さよならギリシャ〜チェックアウトしてタクシーに荷物を積みこんでアテネ空港へ向かう

2019年2月21日

プールから上がって部屋に戻りシャワーを浴びる。それから支度をしていよいよこのホテルとお別れだ。

エレクトラパレスホテルは屋上にプールやレストラン、カフェがあり、パルテンン神殿を眺めながらゆっくりできる。

こどもたちはプールで遊んでいれば満足なので、本当にこのホテルは子連れにおすすめだと思う。

 

さよならギリシャ

       フロアマネージャーとお別れの一枚 / ホテルの外観 / 空港まではタクシーで行くよ

 

 

さよならギリシャ

 

今回わたしたちはコネクティングルーム2部屋押さえたが、スイートルーム1部屋で4人泊まれるならそっちのほうがお得かもしれない。

(*余談になりますが、ペルー/マチュピチュ遺跡の入り口にあるホテル/マチュピチュ・サンクチュアリロッジは、同じように1部屋に2人までしか泊まれないので、我が家のような4人家族は2部屋手配しなければならない。ところがこのホテルには部屋からマチュピチュ遺跡が眺められる、豪華庭付きテラス付きマチュピチュビュースイートがあるが、そこは1部屋に4人で泊まることができるのだ。普通の部屋を2部屋手配するのと料金はあまりかわらないので、もしご家族でマチュピチュへ行かれる予定のあるかたにはぜひおすすめです)

 

タクシーでアテネ空港へ向かう

        お世話になりました~ / バシレイス・オルガス通り / 空港へ向かう高速道路

 

話しがそれました、、(汗)

ホテルとのお別れはギリシャとのお別れ、そしてこの旅行とのお別れ。

何が悲しいって旅行の最終日にホテルをチェックアウトするときのあの切なさったらありゃしません。

悲しくて悲しくて涙をこらえるのが大変です。

 

アテネ空港で荷物を降ろす

      アテネ空港の管制塔 / お気をつけてお帰り下さい! / てきぱきと荷物を運ぶ運転手さん

 

「ご滞在はいかがでしたか?」

マネジャーがニッコリ微笑みながら尋ねる。

「ええ、とっても素晴らしかったです。またぜひ家族でこの国を訪れたいです」

「それはよかった、お待ちしてます」

 

アテネ空港の搭乗手続きカウンター

        ルフトハンザ航空の搭乗手続きカウンター / アテネ空港の出発ロビーの

 

空港までは荷物があるのでタクシーで行くことに。スーツケースをトランクに詰め込んだら出発だ。

タクシーは渋滞しているアテネ市内を抜け、高速道路に乗る。

空は今日も雲ひとつない快晴、まさに観光日和。こんな中、飛行機に乗って日本へ帰るなんて痛いほど後ろ髪を引っ張られる思いです、イテ、イテ、イテ!

片側2車線の整備された高速を快調に飛ばし、ホテルを出発しておよそ35分で、管制塔に見覚えのあるアテネ国際空港に到着した。

ああ、旅行初日に期待に胸を膨らませてこの空港に降り立った瞬間が痛いほど蘇る。

(タクシーの料金は荷物3個分のチップ込みで35ユーロ、ホテルのドアマンに交渉してもらった)

 

空港内にはたくさんのショップがある

      ギリシャを代表するアクセサリーブランド / 空港内にはたくさんのショップがある

 

タクシーのおじさんは国際線の出発ロビーで車を止めると、てきぱきとトランクからわたしたちのスーツケースをおろし始めた。そして笑顔で手を降りながらわたしたちの旅立ちを見送ってくれる。わたしたちも笑顔で手を振り返す。

そうだ、旅行が終わる悲しさばかりに心を支配されているが、わたしたち家族は旅行前にはなかった素敵なプレゼントをすでに手にしているのだ。それはこの旅行で出会った人たちの笑顔、素晴らしい景色、美味しい料理、そしてこどもたちと過ごしたしあわせな時間。どんなにお金を払っても、小学校5年生のカイと2年生のリュウと、夏休みに旅行をすることはもうできない。あふれる生命力とみずみずしい好奇心がほとばしる小学生のキミたちといっしょにすごした時間は、パパやママにとっても大切な宝物だ。

 

本当にありがとう!

古代ギリシャの船乗りたちは、海原を渡る風を自由に操り、広く地中海世界へ繰り出して行った。

明日を生きるキミたちは、人生に横たわる壁や試練を友達にして、輝く夢を追い続けて欲しい。

 

セイルに風を!

それが、この国の海と大地がくれたメッセージ。

セイルに風を!

夢という風をセイルにあてればどこへでも行ける。

 

空港ビルに足を踏み入れた時、かすかな気配に振り返ると、エーゲ海の風がほほをかすめて通り過ぎていった。

 

出発ロビーにあるショップ

                出発ロビーにあるショップ。試食も出来る