占拠され、1週間近く閉鎖された。もしわたしたちが、タイ航空利用/バンコク・スワンナプーム国際空港経由での行き方、を選択していたら、どこかで足止めをくらうか旅行そのものが中止になっていたかもしれない。
前述したようにわたしたちは、マレーシア航空を利用し、クアラルンプール経由でプーケットへやって来たため、バンコク空港閉鎖という前代未聞の事態から、何の影響も受けずにすんだのだ。ラッキー!
あ~~、つくづくツイてるなと思う。本当にありがたいことです。メルシー、グラッチェ、スパシーバ!
プーケット空港でレンタカーを借りなかった理由
さて大きなトラブルもなくプーケット空港に到着したわたしたち。わたしたちのホテルがあるカオラックは、プーケット島の北側の本土西海岸に位置している。プーケット国際空港がプーケット島の北にあリ、プーケット島北端と本土が橋で結ばれているため、カオラックは思ったより遠くない。ただ公共交通機関がないので、どうやって行くか考えなければならない。
これがアメリカやヨーロッパならレンタカーを借りて自分で運転していくだろう。しかし、タイでレンタカーというのは、あまり合理的な選択ではないかもしれない。
その理由は
- 人件費が安いのでタクシーや送迎車を手配したほうが料金が安い
- 運転事情や道路事情に不安がある
- 保険制度や、万が一事故にあったとき、警察や裁判が信用できるかという問題がある
わたしは子連れ旅行者にはレンタカーが便利だと思っているが、今回はそんなわけで、レンタカーで行く方法は選択肢からはずしたぞ。
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タクシーでもなく
次に考えたのは空港からタクシーで行く方法。
でも、ここでもある不安が脳裏をかすめる。バンコクの空港が今のスワンナプームになる前、ドンムアン空港だった頃、1980年代の終わりのことだが、旅慣れた日本人観光客が空港からタクシーに乗ったところ、拉致され、お金を奪われた上に命まで奪われる、という事件が数回起こっている。まあ当時と今ではタイのGDPも治安事情も大きく異なるので、まさかそんなことは起こらないだろうとは思う。
しかし、これはわたしの1人旅ではない。大切な家族との旅行でそんな目には万が一でも遭ってはならない。まして暗くなってからの到着~移動となるので、なおさら余計な心配はしたくない。いろいろ考えた結果、わたしは現地旅行会社に依頼して空港からホテルへの送迎サービスをお願いすることにした。
料金は家族4人と荷物で2500バーツ。タクシーより多少高くなるが、それは保険と考えよう。
送迎車の手配は今回の旅行で参加するエクスカーションをお願いした「ブルーマリン」さんに頼んだ。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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