プレトーリア広場とパレルモ市庁舎内部見学

2019年3月13日

プレトーア広場の彫刻
プレトリーア広場

プレトーリア広場

パレルモのプレトーリア広場

ベッリーニ広場のすぐ隣、市庁舎とサンタカテリーナ教会に挟まれ円形の噴水があるのがプレトーリア広場。

ルネッサンス様式の優美な人の形をした彫刻が、なんと30体も!あるものは立ち、あるものは座り、あるものは寝転がり、皆好き勝手なポーズで、好き勝手な方向を見つめている。

そのてんでバラバラさが、なんともいえない異様さと紙一重の優雅さを醸し出している。

噴水はもともとフィレンツェにある別荘のために、フィレンツェ出身の彫刻家、フランチェスコ・カミッリアーニが設計したもの。1573年にパレルモ市が買い取り、カミッリアーニの息子、カミッロがプレトーリア広場に設置した。

噴水を見学していてふと気づいたことがある。

彫刻の人間像の方が広場にいる本物の人間より数が多い!

パレルモ市庁舎

市庁舎の内部
市庁舎の内部

噴水の南側に建っている建物に観光客がぞろぞろ入っていく。入り口におまわりさんが立っているので、警察署かと思ったが、どうやらパレルモ市庁舎のようだ。おまわりさんに聞くと内部見学の入場は無料とのこと。

「せっかくだからちょと入ってみようか」(無料と聞いて積極的になる)

内部は、大理石をふんだんに使った豪華な造りで、装飾品や調度品も立派。まるで美術館のようだ。それに冷房が効いててとっても気持ちいい。2階のバルコニーから見るパレルモの青い空とプレトーリア広場の眺めが印象的だ。

反対側の窓からはサンカタルド教会が眺められる。

市庁舎のバルコニーからプレトーリア広場を眺める子ども達