ノシベ空港からエルヴィルビーチへ移動
空港を出て遠くに海が見える尾根道をくねくねと進んでいたら、突然が車が止まった。
何だろうと思って窓の外を見ると、ドライバーが車から降りて道ばたの草の中でカメレオンを捕まえている。
ええーー!アンタ今運転してたでしょ、運転しながらそのカメレオンを見つけたっていうの?
いったいどんな視力をしてるんでしょうか。
メスのカメレオン / こっちはオスのカメレオン
モレル夫妻は驚いた
わたしたちは昨日までペリネにいたから、道端にカメレオンがいたからって、そりゃあ少しは驚くけど、初めて見た時ほどの興奮はない。でもマダガスカル本島を経由せず、イタリアからノシベに着いたばかりのモレル夫妻は、月が落ちてきたみたいに驚いていた。そして夫婦で大興奮しながら何枚も何枚も写真を撮っていらっしゃいました。
イランイランの花、とってもいい香り / イランイランの木
これがイランイラン
それからドライバーさんは、道端に咲いてるイランイランの花を摘んできてくれた。車の中いっぱいに甘い香りがひろがる。
イランイランは、香水やエッセンシャルオイルの原料として使われ、甘く官能的な香りから「夜の香水」とも呼ばれている。エッセンシャルオイルは、スパでマッサージオイルに使われることも多い。ノシベに来るとさすが産地だけあって、おみやげでもたくさん売られている。
エルヴィルの市場前の広場 / カラフルなたらいや洗面器
マーケットで両替
さて車はいったん郡都のあるエルヴィルへ向かい、町の中心、マーケットの前で止まった。イタリアから直接やって来たモレルさんは、マダガスカルの通貨を持っていないので、ここで両替をするらしい。ちょっとあやしげな現地の人が車に近づいてきて直接交渉、けっこういいレートで交換できたみたいだ。
エルヴィルビーチ
それから今来た道をいったん途中まで引き返し、大きく海のほうへカーブしながら下ってゆく。空港から30分くらい走ったところでエルヴィルビーチに到着し、わたしたちは車からおろされた。
エルヴィルビーチはビーチ沿いにホテルやレストランが並んでいるリゾートエリアだ。どうやらここからボートに乗り換えて、われわれの泊まるホテルのあるイランジャ島へ向かうようだ。