【ゲッレールト温泉】男ひとり旅入浴体験記
ども!ヨーナポト!欧州10カ国以上の温泉に入り日々温泉研究を楽しんでいる「欧州温泉大好き」イルカパパです。
今日はブダペストでも最も美しい温泉「ゲッレールト温泉」を紹介します、うひゃ〜。
是非最後までお楽しみください。
ゲッレールト温泉基本情報
ゲッレールト温泉は15世紀のオスマントルコ時代に「奇跡の泉」と讃えられたゲッレールトの丘から湧く源泉を利用して温泉施設が建設されたのが始まりです。
1918年には温泉を併設したホテルが開業し、アール・ヌーヴォー様式の豪華な温泉は世界中の人々にセンセーショナンを巻き起こしました。
現在、ブダペストに数ある温泉の中で「最も美しい温泉」と評価されています。
お風呂
ゲッレールト温泉には大小12の浴槽があります。日本人の感覚からするとこのうち屋内プール小、屋外プール中、内風呂は「温泉」です。
屋内プール大は、ゲッレールトを代表する豪華な内装でいかにも「ヨーロッパの温泉」という趣のお風呂です。
屋外プール大は1927年製の世界最古の造波装置を現在も使用する「波の出るプール」です。
<ゲッレールト温泉のお風呂一覧>
温泉 | 水温 | 広さ | 深さ |
屋内プール大 | 27度 | 246平方メートル | 0.8-2m |
屋内プール小 | 36度 | 60平方メートル | 1.05m |
屋外プール大 | 26度 | 500平方メートル | 0.4-2.75m |
屋外プール中 | 36度 | 94平方メートル | 1.0m |
内風呂(8個) | 35-40度 |
行き方
地下鉄4号線 聖ゲッレールト広場駅(Szent Gellért tér)から徒歩3分、約220mです。
私はブダペスト中央市場からリバティ橋を渡って歩いて行きました。中央市場から徒歩約7分、600m。
中央市場からはトラムでもいけますよ。
ゲッレールト温泉はドナウ川東岸にあるので、ドナウ川畔を歩けば、鎖橋東岸ブダ王宮のケーブルカー乗り場から約25分で(距離は2km)で行けます。
同じくドナウ川東岸にあるルダッシュ温泉からは徒歩9分、700mです。温泉ハシゴができちゃいます、わおー。
セーチェニ温泉とハシゴする場合は、セーチェニ温泉駅から地下鉄1号線に乗って、デアークフェレンツ駅で3号線に乗り換え、次にカールヴィン広場駅で4号線に乗り換え、聖ゲッレールト広場駅で下車します。
地下鉄4号線聖ゲッレールト広場駅からの徒歩ルート
参考記事
あわせて読もう:【欧州温泉の達人】セーチェニ温泉の料金・行き方・持ち物・入浴方法
料金
ホテル宿泊者は無料で利用でます。宿泊者以外でも有料で日帰り入浴可能です。
料金は「ロッカーのみ」と「キャビン利用」で異なります。ヨーロッパでは温泉に限らずプールやスポーツジムでも更衣室は男女の区別がないのが普通です。(特に、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリアなどは顕著)
ゲッレールト温泉のあるハンガリーでもほとんどの温泉(多分全部)で更衣室は男女共同です。「キャビン利用」の場合は鍵付きの専用ロッカーがある個室を使用でます。
ロッカーの場合は鍵付きロッカーのみ使用できます。ただしロッカールームの一角に鍵がかかる更衣スペース(ユニクロの試着室のようなイメージ)があるので女性でも問題ないかなとは思います。
ハンガリー以外の国では更衣スペースがあっても利用する人はあまりいなくてロッカーが並ぶ共有エリアで男性はもちろん、女性も、小中学生の女の子からおばあちゃんまで、みんな平気で着替えています。
ゲッレールト温泉の料金 2020年5月現在
1日券 | 平日 | 土日・祝日 |
ロッカー | 5900HUF | 6100HUF |
キャビン | 6300HUF | 6500HUF |
ゲッレールト温泉では14歳以下の子供の利用は推奨していません。親がどうしてもという場合のみ「オムツが取れていること」を条件に認めています。つまり「オムツが取れていれば」子供でも入浴は可能です。ただし「子供料金」の設定はありません。
レンタル料金
タオル | 2000HUF |
水着 | 3000HUF |
バスローブ | 3000HUF |
営業情報
- 営業時間:6:00-20:00 年中無休
- 住所:Budapest, Kelenhegyi út 4, 1118 ハンガリー
- TEL :+36 1 466 6166
- ゲッレールト温泉公式サイト:http://www.gellertbath.hu
- ホテル公式サイト:https://www.danubiushotels.com/en/our-hotels-budapest/danubius-hotel-gellert?sid=736hd469e3kjbhcrcbntf71f23
地図
泉質・効能
ゲッレールト温泉の泉質、効能は公式サイトによると下記です。
泉質
- カルシウム
- マグネシウム
- 炭酸水素塩
- ナトリウム
- 高濃度フッ化物イオン
- 硫酸塩
効能
- 変性関節疾患
- 脊柱変形
- 慢性関節炎
- 椎間板ヘルニア
- 神経痛
- 血管収縮
- 循環障害
- 呼吸器の慢性疾患
エステ・マッサージ
泥パック、電気療法、炭酸泉、サウナ、スチームサウナ、アクアフィットネスなどのサービスや
様々なタイプのマッサージ、エステコースがあります。
詳しくは公式サイトを参照してください。
プラーヴェート浴槽は2人90分16000HUFで利用できます。
入浴スタイル
入浴スタイルはセーチェニ温泉と同様水着を着用し男女混浴です。
「裸ではいらなきゃ温泉じゃない」という気持ちはよくわかりますが、温泉文化は国によって違うもの。ハンガリーに来たらハンガリーの習慣や文化を尊重しそれを楽しみながら体験しましょう。
水着・混浴にはいい面もあります。それは男女カップルや家族連れが一緒に温泉を楽しめることです。好きな人と一緒だから長く楽しめる、うん、いいね。
それでもどうしても裸で温泉に入らなければ気がすまない人は、お隣のチェコやオーストリア、ドイツの温泉に行ってみよう。それらの国の温泉では裸で入浴できるエリアがたくさんあります。しかも男女混浴なのでカップル、家族連れで離れ離れにならずに一緒に楽めます、わおー。
持ち物
1.水着
ゲッレールト温泉に限らずハンガリー、ヨーロッパの温泉は水着を着て男女混浴で入浴するスタイルです。ゲッレールト温泉では水着のレンタルもできますが、温泉に入る予定があるなら日本から水着を持参しましょう。
オランダ、オーストリア、チェコ、ドイツなどには水着禁止の温泉、スパもあります
この記事を参照↓
2.サンダル
ゲッレールト温泉に行くときはサンダルは必携。歩く距離が長いのでみ〜〜んなサンダル履いています。日本から持って行くなら安いうすっぺらなビーチサンダルで十分です。
3.タオル
バスタオルは日本から持っていくより滞在しているホテルのタオルを持っていけば節約になりますぞ、うほ。
4.水
館内で美味しいハンガリービールが飲めるし、カフェやレストランもあるし、飲泉もあるので必要ないかもしれないけど、一応あったら便利かな。私は500mlのペットボトルにスーパーで買ったミネラルウォーターを入れて持参しました。
5.本、雑誌
ビーチ、プール感覚で露天風呂のまわりには椅子やビーチベッドが置かれています。お湯から出てのんびり本や雑誌を眺めたり、たまにきれいな水着のおねんさんを眺めたり、うは、サイコーだね、こりゃ。
6.小さなトートバッグ
本やペットボトルやらフェイスタオルやらを入れて持ち運ぶちょっとしたトートバッグがあればさらに便利。これであなたもスマートバサー。
7.コンビニ袋
温泉から出て濡れた水着やタオルを入れておくために必要。
入浴方法
受付
私はホテル北側の入り口から入館してすぐ左手にある窓口で入浴料を支払いました。
日帰り入浴の受付窓口。支払いはハンガリーフォリントの現金かクレジットカード。ユーロは使えません。
北口からみてコンコース中央右手にカウンターがあります。ここはホテルのフロントです。
コンコース南よりの右手に温泉の入り口があります。窓口でもらった電子リストバンドをかざしてゲートを回転させて中に入ります。
更衣室
ロッカー
空いているロッカーを使用します。施錠するときはロッカーの扉を閉めてレバーを赤のポジションにシフトしてリストバンドをかざします。
解錠するときはリストバンドをかざし「カチ」という音がしたらレバーを緑のポジションにシフトして扉を開けます。簡単ですよ。
同じようなロッカーがずら〜っと並んでいるので、ロッカーの番号を必ず覚えておきましょう。
更衣スペース
ユニクロの試着室のような更衣スペースで着替えることができます。中から鍵をかけれるので女性でも問題ないかなと思います。
キャビン
カーテンで仕切られた個室。中には鍵がかかけられる専用ロッカーがあります。
屋外プール
屋外には世界最古の造波装置が稼働する波の出るプールがあります。海のないハンガリーの人々には大人気だったそうです。
世界最古の波の出るプールの動画
波の出るプールの周りにはレストランがありますよ。オープンエアーのテラス席もあるので、プールで泳ぐ水着の美女たちを眺めながら美味しいハンガリ料理をたのしめますぜ、旦那。
バーもあります。ビールが旨い!
屋外エリアにあるもう一つのプール状浴槽です。奥には木造りのサウナ小屋と大きな樽風呂があります。
このお風呂は近づくとかなり硫黄臭がします。水流は弱いですが「打たせ湯」みたいなものもあります。
屋内プール
屋内プールはゲッレールト温泉の顔というべきアール・ヌーヴォー様式で建築された豪華なプールです。
天井や柱の彫刻、床のタイルまで手のこんだデザインが施されゴージャスな気分に浸れますよ、うは。
内風呂
ハンガリーはかってオスマントルコの支配下にあり、イスラム教の影響のため温泉は男女別々だった名残から、今でも内部は迷路のような複雑な構造になっています。まあすぐ慣れますが。
現在はすべての内風呂が男女混浴です。ハンガリーには水着を着ないで裸で入れる温泉はわずかしかありません。
近隣諸国には日本と同じように裸で入浴できる温泉がたくさんありますよ
内風呂には40度のお風呂もあって熱い風呂が好みの日本人にもは馴染みやすいと思います。
飲泉もたくさんあります。
内風呂のエキゾチックな内装もゲッレールト温泉の見どころです。
蒸気と硫黄臭がこもっているのでそれも日本人好み、ふふ。
シャワーも男女共有。デザインも凝ってますね。
ゲッレールト温泉のまとめ
ブダペストでもっとも美しい温泉と評価されるゲッレールト温泉の紹介をしました。
セーチェニ温泉のように早朝券とかナイター券がなく1日券のみなので短時間しか入浴しない人には割高になってしまいますが、せっかくブダペストに旅行するなら是非立ち寄ってもらいたい場所です。
ゲッレールトホテルに宿泊すれば温泉には無料で入れますよ。
ゲッレールト温泉は水着着用、男女混浴で入浴するので行く予定の人は日本から水着を持って行きましょう。セーチェニ温泉やルダッシュ温泉との温泉ハシゴもおすすめです。
次に読むのにおすすめの記事↓
この記事があなたのハンガリー・ブダペスト旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
このブログの中でひとつでも「いいな」と思ったことがあればSNSなどでシェアして熱い応援ヨロシクお願いします(^^)→それ行け!子連れ海外旅行:https://kidsvacation.net/