【ナスカ地上絵の観測塔】ミラドールに子ども達と登ってみました

2020年5月23日

ナスカ地上絵の観察所・ミラドール
2020年2月に役目を終えた古いミラドール

🤗オラ、ブエノスディアス、イルカパパです。

小4、中1の子供2人連れて家族でペルー旅行に出かけました。今日のブログ記事では、世界遺産ナスカの地上絵の研究と保護の象徴であるミラドールに登ってナスカの地上絵を見学した時の体験を紹介します。

あなたのペルー旅行の参考にしてくだされ〜。

<今日の予定>

  1. パンアメリカンハイウェイ
  2. ナチュラルミラドール
  3. ミラドール
  4. マリアライヘ博物館
  5. エルテラール(もう一つの地上絵)
  6. ナスカ陶芸博物館
  7. ホテルニドコンドルでランチ
  8. 長距離バスでリマへ帰る

ミラドールと新ミラドール

ナチュラルミラドールからおよそ1kmほどパンアメリカンハイウェイを西に走ると(ナスカ市内からはおよそ24km)、道路脇に鉄で組まれたやぐらのようなものが見えてきます。これがミラドールです。

ミラドールは地上絵の研究と保護活動に人生を捧げ、多大な貢献を残したマリア・ライヘ女史が私財を投じて建てた地上絵の観測塔です。「地上絵の保護と研究」の象徴でもあります。

高さはおよそ12m。ミラドール周辺にある「手」「木」「トカゲ」の地上絵を見下ろす事ができます。

ところが完成から40年以上経過し老朽化による倒壊の危険もあったため世界遺産を管理するユネスコから、建て替えの要請がありました。

そこで日本の援助により2011年に「ミラドールプロジェクト」が発足、そして2018年12月に完成したのが

新ミラドールです。

新しく完成したミラドール
新ミラドール / 写真提供:山形大学

新ミラドールは高さ18mで最大収容人数25名、2020年2月4日に贈答式が行われ正式にオープンしました。(完成からオープンまで1年以上空白の期間があるのは謎)

古いミラドールとはパンアメリカンハイウェイを挟んで反対側に建設されました。入場料は150〜200円くらいです。

時間とお金をかけてナスカまで行った理由

ナスカ平原に建つ古いミラドール
ナスカ平原に建つミラドール

ナスカ地上絵観光は、今や、リマやイカから飛行機に乗って上空から観察する方法が一般的です。

ナスカは非常に交通不便な場所にあり、リマから陸路で行くと往復14~15時間もかかります。南米への往復におよそ3日間費やさざるを得ない日本人旅行者にとって、ナスカの地上絵観光にさらに2日かけてしまうと、それだけで5日の旅程になってしまいます。

1週間しか休みが取れない人にとってはこれは死活問題で、せっかく南米ペルーまで来たのにナスカへ行ったらもう残り2日間しかない!という理不尽な話しになってしまいます。

もちろんそれだけナスカの地上絵にかけてるならいいんでしょうが、マチュピチュやチチカカ湖、ウユニ塩湖にも行きたいという方には、ナスカへ陸路で往復するスケジュールは現実的ではありません。そんな理由から時間を大幅に節約できる「リマから飛行機で地上絵観光」が最近のトレンドになっているのです。

ここで、ナスカへ陸路で往復するケースとリマから飛行機でひとっ飛びのケースをもう一度比較してみましょう。よほど変わったフライトでなければ日本から飛行機に乗って最初に到着するペルーの空港は「リマ空港」です。リマは南米ゲートウェイのひとつでアメリカやカナダから多くのフライトが就航しています。そして日本からリマに到着するのは一般的に深夜です。

リマから飛行機で地上絵観光するケースでは、到着翌日リマ空港から飛行機に乗ってナスカ上空まで行き地上絵を観察し、ナスカの地上には降りずにまたリマまで戻ってきます。所要時間は半日程度です。午後からは世界遺産に指定されているリマ市街地の観光やショッピングなどを楽しむ余裕もあります。そしてその翌日には、クスコなど次の目的地へ移動することができます。

一方、ナスカへ陸路行くケースでは、深夜にリマに到着しほとんど寝る間もないまま翌朝の早朝にバスでナスカへ向かいます。ナスカまでの陸路での所要時間はおよそ7~8時間です。そしてナスカ空港から飛行機に乗って地上絵観光をします。そして翌日またバスでリマへ7~8時間かけて戻るわけです。クスコなど次の目的地へ移動するのはそのさらに翌日になります。もちろんリマ観光やリマでショッピング、グルメなどを楽しむ時間はありません。

どうでしょう?

実際に計画してみると、こんなに大きな違いがあります。でもわたしたちがそれでもナスカまで往復14~15時間もかけて陸路で行ったのは、

  • ナスカの大地に自分の足で立ちたかった
  • そしてミラドールに登ってみたかった

というのが大きな理由です。

リマから飛行機でナスカ上空まで行って地上絵を観察するのは、確かに時間の節約になるし、身体も楽です。でもナスカの大地に立たなかったら、

本当に地上絵は地上から見たら何が書かれているのかわからないのか?

という子供の頃から抱いていた疑問の答えは見つかりません。

自分の足でナスカの地に立って、自分の目で見て、本当にわからないものなのか、それを確かめたかったのです。

ナスカにも空港はありますが、地上絵観光のフライトが離着陸するだけで、他都市との間に定期便は就航していません。つまりリマからのフライトではナスカの大地に自分の足で立つことは出来ないのです。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、そういうわけで今日のミラドール見学は、今回のペルー旅行でもとっても楽しみにしていたイベントです。

*リマの南にあるピスコやイカからの地上絵遊覧フライトツアーもありますが、ナスカの地に着陸しないという点ではリマからのツアーと同じです。

ナスカ地上絵遊覧フライトの体験記記事↓

ミラドールから見たナスカ地上絵

以下は、我が家がナスカ平原を訪れた時期はまだ新ミラドールは完成していなかったので、古いミラドールの体験記です。

ナスカ平原のミラドールを見上げる子供達

到着したら道路の反対側にある駐車場に車を止めます。このあたりのパンアメリカンハイウェイは20kmにおよぶ直線コースのため、車が猛スピードで走っていますので道路を横断するときは注意して下さい。

道路を渡って、ミラドールのすぐ下からナスカ平原を見ましたが、地面の高さからでは、何が書いてあるか、というよりそもそも

絵が書いてあるかどうかさえわかりませんでした。

ミラドールに登る子ども達
鉄塔の階段を登る子供達

ではさっそくミラドールに登ってみましょう。

思ったより急な階段なのでしっかり手すりを掴んで下さい。

階段の下から見上げる長男
展望台から階段を見下ろした様子

ミラドールの階段は全部で4段です。一番上が観察用の展望台になっています。

展望台の広さは大人6~7人くらいが立てるくらいでしょうか。

展望台からの眺め
鉄塔の上から地上絵を見渡す

展望台から見ると「木」がそばまで迫ってきているのがわかります。

飛行機で上空から見るのと比べると、すぐ目の前にあるので「ああ、地上絵を見た!」という感激が実感としてわいてきます。

同じ空気の中にいるという感覚でしょうか。それに風がとても気持いいです。

ミラドールのすぐ近くにある木の地上絵
ミラドールのすぐ近くにある木の地上絵

ただこの高さから見ても「木」の全体像はちょっと把握できません。

枝の部分には車が走ったあとがあるのが残念です。

手の地上絵
手の地上絵

「木」の左側には「手」があります。

写真でわかりづらいですが、この「手」には指が4本しかありません。これはいったいどのような種類の生き物の「手」なのでしょうか?

ナスカ平原に伸びるパンアメリカンハイウェイと道路によって消された地上絵
パンアメリカンハイウェイで消された地上絵

「木」の枝の上の部分はハイウェイによって消されてしまっています。

また「トカゲ」は胴体部分がハイウェイに寸断されています。ハイウェイの建設当時は、ここに地上絵が描かれているなんて誰も気付かなかったのです。

ミラドールの展望台から地上絵を見学する子ども達
ミラドールの展望台から木の地上絵を見学する

展望台から降りる途中の階段から撮った「木」です。

たった数段下るだけでもう何の絵なのかわからなくなります。

観察用鉄塔・ミラドールに自分の足で登り、至近距離で地上絵を見ることによって、あらためてその大きさを体感できると思いました。

ナスカにおみやげ店が少ない理由

ミラドールのおみやげ店
ナスカ平原の石に描かれた地上絵のイラスト

ナスカは世界的に有名な観光地なので、街のいたるところにおみやげショップがあり、客に対する呼び込みなどもすさまじいだろうなと覚悟していました。ところが、わたしたちが泊まったホテルが街はずれにあるせいかもしれませんが、想像していたような大規模な「おみやげショップ」はどこにも見当たりませんでした。ホテルにも売店などはなくお土産を買うことも見ることもできません。

「あったらやだな」と警戒しながらも、全くないと、それはそれで拍子抜けというかなんだか残念な気持になります。まったく勝手なもんですね(笑)でもせっかくナスカに来たんだから、ナスカでしか買えないようなものが欲しいじゃありませんかー。

ナスカの石に絵を描いたみやげ

そもそもナスカにお土産ショップがないのは、前項で説明した「ナスカ観光フライト」が原因です。リマやイカから飛行機に乗って来て上空から地上絵を見物するツアーではナスカの地面というか街に降りることはありません。

大半の観光客がナスカには来るけど空からちらっと見て素通りですからお土産を買う事も無いわけです。

それがナスカのネームバリューからすると不釣り合いなくらいお土産屋がない理由でしょう。

わたしたちが行った場所では、ナスカ空港の駐車場脇にあったお土産屋が一番、商品の種類や数が充実していました。それから町中にある陶器博物館でも、お土産を売っていましたが、すべて陶器です(><)。

その意味で、このミラドールの下の露店のお土産屋さんは大変貴重な存在だと思います。ナスカ平原に転がっている石に地上絵の模様を描いただけの単純な物もありましたが、これこそまさにナスカでしか手に入らないものです。

なんと言ってもナスカ地上絵はこのような石をどけて、白っぽい地表を露出させることで「絵」や「線」を描いているのですから。つまりこの露店で売られている石は、ナスカ地上絵そのものと行っても過言ではありません。ナスカ平原の石に、ナスカ文明の子孫が描いた地上絵の模様。

今回の旅行で大ヒットのお土産でした。

ミラドールのおみやげ店

ミラドールの登り口の下に露店があります。お店の人は、客がいないときは鉄塔の日陰で休んでいます。石は大きいものから小さいものまで色々なサイズがありますが、小さいサイズのもにはキーホルダーが付いているタイプもあります。

そしてこれだけ希少価値の高いものが、たった1ドルから売られているというのも商売っけがなくて嬉しいです。

まあ売ってる人から見たら、落ちている石を拾ってそれに絵を書いただけのもを売ってお金を取れるなんて、ぼろ儲けだと思っているのかもしれせん。

ナスカの石を売る露店

露店の様子です。こんなにたくさんの品揃えがあるお土産屋は空港以外では見かけませんでした。

しかもナスカならではのお土産が安く買えるので旅行者には嬉しいお店です。

ナスカの石に地上絵のデザインをあしらった小さいキーホルダータイプはどれも1個1ドルです。

大きな石はそれより高めですが、置物としていいですね。どれもこれもここでしか売っていない品物です。

商品を吟味する次男と値段交渉をするママ

「どの図柄がいいかな~」

リュウはチームメイトや学校のクラス友達へのお土産を熱心に選んでいます。

やっぱり「ハチドリ」や「サル」が人気が高いかな。

そして10個買ったら1個おまけしてくれました。

露店のすぐ先には「木」の地上絵があります。

地上絵を間近で見ながら買い物ができるのも楽しい経験でした。

このブログ記事があなたの子連れペルー・ナスカ旅行の参考になったらとっても嬉しです。

それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!

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