グリンデルワルド
九州ほどの面積なのに、
スイスには地球を1周できるほどの
ハイキング/トレッキングコースがあると言う。
ひぇぇ~~それはすごい!!
そんな中で今回私たちが滞在先に選んだのは、
アイガー北壁をのぞむアルピニストの聖地グリンデルワルド。
登山鉄道やロープウェイの起点となる美しい山岳リゾートで、
スイスを、世界を代表する、
数々の絶景トレッキングコースが集積している場所だ。
グリンデルワルドでのトレッキングは、
ホテルを出てすぐコースがはじまるわけではない。
登山電車やケーブルカー、ロープウェイなどで
トレイルのスタート地点まで登って行くのが一般的。
そして下りを自分達たちの足で歩くのだ。
なかには、下りは骨や関節、筋肉への負担が大きいので、
自分たちで歩いて登って、下りで交通機関を利用するという人もいる。
とにかくグリンデルワルドからは、
目指すトレイルへバスやロープウェイ、
登山鉄道を使って簡単にアクセスできる。
また1日中歩いて疲れても、
ちょいと電車やバスに乗ればホテルに戻ってこれる。
そして、チューリッヒやジュネーブの国際空港からも
電車で2~3時間でアクセスきる。
大自然の景観を満喫し、公共交通機関の便利さ享受できる、
スイスの魅力を凝縮したような場所なのだ。
グリンデルワルド日本語観光案内所
メインストリート
グリンデルワルドのメインストリートは
駅から東へ向かってゆるやかに登るハウプト通り。
だいたいフィルスト行きのゴンドラ乗場あたりまでの約1kmが中心街だ。
中心にはホテルやレストラン、カフェ、ショップなどが軒を連ねている
(ショップは、登山&スキー用品、子供服、アーミーナイフ、時計店、チョコレート専門店など)。
日本語案内所を左に入っていく路地にはスーパーもある。
意外にも子連れの観光客と日本人が多いのにはびっくり。
アイガー / おみやげショップ / 食品スーパー
グリンデルワルドの宿泊先について
グリンデルワルドには旅行者用のアパートメントもけっこうある。
アパートにはキッチンやリビングルーム、寝室が備わっており、
キッチンで自炊すれば滞在費をかなり節約することができる。
スイスは物価が高いので
それでなくても出費がかさむ家族連れには頼もしい存在だろう。
ただわたしが調べたところ、
夏のピークシーズンということもあり、
アパートメントの最低宿泊日数を1週間からとしている所がほとんど。
またちょっときれいでナイスなアパートは駅から遠いのもネックだった。
そんなわけで今回はホテルに滞在することに。
駅からの近さと、
屋内外のプール、
そして4人で1部屋に泊まれることから選んだのは
グリンデルワルドで唯一の五つ星ホテル、
グランドレジーナ。
電車がグリンデルワルド駅に到着していっぺんに大勢の人が降りる。
井の頭線渋谷駅や阪急梅田駅のように、
進行方向の前方にしか出口がないため、
ホームはキャパシティ以上の人で溢れかえる。
その人ゴミの上を見上げると、
おお、正面にヴェッターホルンのえぐれるような断崖が、
雲をついてそびえ立っているではないか!
わたしは夢中になってシャッターを切っていた。