WDWの無料交通機関【バス・モノレール・船・ゴンドラ・トラム】ディズニートランスポーテーションシステム活用法パーフェクトガイド
WDW歴25年、フロリダの達人がウォルトディズニーワールド内を走る無料交通機関「ディズニートランスポーテーションシステム」の利用方法や特徴を説明します。
💓ハロー、ワッツアップ、イルカパパです。
オーランドにリゾートコンドミニアムを購入し子連れでウォルトディズニーワールド旅行を楽しんでます。
今日はウォルトディズーワールドの交通手段について説明します。東京・山手線の内側の面積の1.5 倍くらいある広大なウォルトディズニーワールドには、4つのテーマパークと2つのウォーターパーク、それに30以上の直営ホテル、さらにショッピング・エンターテイメントエリアやスポーツ移設などが点在しています、わおー!
それらをつなぐ交通機関が「ディズニートランスポーテーションシステム」です。
3日で4パークや、2日で4パーク回らなければならない人は、この交通システムについて理解しておかなければ計画どおりにいかないですよ。
しっかり見て、勉強してちょー、あちょー。ワンツースリー、ヒヤーウィーゴー!
ウォルトディズニーワールドの5種類の乗り物
ウォルトディズーワールドにはパーク、リゾートホテル、各施設の間を移動するときに利用できる5種類の乗り物が用意されています。
直営ホテル宿泊者でなくても、パーク入場チケットやマジックバンドを持っていなくても
無料で利用できます
WDW内を網羅する5つの乗り物
- シャトルバス(たくさんの路線)
- モノレール(2路線)
- スカイライナー(日本式に言うとロープウェイ、3路線)
- 船(3エリア)
- トラム(駐車場内のみ)
効率的に利用するために
ディズニートランスポーテーションシステムでは上記の5つの乗り物が、たくさんの路線を運行しています。それを全部覚えて理解するのは大変です、あひゃぁ〜。
そもそも試験を受ける(なんの試験だー!)わけじゃないので、全部覚える必要はありません。人生には覚えなくてはならない他のことがもっとたくさんあります。
なので、まずポイントだけ説明します。
そして後半でより詳しく説明するので必要な人や試験を受けたい人(だからなんの試験だー)は時間があったら参照してください。
トランスポーテーションシステムのつぼ
- マジックキングダムとエプコットはモノレールを利用しよう
- エプコットとハリウッドスタジオは船かスカイライナー両方使える
- アニマルキングダムとブリザードビーチはバスのみだよ〜ん
- 日中のバス利用は効率が悪いぜ
このことを頭に入れて、目的別に交通機関の説明をしましょう。
1.マジックキングダム〜エプコットはモノレールを利用しよう
まず4つのパークのうちピョコーんと離れているマジックキングダムはモノレールでエプコットと結ばれています。モノレールは5分間隔で運行されている上、一度に大勢のゲストを運べるので大変効率のいい交通機関です。しかもマジックキングダムとエプコットを結ぶバスは繁忙期以外は運行されていないので、この2パーク間を移動するときはモノレールを利用することになります。
ただしマジックキングダムからエプコットへ行くときは(逆の時も)トランスポーテーション&チケットセンター駅で一度モノレールを乗り換える必要があります。
乗り換え時間を入れない、単純な乗車時間は16分です。
実際はこれに待ち時間と乗り換え時間、それにモノレール駅とパークの入園ゲート間の移動時間があるので、平均的なゲート〜ゲートの移動には35〜40分程度かかります。
モノレール沿線のホテル
モノレールの沿線上にあるホテルに宿泊すると、ホテルからこの2つのパークへの移動が楽になります。
- ディズニーコンテンポラリーリゾート
- グランドフロリディアンリゾート
- ポリネシアンリゾート
これらのホテルはWDW内でも最上級クラスです。料金もそれなりにお高いですよ、うほ。
2.エプコットとハリウッドスタジオは船かスカイライナー両方使える
エプコットとハリウッドスタジオは船、スカイライナー(ロープウェイ)の両方で結ばれてます。
船、スカイライナー乗り場はどちらもインターナショナルゲート(フランス館の対岸)です。モノレール、バス乗り場がある正面ゲートとは違うので注意してください。
🐬モノレール乗り場、バス乗り場がある正面ゲートと船、スカイライナー乗り場があるインターナショナルゲートは徒歩で10分くらい離れています。しかも一旦エプコットに入場する必要がありるので入園チケットかパークホッパーが必要になります。
この2つのパーク間を運行する直通バスは繁忙期以外はありません。バスで移動しようとするとディズニーポートオリンズリゾートホテルなどを経由するので乗り継ぎ時間を入れると60分前後かかります。
エプコットについて詳しくはこちら↓
インターナショナルゲート付近の地図
船
エプコット〜ハリウッドスタジオ間を航行する船は途中で3箇所の波止場に停泊します。
- ボードウォークリゾート
- ヨット&ビーチクラブリゾート
- ドルフィン&スワンリゾート
所要時間はトータルで25分前後です。インターナショナルゲートからクレッセントレイクを経て、ハリウッド運河を航行する「船の旅」は景色がとても素晴らしく旅気分が盛り上がります、うきー。
移動手段としてではなく、一つのアトラクションとして滞在中是非一度は乗船してほしいと思います。
スカイライナー
スカイライナーは2019年9月に運行を開始したWDWの新しい交通システムです。エプコットのインタナショナルゲート駅からリビエラリゾートホテル駅を経由しカリビアンビーチリゾート駅で乗り換えが必要です。カリビアンビーチリゾート駅からハリウッドスタジオ正面ゲートまでは乗り換え、途中停車はありません。
2パーク間の所要時間は乗り換え時間を入れないでおよそ20分です。
スキー場にあるゴンドラのように待ち時間なしですぐに乗れますが、乗り換駅で混雑していれば予想外に時間がかかります。船での移動以上に時間がかかる可能性もあります。
また高いところを移動するので本来は景色もいいはずなんですが、窓にフィルムが貼ってあるので外の様子はほとんど見えません。
ハリウッドスタジオはこの記事を参照↓
徒歩
実はこの2パーク間には遊歩道が整備されています。徒歩での所要時間は22分で船やスカイライナーより早く移動できます。待ち時間はありませんし景色もとてもいいです。
ホテル
ここでも船、スカイライナーの動線上にあるホテルに宿泊すると交通手段を効率的に利用できます
船の航行路線上にあるホテル(いずれも2パークの間にあります)
- ディズニーボードウォークリゾート
- ディズニーヨットクラブリゾート
- ディズニービーチクラブリゾート
- ウォルトディズニードルフィンリゾート
- ウォルトディズニースワンリゾート
スカイライナーの沿線上にあるホテル
- ディズニーリビエラリゾート
- ディズニーカリビアンビーチリゾート
- ディズニーポップセンチュリーリゾート
- ディズニーアートオブアニメーションリゾート
3.アニマルキングダムとブリザードビーチはシャトルバスのみだよ〜ん
この2つのパークは、シャトルバス以外の交通システムとはつながっていません、ぶひゃー。ですからこの2つのパークへ行くときはシャトルバスを利用する必要があります。
アニマルキングダム〜ハリウッドスタジオの距離は近くて2パーク間のバスの乗車時間はおよそ11分です。ただし待ち時間があるのとブリザードビーチに寄るケースがあるので、実際の所要時間はそれ以上にかかります。
この後でも説明しますが、日中のパーク間のバスは運行頻度がとても少ないので、場合によっては1時間近く待つケースもあります。
従ってアニマルキングダムを他のパークと組み合わせるのは移動に時間がかかり効率的ではありません。どうしてもパークホッパーしたい場合はウーバー利用も考えてみてください。
アニマルキングダムはこの記事を参照↓
4.日中のシャトルバス利用は効率が悪いぜ
バスはWDW内のすべてのホテルと各パーク、ディズニースプリングス間を運行していますが、日中に利用するのは大変効率が悪いです。朝と夜は運行本数も路線数も多いですが、日中は激減します。もともと時刻表がないので「いつか来るだろう」と思って待っていても1時間くらいこないこともあります。
👦ディズニー交通アプリ(英語のみ)がありますが有料です
これはディズニーの立場になって考えたらわかることですが、ゲストが効率よくパークを回ってもらったら困るわけですね。ディズニーだって夢と魔法で飯を食べているわけではありません。れっきとして営利企業であり、ニューヨーク証券取引所の上場企業です。ディズニーとしてはゲストに1日でも長くホテルに滞在してもらってパークやレストランでお金を落として欲しいのです。なので効率よくまわるために必要な日中のバスの運行頻度を落としていると考えられます。「1日1パーク、4日で4パーク、最低5泊」というのがディズニーがゲストに求めている「正しい滞在方法」なんです、うひゃー。
かと言ってゲストから不満が出たら困るので、朝と夜のバスの運行頻度を多くしています。従って朝ホテルからパークへ行って夜になった同じパークからホテルへ戻る、という規則正しい行動をしているゲストからは、バスはとても使いやすい移動手段に見えるはずです。
パークホッパーでパーク間の効率的な移動を予定している人はなるべくバスに頼らない移動方法を計画しましょう。
🐬パークホッパーなんていうチケットを売ってはいますが、ディズニーはあまりそれを効率的には使って欲しくありません。あなたがディズニーの株主で(お金があれば1株から変えます)、自分が損をしてもディズニーが儲かれば株価が上がって結果的に懐が温まるというのならそれでもいいですが、そうじゃない人はディズニーのそんな思惑に乗らないで、その裏をかく効率的にまわる方法を考えなくてはなりません。
マジックキングダムからハリウッドスタジオへ移動する例
ディズニートランスポーテションシステムの理解を深めるためにマジックキングダムからハリウッドスタジオへ移動するケースを説明してみます。
- マジックキングダムからモノレールに乗りトランスポーテーション&チケットセンター駅へ(乗車時間約6分)
- トランスポーテーション&チケットセンター駅でエプコット行きモノレールにに乗り換えエプコットへ(乗車時間約10分)
- エプコットのモノレール乗り場から徒歩でインターナショナルゲート(船、スカイライナー乗り場)へ(約14分)
- インターナショナルゲートから船、スカイライナーでハリウッドスタジオへ(約25分)
*インターナショナルゲートからハリウッドスタジオへは徒歩でも約20分強で行けます。
👦乗り物の待ち時間を入れない所要時間は55分です。実際は、待ち時間のほか、ゲートから乗り場への移動時間がかかるのでトータルで70分〜90分程度かかります。またエプコット内を通過するため入園チケットかパークホッパーチケットが必要になります
TTCからエプコットへのモノレールの乗車ルートマップ
エプコット・モノレール駅からインターナショナルゲートへの徒歩ルートマップ
エプコット・インターナショナルゲートからハリウッドスタジオへの徒歩ルートマップ
交通システムを効率的に利用するプランニング
3日で4パーク、あるいは2日で4パーク回らなけれならない人は、パークホッパーでまわるパークの組み合わせがとても重要になります。
距離が離れている上に効率の悪いバスしか移動手段のないアニマルキングダムと、距離が離れているマジックキングダムはパークホッパーで同じ日にまわるべきではありません。
3日でまわる人はマジックキングダムで1日、ハリウッドスタジオとエプコットで1日、アニマルキングダムで1日という組み合わせ、2日でまわる人はマジックキングダムとエプコットで1日、ハリウッドスタジオとアニマルキングダムで1日(ハリウッドとアニマルキングダムは比較的近い)というのが、移動にかかる時間が少なく効率的に回れるプランです。
アニマルキングダムからマジックキングダムへ行くバスはハリウッドスタジオによるものがあります。その時は時間が多くかかります。
では次にそれぞれの交通手段についてもうすこし詳しく説明していきましょう。
シャトルバス
運行状況
ホテルからパークへ行くバスはパークの開園時刻より45分〜1時間くらい前から運行を始めます。
一方夜はパークがクローズした後2時間くらい各ホテル行きが運行しています。
年々不便になるWDWのシャトルバス
かってはWDWのバスはとても理想的な交通手段でした。
運行頻度は今より多かったし、路線もたくさんありました。確かに現在でも朝、自分のホテルからパークへ向かう、夜、パークからホテルへ戻る、ためだけに利用するのであれば不満のない乗り物だと思います。
しかしこれから説明するような理由でバスの利用は年々不便になってきています。時間を有効に使って効率的にパークを回りたい人は使わない方がいいでしょう。
バスが年々不便になっていることを知らない人は「ディズニーでいちばん素晴らしい交通手段です」とブログやSNSで紹介していますが、最新、直近の状況はそんなに甘いものではありません。
日中は運行頻度が落ちる
現在のバスの運行頻度はおよそ20分に1本ですが、日中はそれより長くて1時間以上待つこともあります。パークホッパーを利用して別のパークへ移動後、レストランの予約やファストパスを取得しているゲストにはこれは大きな問題です。
移動後のパークで予約がないゲストにとっても、少ない日数で4パークをまわる計画を立てていたら1時間もバスを待つ余裕はないと思います。
少ない日程のゲストは、できれば日中にバスを利用するはやめておいたほうが無難でしょう。
バス路線のうちいちばん距離があるアニマルキングダム〜マジックキングダムは、バスがすぐ出発して何事もなく順調に行けば所要時間はおよそ25分です。しかしこれに待ち時間や乗客の乗り降りの時間、途中別のバス停で止まる時間などを加味すると実際には1時間以上かかる覚悟をしておきましょう。
路線が減ってバス停が増えた
路線の数は以前より少なくなりました。
その一方でリゾートホテルの数は増えているので、結果的にかってはノンストップで運行していた区間にたくんさんのバス停ができています。
各バス停で止まるとそれだけ目的地までの乗車時間が長くなります。
特にホテルとパークを結ぶ路線でバス停増加が顕著です。
あなたのホテルがパークに近い場合、より遠くのホテルからやってきたバスは満員で乗れないことがあります。
スターウォーズのバーチャルQをどうしても取りたい時などはバスよりタクシーやウーバーを利用することをおすすめします。
ディズニースプリングス線
ディズニースプリングスは2015年以前は「ダウンタウンディズニー」という名称で、ディズニーシャトルバスの一大集積拠点でした。とにかくダウンタウンディズニーへ行けばどこ行きのバスだろうが頻繁に発着していました。
ところが各パークの駐車場料金を有料にしたことで、ディズニースプリングスとパークを結ぶバスの運行を廃止してしまいました。
これは、ディズニースプリングスの駐車場が無料なので、そこに車を止めて無料バスでパークへ向かう、ということを考えるゲストを締め出すためです。
パークからディズニースプリングス行きは午後4時〜11時の間のみ運行しています。ディズニースプリングスからパーク行きはありません
ディズニースプリングスについてもっと知りたい人はこちら↓
乗り場が離れている
それから各パークのバス乗り場を入場ゲートから大きく遠ざけました。以前はバスから降りたらすぐパーク、夜もパークを出たらすぐバスに乗れる、という状態だったんですが、パークとバス乗り場の距離が以前よりかなり離れてしまいました。
たかだか100〜200メートルくらいと思うかもしれませんが、早朝から丸1日パーク内を歩き回った後では、その100メートルは10km追加で歩くような疲労感と絶望感に襲われる長さです。
またパークからどこかへ移動する場合は、バス乗り場がとても広いのでしっかり行き先を確認してください。
遅くなる理由
これから書くことは決してそういう方に批判的ということではなく、あくまで客観的にそのような事実があるということをお伝えするのが目的なので、誤解なきようお読みいただければと思います。
日本とアメリカの大きな違いということになると思いますが、アメリカには日本では想像もできないような肥満の方がいらっしゃいます。
そういう方は太りすぎて歩けなくなったので電動式車椅子に乗って移動されているんですが、これが日本では考えられないくらい多いんです。本当に驚きます。
そしてこういう方がバスの乗客にいらっしゃった場合、乗り降りに大変な時間がかかります。「大変な時間」と書きましたが実際は5分10分です。しかし朝一番でパークへ行って「ロープドロップ」の裏技で空いているアトラクションを目指す人にとって、この5分10分の遅れはとても深刻な問題になります。
わずか10分の違いでも人気アトラクションの朝のキューラインは1時間単位で長くなってしまうからです。こうなると2日や3日で4パークを回ろうと計画している人にとって計画そのものが狂ってしまいかねません。
電動車椅子の方が滅多にいないんだったら、たまにそんな場面に遭遇しても「心を広く持とう」と余裕で対応できるのですが、ディズニーではそのような方にものすごくたくさん出会います。バスに乗るたびに2人も3人も出会うことも珍しくありません。
なのでバスを利用するときはそために予定より時間がかかることを想定して行動するか、バスの利用は諦めタクシーかウーバーで移動するようにしましょう。
ミニーバン
2日で4パークまわる計画の人は可能なら、シャトルバスに頼らずにウーバーや「ミニーバン」などの利用を検討しましょう。これは朝いちばんのロープドロップや、「スターウォーズ・ライズオブザレジスタンス」に乗ることを目指している人も同じです。
防寒対策?
バスの車内は特に夏場は強烈に冷房がきいています。
夏のフロリダは暑いので乗った最初のうちはいいんですが、そのうち寒くなってきます。汗をかいて服が濡れていたりすると凍えてしまいそうな感じです。猛暑日でも「弱冷房車」を運行している地下鉄丸ノ内線などの車内環境に慣れてしまった人にはこれは寒中水泳のように辛い移動になります。
何か軽く羽織れるものを用意しておきましょう。
モノレール
モノレールはウォルトディズニーワールドでいちばん便利な乗り物です。
運行頻度がバスより多い上1回に乗車できるキャパシティーが大きい。そして早く正確に運行しています。ですからパークホッパーを利用して効率的にパーク間を移動したいならなるべくモノレールを利用すべきです。
ただしモノレールにも難点があります。それはエプコットとマジックキングダムを移動する直通がないので乗り換えなくてはならないということです。
路線
モノレールは下記の2路線です
- エプコット線
- 環状線
トランスポーテーション&チケットセンター駅はエプコット線と環状線が交わる駅です。エプコット、マジックキングダム間を移動するゲストは必ずここで乗り換えが必要になります。
環状線
環状線はセブンシーズラグーンの周囲を1周します。
駅は反時計回りに
- トランスポーテーション&チケットセンター駅(TTC)
- コンテンポラリーリゾートホテル駅
- マジックキングダム駅
- グランドフロリディアンホテル駅
- ポリネシアンリゾートホテル駅
です。環状線の反時計回りはTTCとコンテポラリーホテルとマジックキングダムにしか止まりません。
一方時計まわり路線は各駅に停車します。
それからマジックキングダムからエプコットへ向かう時、TTCでの乗り換えは隣のホームへひょいと移動するだけ(丸ノ内線、銀座線の赤坂見附駅タイプ)ですが、エプコットからマジックキングダムへ移動する時は、一旦地階に降りて駅を出てから入り直さなくてはなりません、うひゃ。
TTC
トランスポーテーション&チケットセンター駅はセブンシーズ湖のほとりにあるとても大きい駅です。レンタカー利用の人がマジックキングダムへ行く時はここに車を止めてモノレールか船に乗り換えます。シャトルバスもたくさんの路線が集まっています。
TTCからはモノレールのほか大型の船でマジックキングダムへ行くことができます。モノレールより時間はかかりますが、湖の向こうに見えるシンデレラ城が少しづつ近づいてくるクルージングはとてもドラマチックで鼻血が吹き出すかもしれません、ぐぐ。
さらに夕映え時やナイトタイムには、遠ざかる湖越しのシンデレラ城をバックに花火なんか上がっちゃったらロマンチックすぎて鼻血どころか耳血まで吹き出すかもしれません、ってあるかー!
なので時間に余裕があれば是非一度は体験して欲しい夢の国のクルーズです。もちろんこの船もただです。
マジックキングダム〜エプコット
マジックキングダムから来たモノレールは、エプコットの駅には止まらずパーク内に入ってスペースシップアースのまわりをぐるりと1周します。それからエプコット駅に停車します。
一方エプコットからマジックキングダムへ向かう時はそのままTTCに向けて動きます。つまりエプコット行きより、マジックキングダム行きの方が乗車時間が若干短いということです。
モノレールのエプコット駅は正面ゲートの上にあります。
ディズニースカイライナー
2019年9月29日に運行が始まったWDWでは新しい交通手段です。
日本風に言うと「ロープウェイ」「ゴンドラ」といった方がわかりやすいでしょう。スキー場にあるデタッチャブル方式の高速ゴンドラです。ディズニーのスカイライナーは8人乗りで、営業時間内はいつも動いています。ですから混雑していない限り乗り場へ行けばすぐ乗ることができます。
これはいつ来るかわからないバスやモノレールや船より便利な移動手段だと思います。現在も建設が続いているので今後も新路線が増えると思います。
ボディーにアナと雪の女王やなどディズニーキャラクターが描かれているので子供達も喜びます、乗ったら見えませんが。
乗り心地も悪くありません。しかし高いところをスイスイ走るので眺めもいいはずなんですが、窓にフィルムが貼ってあって外の景色はよく見えません、ああ。
電動車椅子のゲストが乗り降りする時は専用のゴンドラを出すので、その間運行が完全にストップします。
スキー場でリフトが途中で停止するのと同じ感覚です。
エプコット〜ハリウッドスタジオ間をスカイライナーで移動することができますが、カリビアンビーチリゾートホテル駅で乗り換えが必要です。乗り換えがスムーズにいった場合はエプコット〜ハリウッドスタジオ間の所要時間は約25分です。
エプコット側の乗り場はインターナショナルゲート、ハリウッドスタジオ側は入園ゲート前です。どちらも船乗り場とほぼ同じ場所です。
船の所要時間もおよそ25分ですが、スカイライナーは並んでいる人がいなければすぐに乗れるので、船がすぐに出航しそうでない時はスカイライナーの方が早く移動できる可能性が高いです。
ただし乗車時点では乗換駅でどれくらい混雑しているかわかりません。カリビアンビーチリゾート駅に着いたら乗り換えゲストで大混雑していて船より時間がかかることがあります。
スカイライナーもいくつかのホテルを経由し、しかも乗り換えがあるため思ったより時間がかかります。これもパーク間の移動をスムーズに行うためというより、ホテル滞在者を増やすための施策なので仕方ないでしょう。
ちなみにハリウッドスタジオ〜エプコット間には遊歩道があり早足で歩けば20分くらいで到着できます。
運行路線は3路線
- ハリウッドスタジオ〜カリビアンビーチリゾートホテル
- エプコット〜カリビアンビーチリゾートホテル
- ポップセンチュリーホテル&アートオブアニメーションホテル〜カリビアンビーチリゾートホテル
船
船は大型船、中型船、小型船があり、セブンシーズラグーンエリア、クレッセントレイクエリア、ディズニースプリングスエリアの3つのエリアで運行しています。
セブンシーズラグーン
TTCとマジックキングダムを結ぶ2階建の大型船がシャトル運行しています。
モノレールより時間がかかりますが、湖の上に浮かぶ夢の王国がだんだん近づいてくる光景はまるで映画のワンシーンを見ているようで感動で胸がいっぱいになる体験です。
またライトアップされたシンデレラ城を見ながら湖をクルーズするサンセット&ムーンライトクルーズもロマンチックです。夜の花火を船上から眺めるのも最高です。
無料で乗船できるので是非一度は試してみてください。
このエリアではセブンシーズラグーンと隣のベイ湖が繋がっていて、湖周辺にあるホテルやリゾート施設とマジックキングダムの間に小型ボートも運行しています。
マジックキングダムの船のりば
クレッセントレイクエリア
エプコットのワールドショーケースラグーンからクレッセントレイクを経てハリウッドスタジオに至るラグーンにもクルーズ船が運行しています。
メインはエプコットのインターナショナルゲート(ワールドショーケースのフランス館の対岸にあります)とハリウッドスタジオを結ぶ中型船です。途中、ディズニービーチクラブリゾートホテル、ヨットクラブリゾートホテル、ボードウォークヴィラ、スワン、ドルフィンなどのホテルエリア3箇所に寄りながらハリウッドスタジオへ航行します。
所要時間はおよそ25分です。電動車椅子のゲストが乗り降りするときもバリアフリーなのでほとんど時間は変わりません。船窓やデッキから眺める景色が素晴らしいので試してみて欲しいと思います。
バスやスカイライナーは窓にフィルムが貼ってあってせっかくの景色を楽しむことができませんが、船の窓には何も貼ってないのでいつでも景色を楽しめます。ぜひ船の移動を楽しんで下さい。
またクレッセントレイクに面したボードウォークにはショップやおしゃれなレストラン、カフェがずらりと並びとてもいい雰囲気です。
ワールドショーケースラグーン内には小型のボートが運行しています。
ディズニースプリングスエリア
ディズニースプリングスはWDW内最大のショッピング、エンターテイメント、グルメエリアです。
ディズニースプリングスの北側にあるレイクブエナビスタには3箇所の船乗り場がありますがそれを環状で運行する小型船と、その湖に流れ込む川の上流にあるホテルとレイクブエナビスタを結ぶ小型船が3路線運行しています。
テーマパークにつながる路線ではないので、知らない人もたくさんいますが、路線上にあるホテルの宿泊者は覚えておくといいでしょう。またホテル宿泊者でなくても無料で乗船できますし、とても景色がいいのでクルージング気分で試してみてください。
ディズニースプリングスの地図
トラム
トラムは各パークにある駐車場内を走るミニトレインです。
朝、晩は頻繁に運行してますが、日中は頻度が落ちます。ゲートに近い場所に車を止められれば無理に乗る必要はありません。
ミニーバン
ディズニーワールド内を走るオフィシャルタクシーです。
車体にはミニーのデザインが施してあります。料金はウーバーより高いですが、ディズニーオフィシャルタクシーという安心感と、入園ゲートのすぐ近くまで入れるのがメリットです。
ウーバーやタクシーはバス停よりも遠いところまでしか入れません。
レンタカー
かってバスが現在より使い勝手が良かった時代でも、レンタカーは最も効率的にパーク内を移動できる交通手段でした。各パークの駐車場が無料だったことは大きなポイントです。
しかし現在はパークの駐車場代が1日25ドルかかります。
パークを移動してもレシートを見せれば同日なら追加料金はかかりません。
今回我が家はディズニースプリングスにレンタカーを止めて(無料です)サラトガスプリングスまで歩いて、そこから無料バスに乗ってみるという方法を試してみました。結果は車を止めてパークに到着するまで1時間近くかかったので、かなり早起きしないと使えない作戦だなと思いました。(ディズニースプリングスの駐車場の開場時刻は不明)
スターウォーズに乗るときなど朝一番で気合を入れて行動するケースや、日中にアニマルキングダム〜マジックキングダムを移動するときはウーバーを利用する方が便利だと思います。ウーバーに2回乗車してもレンタカーの駐車場代より安いです、うひゃ〜。
交通手段を効率的に利用できるホテル
これまで説明してきましたが、バスに頼らない、モノレールやスカイライナー、船の運航路線上にあるホテルに宿泊するのは、効率的にパークをまわる上で重要な考え方です。
もう一度それに当てはまるホテルをリストアップしておきます。
モノレール沿線のホテル
- ディズニーコンテンポラリーリゾート
- グランドフロリディアンリゾート
- ポリネシアリゾート
コンテンポラリーリゾートからマジックキングダムへは徒歩でも10分の距離です。
船の航行路線上にあるホテル
- ディズニーボードウォークリゾート
- ディズニーヨットクラブリゾート
- ディズニービーチクラブリゾート
- ウォルトディズニードルフィンリゾート
- ウォルトディズニースワンリゾート
これらのホテルからはエプコット、ハリウッドスタジオのどちらへも徒歩で10分強です。
スカイライナーの沿線上にあるホテル
- ディズニーリビエラリゾート
- ディズニーカリビアンビーチリゾート
- ディズニーポップセンチュリーリゾート
- ディズニーアートオブアニメーションリゾート
路線バスも走ってます
ここまで書いてきて今更なんですが、WDWの敷地内には「リンクス」という有料路線バスも走っています。
無料シャトルバスがあるのに有料バスに乗り意味あるのか?
と思われますよね。でもあるんです。
ディズニーの無料バスはWDWの敷地内だけを走っていますが、リンクスはオーランドの路線バスなのでWDWの外も走っています。
つまりリンクスを利用すれば、
ユニバーサルスタジオやアウトレットモール、シーワールドなどWDW外にある施設
にもディズニーのホテルから乗り換えなしで行けちゃうということです。
リンクスはWDW内のほとんどのホテル、テーマパーク、ディズニースプリングスなどに止まります。
料金は1回券が大人2ドル 子供1ドル 1日券は4.5ドル 子供2.25ドル です。
タクシーや送迎サービスを使うより断然安いです、わはは。ディズニー内と外を結ぶ路線は50番、56番、300〜306番です。
路線バスの時刻表やルートなどはこの記事で確認して下さい
まとめ
今回は広大なウォルトディズニーワールド内を縦横無尽に走る交通システムの説明をしました。
この無料の交通手段をうまく利用することは短い日数で効率的にパークをまわる上で欠かせないテクニックです。
しかし一方で、夢と魔法の王国では時間を気にせず心からゆったりと楽しみたいという気持ちがあるのも正直なところです。ディズニーももしかしたら収益ではなく、ゲストのそのような気持ちを大切にしたいという理由で、パーク間の移動に「非効率的」なものを持ち込んでいるのかもしれません。
今回紹介したことを念頭に置きつつもできれば日程に余裕を持って夢と魔法の王国を楽しんで欲しいと思います。
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それではまたお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!
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