ベルナーオーバーラントきっての高級リゾート・ウェンゲンでケーキを買ってどこで食べるの?
ウェンゲンとは
スキーのワールドカップ、ラウバーホルンレースが開催されることで有名なウェンゲンは、
ベルナーオーバーラントきっての高級リゾートだ。
氷河が作ったU字谷の中で最も美しいと言われている、
リュチーネ谷の東の断崖上にあり、
谷の反対岸の断崖から流れ落ちる
シュタウプバッハの滝や、
南の空に屏風のように聳え立つ
ユングフラウの威容を仰ぎ見ることができる。
ウェンゲンアルプから登山電車に乗り20分ちょっとで、
このおしゃれな町に到着した。
ウェンゲン駅に到着 / 駅前のホテル
村には外に通じる道路がない。
ガソリン車の走行を禁止しているため
通りを走るのは電気自動車と馬車だけ。
澄んだ空気と静かな環境をもとめて、
ヨーロッパ中から観光客がやって来る。
メインストリート
ウェンゲンはラウターブルネンとクライネシャイデックを結ぶ登山鉄道の途中にある。
ウェンゲン駅で下車したわたしたちは、
駅舎の屋根に立っているかわいい時計台を振返りながら
メインストリートのほうへ向った。
駅前広場を山のほうへ少し歩いて
そこから左手に伸びる通りがメインストリートだ。
通りにはレストランやカフェ、ケーキ屋、みやげ物店、ホテルなどが軒を連ね、
観光客がのんびり散策している。
自動車が走っていないので
とても落ち着いてオシャレな雰囲気だ。
ママはさっそく1軒のパン&ケーキ屋に突入。
いきなり
美味しそうなケーキを買っている。
「どこで食べる気?」
「ハイキングの途中で休憩して食べようよ」
ええ~そんな素敵な計画ですかぁ~
賛成!
こどもたちも
「やったー!」
「すげー!」と
上へ下への大喜びだ。
だっ、いや、だから
こんなおしゃれなお店の中でさわいじゃいかん。
そもそもお前ら外で待ってろよー!
ロープウェイ乗場
グリンデルワルドでは日本人をとても多くみかけるが、
ここでは皆無。
ゆったりとリゾート気分に浸りたい人にはおすすめだ。
ロープウェイ乗場は、ママがケーキを買ったお店のちょっと先、
テニスコートとパターゴルフ場の間にあった。
ここからロープウェイでメンリッヒェンに行き、
最後のトレッキングを楽しむ計画。
ロープウェイの運行は15分ごと、
所要時間は5分。
料金は片道CHF23。
スイスパスで半額になった。
メンリッヒェンへ
「おお~、あんな高い所から降りてくるよ!」
ロープウェイ乗場のとなりにあるテニスコートから見上げると、
はるか上空から豆つぶのようなゴンドラが
ゆらゆら降りてくるのが見える。
それがだんだん大きくなり、
みるみる近づいて来た。
乗場へ行ってみると乗客はわたしたちだけ。
だはははー
こんな大きなゴンドラが
わたしたち家族専用なんて
とってもいい気分じゃありませんか。
眺めもすごい。
ウェンゲンとメンリッヒェンの
高低差はおよそ1000メートルある。
わたしたちを乗せた銀色に光るゴンドラは、
その距離をまるで飛ぶように一気に上昇した。