シドニー屈指の撮影名所・ミセスマッコーリーズポイントへ行くなら早朝がベスト
ミセス・マッコーリーズ・ポイント
王立植物園の先っぽに位置するミセス・マッコーリーズ岬は、海の向こうにオペラハウスとハーバーブリッジの両方を同時に写せる、シドニー屈指の撮影名所。
ガイドブックやパンフレットでもよくお目にかかるまさに「あの景色」の撮影場所だ。
岬の先端へ
シドニー滞在2日目の早朝、タクシーでミセス・マッコーリーズ岬へ向かった。岬は細長く海に突き出した地形で、タクシーはどうやら岬の先端付近まで行けるらしい。車窓からは、右にも左にも植物園の木々の隙間にキラキラ輝く海を見ることが出来る。
いつまでも眺めていたい素敵な風景。やがて、見晴しの良い高台の芝生の広場でタクシーは止まった。車はここまで、ここから「ベストオブザフォトジェニックスポット」へは歩いてすぐだと言う。
タクシーのドライバーにお礼を言って車を降りる(*ダウンタウンからのタクシー料金は8ドル。)
早朝の岬
ミセスマッコォリーズ岬からオペラハウスとハーバーブリッジの写真を撮るなら早朝がいい。西向きに写真を撮る事になるため、午後は逆光になる。
午前中でも遅い時間には大勢の観光客がやって来る。何より、朝の爽やかな風と、青くきらめく海に出逢えるのがいい。沖には大小の船が行き交い、空には鳥たちが舞う。
光と幸せにに満ちた、早朝のミセス・マッコーリーズ岬。子供達は木々の間を走り回ったり、水辺に降りて、カニやヤドカリを探していた。
カメラマン
「私が撮ってあげるよ」
オペラハウスをバックに、家族の写真を撮ろうとしてたら、かっぷくのいいオーストラリア人のおじさんが声を掛けて来た。
「まかせなさい、私はプロのカメラマンだから」と言う。「え~ホントかよー」と疑いつつも、カメラを構える格好がさまになってたので、1枚お願いすることに。それでにた~っと笑って1枚撮ってもらったんだけど、ついでだからもうちょっと左から1枚お願いした。さらに、もう少し後ろからもう1枚、あとせっかくだから反対側からも1枚。
結局、1枚どころか思いっきりたくさんお願いして撮ってもらったのだった。その後、本当にモデルとか照明班なんかがやって来て、そこで本格的な撮影が始まる。全員そのおじさんカメラマンにペコペコしちゃてる。
「あの人すげーえらいカメラマンだったんじゃない?」
私が彼にとった横柄な態度に冷やせかきながら、そーっとその場を後にした。
アクセス
タクシーの場合は撮影ポイントの手前まで行ける。料金はタウンホール近くのホテルから8ドル。シドニーエクスプローラーなら5番停留所「ミセスマッコーリーズ岬」で下車。