GOOD-BYEセレンゲティ〜タンザニアの旅人の歌
ジャンボ〜!6歳(年長)から12歳(小6)の6人の子どもを連れて、猛獣が闊歩するアフリカのサバンナでキャンプ旅行。
旅行9日目。今日はセレンゲティのキャンプサイトにお別れをする日です。ここに来る前はあんなに不安だったアフリカでの子連れキャンプ生活。終わってみれば楽しい思い出ばかりで立ち去るのがつらく感じます。
子連れアフリカ旅行のスケジュール
- 1日目:羽田→
- 2日目:ドバイ→ナイロビ→ナクル湖
- 3日目:ナクル湖→ナイバシャ湖→ナイロビ
- 4日目:ナイロビ→ナマンガ→アルーシャ→ンゴロンゴロ
- 5日目:ンゴロンゴロ
- 6日目:ンゴロンゴロ→マサイ族の村→オルドバイ渓谷→セレンゲティ(キャンプ)
- 7日目:セレンゲティ(キャンプ)
- 8日目:セレンゲティ(キャンプ)
- 9日目:セレンゲティ→キブツファーム→マニヤラ湖
- 10日目:マニヤラ湖→ナマンガ→アンボセリ
- 11日目:アンボセリ→ナイロビ→ドバイ
- 12日目:ドバイ→羽田
旅立ちの朝
セレンゲティのキャンプサイトを旅立つ日がやって来た。正直言って旅行が始まるまでは、アフリカでのキャンプ生活にかなり不安をいだいていた。
こどもたちを連れて、人の住む町から何百キロも離れた秘境でキャンプなんてできるのだろうかと。
しかし住めば都とはよく言ったもので、あんなに不安を感じていたキャンプも、立ち去る今となっては愛着を感じている。
親切なスタッフの対応や、予想以上に快適な設備、そして何よりここの素晴らしい自然環境がいっそうその気持ちを強くさせているのだろう。
ここでの不便さは自然が豊富なことの裏返しであり、車で通りすぎるだけでも強烈なインパクトを感じるような場所で、家族いっしょに寝泊まりしたことはとても貴重な体験になったと思う。
旅立つとは何かを習得し終え、新しいものにチャレンジするため別の場所へ移動することだ。
こどもたちはこのキャンプ生活で何を得、
これからどこへむかうのだろう?
人生でめったに体験できない
素晴らしい贈り物をくれたこのキャンプサイトに、
感謝の気持ちをこめてさよならを言おう。
タンザニアの旅人の歌
最後の朝食をいただき、それからサファリカーに荷物を積みこむ。
スタッフたちも見送りに集まって来た。
「ありがとう!」
「本当に楽しかった」
「またいつでも帰ってきて下さい」
みんなにお礼を言い、いっしょに写真を撮り、
それからどもたちが覚えた
タンザニアの旅人の歌を、
全員で合唱する。
短い間だっけど本当にいろんなことがあったなー。
大人たちは笑顔で聴きながら、
涙があふれてどうしようもない。
さよなら!そしてありがとう!セレンゲティ。
ぼくたちの地球がいつまでも豊な自然にあふれ、
人 も動物も助け合いながら
みんな幸せに暮らしていけますように!
スタッフのお兄さんたちが手をふる中、
後ろ髪を引かれる思いで車に乗り込む。
走り出したサファリカーから振返るセレンゲティのキャンプサイトは、
まだやわらかな朝日につつまれて、
土ぼこりの中に揺れながら遠ざかっていった。