ラクダに乗ってピラミッドを見るっていかにもエジプトっぽいアクティビティが意外と楽しい

2019年2月22日

国が違えば、言葉や気候や食事やお金だけでなく、価値観とか習慣までまるで違ってくる場合がある。

それを「考えられない!」と言って拒否しても始まらないい。だって日本じゃないんだし。

そこではそれがその国の人の常識なのだ。

良い悪いで判断するのではなく、世の中にはいろんな価値観があることを受け入れ、自分と異なる価値観であっても尊重することが大事だ。

多様性を肌で体験できることは、こどもにとって素晴らしい経験であり、子連れ海外旅行の大きな魅力と言える。

 

ラクダに揺られて砂漠をゆく

 

価値観を広げる貴重な体験

 

ギザのピラミッドエリアで人気の「ラクダ乗り」は、そんな価値観の多様性を実感できるステキなアクティビティだ。ちょうど今回の旅行へ出発した日、成田へむかう車のラジオで、リスナーがラクダ乗りで体験したいろいろな「トラブル」を紹介していた。

 

このラクダに乗るんです

                       このラクダに乗るんです

 

例えば、

ある男性は強引にラクダ乗りに勧誘され、1ドルでいいと言うから乗ったら、降ろしてくれなくて「降りたかったら50ドル払え」と言われて仕方なく払った。

ある女性はラクダに乗っているところを写真に取ってあげると言われてカメラを渡したら返してくれなかった、

また別のある女性は、交渉して5ドルに値切ったら、1分も乗らないうちに降ろされ、別途チップとして10ドル要求された。

もしあなたがこんな目にあったら、自分の価値観を広げるチャンスだと感謝しよう。ラクダに乗ることよりもっと貴重な体験ができたのだと。

我が家はラクダには乗ったが、残念ながらこのような目や耳を疑うようなトラブルには出会えなかった。クルーズ船のピラミッド観光の一部として、事前にラクダ乗りを申し込んだので、ガイドのアッシュゲンさんが全部お膳立てしてくれたのだ。

 

ピラミッドを見ながらラクダに乗る

           ピラミッドを背景にラクダに揺られて砂漠をゆく。うん絶景ぢゃ!!

 

ラクダ乗り

 

われわれを乗せたバスは、パノラマポイントの駐車場に到着。パノラマポイントはクフ、カフラー、メンカフラーのギザの3大ピラミッドからおよそ800mくらい南西にある、砂漠の中の絶好のビューポイント。ここからだと絵葉書のようなピラミッドの写真が、も~恥ずかしいくらいばしばし撮れちゃう!

さあ着いたぞと、バスから飛び降りるやいなや、強烈な日差しが襲いかかって来る。どひゃぁ~~、なんじゃこりゃ!エジプトの砂漠で真夏の雲一つない快晴だから、これくらいこっちじゃあ当たり前なんだろうけど、冷房の効いているバスの中と比べると、火にかけられたフライパンの上に踊り出たような感覚だ、って踊り出たことあんのかーー!

「じゃあ、ラクダに乗る人はこちらについて来て下さい」とアッシュゲンさんが言う。砂の上に落ちる影が、今だ見たこともないほどはっきりうつっている。吸い込む息で肺がやけどするんじゃないかというくらい熱い空気が身体を包む。

アッシュゲンさんのあとを、はーはー息を切らしながら着いていくと、何頭ものラクダが地面に座っているところに着いた。どうやらここがラクダ乗り場のようだ。そこに仕切りやみたいな、ターバンを頭にまいたおじさんがいて、アシュゲンさんと何か言葉を交わす。ちょっとあやしげな雰囲気。ターバンのおじさんはちらっとわたしたちを見ると、こっちにこい、と手招きをする。それでアッシュゲンさんと別れて、そのおじさんに足早について行くと、カラフルな絨毯みたいなものを背中に乗せたラクダの前に、1人の少年が立っていた。

わたしたちを連れて来たおじさんは、今度はその少年に合図をしている、どうやらこちらの男の子が、今日のわたしたちのラクダ乗りにおける「ラクダ使い」らしい。いっきょに緊張してきた。

「こんにちは、よろしくね」ときさくに話しかけると「これに乗れ」とぶっきらぼうに答える。

ママとこどもたちがおそるおそるラクダの背にまたがり、その間、少年はラクダを押さえている。3人がラクダの背に乗ると、合図をしてそれからラクダが立ち上がった。

「わぁーー!」

「うひゃぁ~~!」

ラクダが立ち上がるとき、まず前足で上半身が持ち上がる。この時ラクダの背は、ものすごいこう配になり、へたすると乗っている人間は後ろへつんのめって落ちそうになる。それでみんな大きな声をあげたのだ。

そう言えば昔テレビのクイズ番組でそんなのがあったね。クイズに答えられないとすべり台の角度があがっていくやつ。回答者は手袋をしているからあんまり急角度になると手で支えきれなくなってどひゃーっと落っこちちゃうのだ。

ラクダが立ち上がる時もあんな感じ(ってそんなクイズ番組知らない人のほうが多い!)。前足が立つと、次に後ろ足が立ち上がる。その時は、勢いで前にがっくんと落ちそうになる。

 

ラクダに乗る子ども達

 

まあ何にしても、ギザの3大ピラミッドを背景にラクダの背に揺られて砂漠をいくのは気持ちいい体験だ。

同じをコースを行って帰って10分くらい。それで料金は1人8ユーロだった(子供割引なし)。まあピラミッドをバックにラクダに乗るなんて他じゃできないし、せっかく来たんだからぜひやっておきたかった。

ラクダ乗りが終わったらパノラマポイントで気のすむまでパチパチ写真を撮って、バスに戻る。

さあ次はカフラー王のピラミッドに潜入するぞ!!

 

 

こどもたちの生活状況

 

ここでぜんぜん関係ないけど、普段の我が家のこどもたちの生活状況を紹介しよう。

◆テレビ 1週間の合計テレビ視聴時間は3時間半。

毎週観る番組は「イナズマイレブン」「週間こどもニュース」「やべっち」(やべっちは放映時間が遅いので録画して観る)、「ダーウィンが来た!」(日曜午後7時半 NHK)「世界の果てまでイッテQ(日曜午後7時58分 日本テレビ)

「ダーウィンが来た!」と「世界の果てまでイッテQ」は基本的に家族全員で観る。

それからレギュラー番組ではないが、国際Aマッチのサッカーの試合、セロのマジックのスペシャル番組、UFOなどの木スペ系、海外旅行の特別番組など、家族でいっしょに観る。

◆テレビゲーム 1ヶ月で30分程度

◆スポーツ 1週間で20時間以上サッカー

◆読書 1週間で7時間

◆携帯電話 持っていない

 

 

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