子連れにおすすめの世界遺産ランキング第1位~ンゴロンゴロ・タンザニア
こんな世界遺産
ライオンやキリンなど約2万5000頭の野生動物が、直径およそ20キロメートル、深さおよそ600メートルの「大きくて深い穴」の中で暮らしている様子をイメージしてみてください。あひゃぁ〜。なんだかすごい光景ですね。
この巨大な穴は300万年前にできたンゴロンゴロクレーターのカルデラです。2万5000頭の動物の中には絶滅危惧種に指定されているクロサイもいて、タンザニアではここでしか見ることができません。
この世界最大級のクレーターが持つ比類なき自然美と、多くの野生動物が生息する希少な自然環境を持つことがンゴロンゴロをおすすめする理由です。
穴を取り囲む標高2400mの外輪山のエッジには、アフリカ一の高級ホテルを含む、数件の宿泊施設とキャンプサイトがあります。このエッジ部分から見晴らすンゴロンゴロの眺めも壮観です。
ちなみにンゴロンゴロとは現地の言葉で「巨大な穴」の意味です。
概要
正式名称:ンゴロンゴロ保全地域
国:タンザニア連合共和国
遺産種別/登録年:複合遺産/1979年
おすすめの年齢:3歳以上
治安:旅行者の大半は富裕層なので心配ありません
病気:注意する病気はマラリア、黄熱病、食中毒、風邪
登録基準
自然遺産として最高レベルの(viiとx)/類例を見ない自然美および美的要素をもつ優れた自然現象、あるいは地域(vii)/学術上、あるいは保全上の観点から見て、顕著で普遍的な価値をもつ、絶滅のおそれがある種を含む、生物の多様性の野生状態における保全にとって、もっとも重憂な自然の育成地(x)。
ンゴロンゴロ子連れ観光の見所
ンゴロンゴロではサファリカーに乗って野生動物を観察する「ゲームサファリ」を行ないます。ずっと車に乗りっぱなし。サファリ以外の時間はホテルのプールや部屋でのんびり過ごします。忙しく動き回ったり、長い距離を歩いたりしないので、乳幼児連れの旅行でも問題ありません。
野生のライオンやゾウ、シマウマ、ヌーの大群はもちろん、湖のほとりではフラミンゴの群れを見ることもできます。野生動物が次から次へと姿を見せる光景に、小さな子供から大人まで興奮すること間違いなしでしょう。
ゾウやキリンは動物園でも見ることができますが、野生の状態にある動物達は独特のオーラみたいなものを纏っていて、動物園で見るのとは全然別物です。美しさや迫力が段違いです、うひょぉ〜。
また200万年前の初期人類アウストラロピテクスの化石が発見されたオルドバイ渓谷もンゴロンゴロ自然保護区のエリア内です。ここにはオルドバイ博物館があり初期の人類の暮らしぶりや発掘された遺跡が展示されています。
乳幼児~未就学児童から大人までみんなが楽しめる世界遺産です。
・ンゴロンゴロクレーターでのゲームサファリ
あわせて読んでね:子ども6人連れアフリカ旅行記〜ンゴロンゴロのサファリで百獣の王ライオンと遭遇編・トムソンガゼルの赤ちゃんが生まれた
・マサイ族の村
あわせて読んでね:マサイ族の集落と小学校を子連れで訪問編
・オルドバイ渓谷
あわせて読んでね:オルドバイ渓谷で人類のご先祖さまに会う
行き方
キリマンジャロ空港のあるアルーシャから西へ180km、車でおよそ6時間の距離です。
ケニアの首都ナイロビからは車でおよそ11~12時間。
ナイロビへは日本から、ドバイやカタールなど中東を経由して行くのが一般的です。ロンドン、アムステルダム、フランクフルトなどヨーロッパ経由で行く方法もあります。
キリマンジャロ空港へも、ヨーロッパ主要都市からのフライトがありますが、季節によって運行状況が変わります。ヨーロッパや中東から、ダルエスサラームを経由してキリマンジャロ空港へ行くフライトもあります。
ンゴロンゴロの地図
旅行の手配方法
個人手配で旅行するのは非常に難易度が高いエリアです。ツアーに参加して行くのが現実的。
おすすめはケニア・タンザニアに強い旅行代理店を通して、現地発のツアーをアレンジしてもらうこと。いわゆる「オーダーメイド型旅行」です。子連れ家族で3〜4人以上なら、パッケージツアーより安くなる可能性が高いうえに、あなたのわがままを思いっきりプランに盛り込むことができますよ。
我が家が代理店に押し付けたわがままな5つのリクエスト |
1.ンゴロンゴロクレーターのエッジにある眺めの超いいホテルに泊まりたい |
2.ンゴンゴロやセレンゲティではとにかく動物を探すのが得意なベテランにガイドを頼みたい |
3.マサイ族の村を訪問したい |
4.セレンゲティでキャンプを体験したい |
5.現地の小学校を訪れて子供たちと触れ合いたい(年末のため学校がお休みでこのリクエストは不発) |
参考記事🐬