オルドバイ渓谷で人類のご先祖さまに会う
レクチャールームから見下ろすオルドバイ渓谷。歴史的発見があった場所でなかったとしても景観を眺めるだけで満足できる
ジャンボ〜!下は6歳(年長)から、上は昨日から12歳(小6)になった6人の子どもを連れて、猛獣が闊歩するアフリカのサバンナでキャンプ旅行。
旅行6日目、ンゴロンゴロからセレンゲティに移動する途中で人類のご先祖さまが暮らしていたオルドバイ渓谷と博物館に立ち寄りました。
レクチャールーム
オルドバイ渓谷は1959年、ルイス・リーキー博士とマリー夫人が、
200万年前の人類の祖先、
ジンジャントロプス・ボイセイ(後アウストラロピテクス)を発見した場所だ。
確か世界史の教科書にも出ていたような、いや世界史じゃなくて地質学でしたっけ?
グランドキャニオンをちょっと小さくしたような渓谷を見下ろすよに、レクチャー棟が建っている。
1日数回、ここでオルドバイ渓谷についての無料レクチャーがおこなわれる(英語)。
渓谷を見下ろすオープンエアーの「教室」で無料のレクチャーがおこなわれる。子連れでの参加もちろんオッケー。
レクチャーの時間は20分程度、レクチャーは英語で行わる。
オルドバイ博物館
レクチャー棟のとなりにある、オルドバイ博物館には、この地層から出た石器や動物の骨などが、説明とともに展示してある。
当時の人類=われわれの祖先が、
ここで何を食べどのように暮らしていたかの解説に、
こどもたちは興味しんしん。
また、リーキー博士たちの発掘の記録もとても興味深い。
場所は、ンゴロンゴロクレーターから北西へ約50km。
トイレ、売店、駐車場、ピクニックテーブル有り。
ンゴロンゴロクレーターからセレンゲティへむかうなら、よほど早朝に出発しない限り、このあたりでお昼になるだろう。
ここでランチボックス食べてる観光客をたくさん見かけた。
オルドバイ博物館の入り口。
「ご先祖さま」の様子に興味しんしんの子供たち。
リーキー博士の偉業をたたえるパネル/展示室をまわる子ども達
グレートジャーニー
タンザニア・オルドバイ渓谷で誕生した人類が世界中に拡散していく過程で、最後にたどり着いた地が南米最南端のナバリーノ島。ここまで5万キロに及ぶ人類の旅を、イギリスの考古学者ブライアン・M・フェイガンに博士は「グレートジャーニー」と名づた。
1993年、日本人医師、関野さんは、この行程を逆走する「新グレートジャーニー」をスタート。自動車や鉄道を使わず、自転車やカヤックなど自らの脚力と腕力だけを頼りに旅を続け、2002年2月10日、足かけ10年の歳月をかけ、ついにタンザニア・オルドバイ渓谷へたどりついた。
オルドバイ博物館では、関野さんがこの旅で実際に使用した自転車なども、展示されている。