イースター島マタベリ国際空港に到着

2019年1月31日

マタベリ国際空港に到着

マタベリ国際空港

イースター島の空の玄関、マタベリ国際空港は、南米最長の滑走路をもつ空港だ。

こんな小さな島になぜ~?って思ったら、スペースシャトルの緊急着陸用にNASAが整備したらしい。

 

でも1回も実現してないんだって。

 

タヒチとイースター島のあいだには4時間の時差がある。

 

タヒチを午前1時すぎに飛びたって、

着陸したのが午前6時15分ということは、

イースター島の時間では今、午前10時15分ということになる。

 

飛行機は滑走路を移動して、平屋建てのバラックみたいなターミナルビルのまえで停止した。

 

窓の外には、草原が波うつ丘のような景色がひろがっている。

天気もいい。早く外にでてイースター島の風にあたりたかったのだが、なかなか乗客をおろしてくれない。

 

どうしたんだろう?

と思っていたら、

 

スプレー式の噴霧器

 

みたいなのを持った空港係員が何人か機内にのりこんできた。

 

そして樹客の足元をスプレーしてまわっている。

どうやら島の生態系をまもるために

殺菌してまわっているようだ。

 

入国審査到着ロビーお出向け

 

タラップにたつ

 

スプレーの作業がおわり、ようやく降りる順番になった。

せまい機内から出てタラップのうえにたつと、やわらかい風が全身をすり抜けてゆく。

 

「ああ、これがイースター島か!ついに来たんだ」

 

感激をかみしめるように、一歩一歩タラップをくだりイースター島の地面に足をつけた。

 

気温は思ったより高かったが、タヒチとくらべると少し涼しく感じる。

空気も乾燥しているので快適だ。

 

そのまま歩いてターミナルビルへむかうと、そこがいきなり入国審査場だった。

 

荷物の再検査

 

入国審査がおわり、預けていた荷物を受け取っても空港の外には出られない。

島にたち入るまえにもう1度荷物の検査を受けなければならないのだ。

 

これには長い列ができていてかなり時間がかかった。

う~ん、

飛行機にのるまえの検査よりきびしいじゃないですかぁ~。

 

空港送迎車空港前のモニュメント

 

入島

 

荷物検査がおわると、今度こそはれてイースター島に「入島」できる。

空港の建物をでたところにはたくさんの人が出迎えてて、ちょっとしたお祭りさわぎだ。

民族衣装をまとった、といってもほとんど裸ですが、島民が歌と踊りで歓迎してくれてる。

 

その楽器の音と歌声は、

夏のおわりを告げるイースター島の青い空に、

吸い込まれていくようだった。

 

「イルカさんですか?ようこそイースター島へ!」

 

われわれを出迎えてくれたのは、現地旅行会社のガイド兼スタッフのKさん。

 

なんと日本人だ。

 

こんなところに日本人がいるなんて!

 

謎と神秘の島イースター島では驚かされることが少なくないが

 

これには意表をつかれた。

 

聞けばKさんは半年まえからこの島に来て、

日本人旅行者のサポートをしているらしい。

 

われわれはKさんに案内され駐車場にとめてあったバンに乗り込み、

それからホテルにむかったのだった。

 

空港からのアクセス

 

空港からハンガロア村の中心までは約1km。

島のホテルのほとんどが、空港ターミナルビルから半径800m以内にある。

 

荷物が少なければ歩いても行けない距離ではない。

しかし、われわれが到着したときは、レンタカーはおろか、路線バスやタクシーさえ見かけなかった。

 

旅行客は予約してある宿泊先の迎えの車で村へ行くことが一般的。

また空港には宿の客引きも来ているので、

予約なしで到着した人はその場で宿泊と送迎の交渉をおこなう。