子どもが勉強好きになる魔法の言葉〜キプロスの午後
キプロスツアーから船に戻ったら、まだ午後3時前だった。
今日はもう何の予定もないし、この2日間、終日ツアーであわただしかったから、のんびりできていいね。
カイとリュウは、まず1時間ほど勉強をして、それからプールタイム。
子どもが勉強好きになる魔法の言葉
ところで、
「まず勉強をして、それから遊びなさい」というのは、
こどもが勉強嫌いになる言葉らしい。
やることを先にやって、それから好きなことをして遊ぶ、というのは、大人にとってはけじめをはっきりするという意味においても、納得できる考え方だ。でもこどもにとっては、「好きなことをするためには、まず我慢して勉強をやらなければならない」というメッセージとして伝わり、それが「勉強はつらくて苦しいもの」という概念として、脳の中に定着してしまう。
ためしに逆の言い方をしたらどうだろう?
「先にしっかり遊んだら、勉強してもいいよ」と。
ははは、本当にそうなっちゃうって?
でも、これを辛抱強く半年くらい言い続けけたら、遊び嫌い、勉強好き、のこどもになってくれるかもしれませんよ。こどもの遊び嫌いというのも問題だと思いますが、、
我が家では、こどもたちのサッカーに親が熱を入れるあまり、大事な試合の前日にこどもが勉強していたら、
「いつまでも勉強なんかしてないでさっさと寝ろ!」としかってます。
だからかどうかはわからないが、うちのこどもは勉強が大好きなようです。も~ほっといても勝手にばんばん勉強します。朝の6時位から、学校に行くまで、勉強してます。
のんびりひなたぼっこ♪ / 屋上デッキのプールサイドで勉強するカイとリュウ
努力してはいけない
前にもどこかで書いたかもしれないが、我が家では子供の勉強部屋はない。学習机もありません。こどもたちはダイニングテーブルやリビングルームで、勉強をしている。
ちょっと話しは横道にそれるが、こどもは普通、親の期待に答えたい、親の期待にこたえるいい子でありたいと思って、一生懸命がんばるもの。特に小学校低学年くらいまでは、この傾向が強くあると思う。
でも、その「がんばる」ことがよくない。
「がんばる」というのは、つらいけど無理をしてやり通すということ。つらいと感じることなら、上達するにも限度があるし、そんな状態は長く続かない。
例えば、真冬の北海道でSLの写真を撮るために、何時間も待っている鉄道マニアを思い浮かべてみて下さい。彼は極寒の吹雪の中でカメラを構えている。鉄道とか写真に興味がない人にそれをやれと言ったら、すさまじい努力と感じるだろう。でも鉄道マニアにとっては、それはわくわくするような体験なのだ。
いやでいやでたまらないけどがんばって努力している人と、楽しくて楽しくて笑いが止まらない状態でワクワクしながらやっている人とでは、最初から結果は目に見えているよね。もちろん忍耐強さや、目標にむかって自己管理することの大切さを教えることは必要だ。
でも成果をあげることが目的なら、
努力してると感じることで勝負してはいけません。
親が楽しむ姿を見子どもにせる
話しをもとに戻そう。こどもに何かを教えるうえで大切なポイントは、しかったり、おだてたり、無理矢理やらそうとするのではなく、まず親がそれを楽しそうにやっている姿を子供に見せることだ。勉強であれば、親がこどもの前で楽しそうに調べものをしたり、読書や何か文章を書いたり、作業をすること。
それを見て、こどもは、
「あ、パパ、楽しそう、自分もやってみたい」と思うようになる。
親が楽しそうに勉強している姿を見せるには、リビングやダイニングテーブルが最適。だから子供部屋も学習机も必要ない。一家団欒の場に、当たり前のように家族で楽しく勉強する姿があれば、こどもはほっといても勉強が楽しくて楽しくて仕方ない人間に育ちます。子供部屋を造って、学習机を買って、さあ勉強しろ!と押し込まれたら、小さなこどもは孤独感を味わうだけでしょう。そのうち、勉強=ムリやりやらせられるもの=つらいもの、という意識が、心の中に定着てしまうのだ。
そうなると、自分からすすんで勉強をし、勉強することが、さらなる好奇心を刺激し、さらにもっと勉強する、という好循環は生まれにくい。
これは勉強以外のことにもあてはまります。水泳ならこどもにあれこれ教える前に、まず親がこどもの前で楽しそうに泳ぐ事。ピアノでも絵画でもサッカーでも野球でも読書でもみんな同じ。親が楽しんでいる姿を見れば、こどもは興味を持ち自分もそれをやってみたいと思うようになる。
それでも簡単にはやらせないで、「こんな楽しいことはまだ○×▲ちゃんには早いよ」とじらすくらいがいいのだ。放置ぷれ〜〜。
夕映えと水しぶきとピナコラーダ
ピナコラーダで乾杯!
そんなこと考えてる間に、こどもたちは勉強を終えて、プールに飛び込んでいた。
東地中海の夕映えに、水しぶきの粒たちがきらきらきらめいて、こどもといっしょにダンスする。
しからば、今日の幸せに、ピナコラーダでママと乾杯!
楽しい旅行をありがとう☆☆☆
楽しかったキプロスとお別れ、バイバイ