ハンガロア村

2019年1月31日

ハンガロア村

ハンガロア村はイースター島唯一の村で、島民のほとんどがこの村に住んでいる。

そして、村の中心である市場から半径200m以内に、

郵便局、銀行、教会、みやげものショップ、レストラン、図書館、市役所、スーパーなど

主要な施設がすべてが集まっている。

 

ハンガロア村のメインストリートは南北に伸びる

アタム・テケナ通り」と、

港から内陸にむかって東西にのびる

テ・ピト・オ・テ・ヘヌア通り」。

 

この2つの通りが交差するあたりに、

村でいちばん大きなおみやげものショップとインターネットカフェがあり、

外国人旅行者の姿も目にする。

 

ハンガロア村の写真 村のカフェ 

                                     アタム・テケナ通り / 村のインターネットカフェ / おじいさんとすれ違う

 

ホテルからアタム・テケナ通り

 

ホテルのメインロビーを出て山側に200mくらい歩くとすぐアタム・テケナ通りにでる。

ただこの200m足らずの道はいきなり強烈だ。

 

木々がうっそうと繁りまるでジャングルに迷いこんだよう。

未舗装の赤茶けた土がむき出しの道だ。

 

ホテルのメインロビーを1歩出ただけでこんな状態?

灯りもないので夜なんか真っ暗だ。

 

1度、ハンガロア村のレストランで夕食を食べてホテルに帰るとき、

この道で現地の男の人とばったり出くわした。

 

「こんな真っ暗な夜道で、こっちは小さなこどももいるし、やだなー」

 

と警戒しながらすれ違ったのだが、

よく見るとむこうも、

 

 

目を合わさないように、

 

警戒しながら、

 

むしろ脅えながら、

 

足早に去っていった。

 

 

なんじゃそりゃ~!

 

村のスーパー ハンガロア村のレストラン はん村のおみやげショップ

                                   よろず屋 / インターネットカフェ / おみやげショップでバンダナ風の帽子を買う 

 

アタム・テケナ通り

 

アタム・テケナ通りはメインストリート、といってもお店がぎっちりつまって並んでいるわけではない。

空き地や木々が繁ってる中にお店がポツンポツンある、という感じだ。

 

人通りもまばらで、車もほとんど走ってない。

時々馬にまたがった人が通り過ぎていき、

とてものどかな雰囲気。

 

道はその先のテ・ピト・オ・テ・ヘヌア通りにむかってゆるやかな下りになっている。

 

ホテルから来た道とアタム・テケナ通りが交わるところを、左に曲がってみる。

 

ちょっと行った所に衣類や木彫りのみやげものを売ってるお店があった。

店内にイースター島の民族音楽が流れるその店の名は

「アナケナ」

島の北西にある白砂のビーチと同じ名前だ。

 

店内にはところ狭しと衣類やみやげものが並び、

モアイの図柄がプリントされたTシャツや布など、どれもセンスがいい。

 

このお店はシエスタ(昼休み)がなく

クレジットカードも普通に使える。

店員さんの対応もとてもいいし、

何より英語を話してくれるのでありがたい。

 

わたしたちはこどもの帽子を探していた。

タヒチで、風に飛ばされてなくなってしまったのだ。

 

帽子もモアイをモチーフにしたデザインでなかなかいいものがあるのだが、

野球帽タイプではまた風に飛ばされてしまう可能性がある。

 

その時目にとまったのが、

 

バンダナタイプの帽子だ。

 

モアイとロンゴロンゴ文字のデザインがとってもかっこいいうえに、

あたまにかぶって後ろでむすぶので、

風に飛ばされる心配もない。

 

これならさっそく今日から使えるぞ!

 

色は白と黒と緑の3色。

白もとってもかっこいいのだが、よごれがめだっちゃうので黒を2つ買うことに。

値段は1つ10ドル、おみやげ用にも欲しかったが、残念ながらこの2つでおしまいだった。

(ちなみにこのお店は空港の出発ターミナルにもあって、フライトの時間にあわせてオープンしている)

 

アナケナと道の反対側にあるのが、

とびっきり美味しいエンパナーダが食べれるお店

「アリキ・オ・テ・パナ」

 

そのとなりに食料品や雑貨、おもちゃまで売っているよろず屋がある。

ここでミネラルウォーターを購入。

実はこのお店に「地球の歩き方/イースター島編」を置き忘れて来ちゃったのだが、

あとで取りに戻ると、

なんと本は

 

置き忘れたそのままの状態だった。

 

ハンガロア村の市場  

                  ハンガロア村の市場で子供達が熱烈歓迎される

 

市場 

 

さらにアタム・テケナ通りを歩いていくと市場があった。

どんなものを売ってるんだろう、と外からのぞいていると、

うずたかく積まれた珍しい野菜のかげからおばさんが現れて、

こっちに来いと手招きしている。

 

えっ、おれたち?えーどうしよー、

と迷ってたらそのスキにカイとリュウは素早くおばさんのところへ近寄る。

 

「あっ、ちょ、まて、」。

 

仕方なくわたしたちもあとを追って市場の中に入っていった。

 

市場の中は外見からは想像できないくらい広く、

見たこともない野菜が並んでいる。

 

しかしお客は1人もいなくて、

みんなひまそうに座りこんでおしゃべりしていた。

 

「わたしの名前はメアリーよ」

「おれはカイ」

「オレリュウ」。

 

こどもたちとしばらく話したあと

メアリーは野菜を見せてくれて、

最後にはバナナやグァバ、オレンジをたくさんくれた。

 

おーなんてこと!ありがとう!

親切なメアリーおばさんに手を振ってお別れしながら、

市場をあとにした。

 

 ハンガロア村の学校 

 

 

市場を出て海のほうへ歩くと、

公園があり、その先に銀行とツーリストインフォメーションがある。

また市場と道の反対側には大きなスーパーがあった。

 

アタム・テケナ通りをさらにまっすぐ進み、

テ・ピト・オ・テ・ヘヌア通りを海のほうへ曲がる。

このあたりには市役所や郵便局、図書館、消防署があつまっている。

 

そしていちばん海側が学校だ。

イースター島の学校は

小学校から高校までここ1ヶ所らしい。

 

学校の校庭の先は海で、

小さなモアイが港を背にしてたっている。

 

小さな漁船が数隻とまっているだけの港のまわりには、

レストランが何件かあってなかなかいい雰囲気。

 

サーフィンをしている人を見ながら、

海岸通りを歩いてホテルまで帰った。

 

  ハンガロア村の郵便局

                    馬に餌をあげる / 港を背にして立つモアイ / 郵便局で珍しいイースター島の切手を購入