【キレイな海で泳げる世界遺産】達人のおすすめベスト5
💕グラッチェ・メルシー・スパシーバ!60カ国以上の渡航経験、マリンスポーツ歴40年、スキー・スノボー歴30年、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
世界遺産を「子供が退屈することなしに観光して家族の一生の思い出を作る」。
今回はそんな素敵な方法の第二弾!我が家が苦心の末編み出した【必殺技その二】を紹介しちゃいますぜ〜、ピース!
世界遺産で泳いじゃおう!
おとなしく見学してくれないならいっそ泳いじゃえ!
ということで【必殺技その二】は「世界遺産で泳ぐ」です。わははは。
子供は海やプールが大好き。泳げるならいくらでも世界遺産観光に付き合ってくれますよ、っていうか「まだ帰りたくな〜い」「もっと遊びたい」とダダをこねるかも。
そんなキレイな海で泳げるおすすめの世界遺産ベスト5はこれだぁ!!
泳げる世界遺産おすすめの海【1位】イースター島アナケナビーチ
アナケナビーチ・イースター島・チリ | |
特徴 | 真っ白なパウダーサンドが美しい亜熱帯のビーチ。世界で唯一モアイ像を見ながら泳ぐことができる。 |
行き方 |
最短経路での移動時間の目安:17時間(タヒチでの乗り継ぎ時間含まず) ルート:日本〜タヒチ12時間、タヒチ〜イースター島5時間 |
世界中どこを探したってこんな場所は他にはありません、なんてったってアイドル!ちゃうちゃう、なんてったって世界遺産イースター島のあのモアイ(どのモアイだー!)を見ながら、あはあは笑いながらビーチで泳げんるんですから。これぞまさに泳げる世界遺産のキレイな海、わははは。
しかもビーチがまた美しい!珊瑚が砕けてできた真っ白なパウダーサンドは裸足で歩くだけで官能的なシルクのような肌触りが足の裏に伝わる、うう。不器用な男の子でも芸術作品みたいにきれいな砂のお団子がつくれちゃうからたまんねーなー。
砂が白いから海の色がこりゃまたウルトラコバルトブルーに輝いてメチャクチャキレイ!椰子の木もさらさらと海風にそよいで南国の島ムードを盛り上げます、うっはっは。
島の伝説によると、1500年前、ホトゥマトゥア王が、西方にある遠い故郷のヒバ国を出発し長く辛い航海の後に、イースター島に渡ってきて上陸した場所がアナケナビーチなんだそうです。へえ〜〜。そんな創世記みたいな伝説が残るビーチ。
アフナウナウの7体のモアイは長い間砂に埋もれていたため、雨や風、直日光にさらされずにすみ極めて保存状態が良好。ビーチを背にして左手に1体だけ立っているモアイはホトゥ・マトゥア王の像といわれています。
ビーチサイドには3件のカジュアルレストランもありまっせ。それから椰子の木陰にピクニックテーブルや更衣室、トイレ、売店などもあるよ。
アナケナビーチへの行き方
アナケナビーチにはバスなどは走っていません。ほとんどの観光客はツアーで訪れると思います。自由に過ごしたい人はホテルのあるハンガロア村からタクシーを利用するか、もしかしたら泊まっているホテルで送迎サービスがあるかもしれませんので尋ねて見てください。
アナケナビーチはとってもキレイななビーチですが、海中の魚が少ないので残念ながらシュノーケリングには向いていません、オーマイガー。
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アナケナビーチの地図
泳げる世界遺産おすすめの海【2位】トルトゥガベイビーチ・ガラパゴス
トルトゥガベイビーチ・ガラパゴス・エクアドル | |
特徴 | ウミイグアナやガラパゴスペンギン、アシカなどと泳げる赤道直下の熱帯の海 |
行き方 |
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ガラパゴス諸島は世界で初めて認定された世界遺産です。世界遺産制度はガラパゴスのために出来たと言っても過言ではありません、まさに世界遺産の中の世界遺産、太田胃散、うう。
ガラパゴスの海の魅力はなんと言ってもその美しさ。赤道直下にある123の島のうち人が住んでいるのはたった3島のみ。それ以外の島々と広大な海域には手つかずの美し大自然が残っています。
そして世界でここでしか見られない希少な生き物が暮らす海。ガラパゴスをおすすめするのは、まさにこの希少性。美しい、キレイ、なだけな海なら他にいくらでもあります。でも、ウミイグアナやガラパゴスペンギンと泳げる海は世界でここだけ!うほー、まさに子連れにおすすめの泳げる世界遺産です。
トルトゥガベイビーチへの行き方
ガラパゴス諸島で3つある人が住める島のなかで最大のサンタクルス島。ホテルが集中する唯一の町プエルトアヨラから専用の遊歩道を2.5kmほど歩くとビーチにたどり着けます。ガラパゴスでガイドの許可、同伴なしで自由に泳げるビーチはここだけです。
*クルーズツアーや日帰りツアーに参加したときネイチャーガイド同伴で泳げるビーチはたくさんあります。シュノーケル向けのポイントもたくさんありますよ。
ウミイグアナがたくさんいて子供も大よろこび。「世界でここだけ」の特権を思う存分体験し写真もいっぱい撮っちゃってくださいねー。
トルトゥガベイビーチの地図
泳げる世界遺産おすすめの海【3位】セイシェル
プララン島・セイシェル | |
特徴 | 世界遺産ヴァレドメ渓谷から直線距離で5km弱にあるアンスラジオは世界ベストビーチに度々選出されるきれな海 |
行き方 |
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これは厳密に言えば「世界遺産の海」とはちょっと違うかもしません。セイシェル・プララン島で世界遺産に登録されているのは海ではなく「ヴァレドメ渓谷」という島の内陸部です。でも、プララン島は小さな島なのでヴァレドメ渓谷のすぐ外側はもうビーチ。だからこれは世界遺産の海と言っても間違いじゃないでしょう、うん。
セイシェルには「アルダブラ環礁」という海の美しさ、自然環境、生態系の貴重性が評価されて世界遺産に登録されて海があります。まさに「海がキレイな世界遺産」です。しかしアルダブラ環礁は首都があるマヘ島から1150kmも離れている上、観光客が上陸することはできません。
プララン島には旅行雑誌や海外のサイトで「世界一美しいビーチ」と絶賛されるビーチがあります。それはプララン島の北西の端にあるアンスラジオです。ビーチには無料駐車場や食事ができるカフェがあります。海の中は珊瑚礁が少しありますが魚影は濃くありません。シュノーケリングには大人も子供もちょっと退屈してしまうかもしれません。
セイシェルで子連れシュノーケリングを楽しむならプララン島北海岸の沖合にある小さな無人島サンピエール島か、お隣ラディーグ島の沖合にあるココ島がおすすめ。とびっきりキレイな海に潜ってカラフルなトロピカルフィッシュやウミガメ、珊瑚礁を見る事ができますよ。
それからセイシェルで一番フォトジェニックでインスタ映えする美しいビーチはラディーグ島のアンススールダルジャン(恋人海岸)です。
これはもう神様が作ったビーチとしか思えない世界でここだけの独特の造形美を持つビーチです。ここもシュノーケリングには向きませんが(1998年以前はビーチのすぐ前まで珊瑚礁が広がる海でした。1998年に世界中で珊瑚が死滅するという悲劇が起きました)、見た目は素晴らしい、子供と一生の思い出に残る最高の写真が撮れますよ。
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アンスラジオの地図
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泳げる世界遺産おすすめの海【4位】ニンガルーリーフ&シャークベイ・オーストラリア
ニンガルーコースト・オーストラリア | |
特徴 | シュノーケリングでジンベエザメやイルカ、ジュゴン、ウミガメ、オニイトマキエイ、ザトウクジラと泳げる奇跡の海。サンゴ礁の規模は世界最大級 |
行き方 |
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シャークベイ・オーストラリア | |
特徴 | 世界最大のジュゴンの生息地。また世界最古の生き物ストロマトライトが生息するハメリンプール、野生のイルカと触れ合えるモンキーマイア、貝殻で埋め尽くされたビーチが110km続くシェルビーチ、ウミガメの産卵が見られるペロン半島など見所満載。もちろん陸上ではカンガルーやコアラが観れる |
行き方 |
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オーストラリア大陸西海岸にあるニンガルーリーフとシャークベイの2つの世界遺産は、およそ300kmくらい離れています。東京ー名古屋間の距離が直線距離で263kmですからそれとほぼ同じくらいの距離ですね。
でもまあ日本から見たら「すぐ隣」のようなもんですわ、うははは。日本からオーストラリア西海岸最大の都市パースまで直行便でおよそ10時間(LCCでKL乗り継ぎなら安い便もあるでよ〜)、せっかくパースまで行くならこの2つの世界遺産を一緒にまわったらどうでしょうか?
ニンガルーリーフはオーストラリア東海岸のグレートバリアリーフに匹敵する世界最大級の珊瑚礁です。しかしグレートバリアリーフではシュノーケリングでもダイビングでも大したドラマは起きませんが、こちらはまさに海の無法地帯!ジンベエザメやイルカ、ジュゴン、ザトウクジラ、マンタと子連れシュノーケリングで出会える奇跡の海です(季節や時間帯によります)。
一方、ニンガルーリーフの300km南にあるシャークベイは世界最大の野生のジュゴンの生息地です。ジュゴンは絶滅危惧種に指定されているとても希少な海洋生物。
また世界最古の生き物ストロマトライトが生息するハメリンプールや、野生のイルカがビーチに遊びに来て子供たちと触れ合えるモンキーマイア、真っ白な貝殻で埋め尽くされた宝石のようなビーチが110km続くシェルビーチ、ウミガメの産卵が見られるペロン半島なども〜こちらも見所満載。
さらにこれらの海洋生物に加えて、子供が大興奮する野生のカンガルーやコアラもばんばん見れます。この2つの世界遺産を組み合わせたモデルコースは絶対子連れにおすすめです、うは。
ニンガルービジターセンターの地図
モンキーマイアの地図
泳げる世界遺産おすすめの海【5位】ポジターノ・イタリア
ポジターノ・イタリア・ヨーロッパ | |
特徴 | 世界のスーパーセレブを魅了してやまない世界遺産アマルフィー海岸の至宝ポジターノ。圧倒的迫力の自然景観と美しい街並みを存分に眺めながら広いビーチで泳げます。買い物やグルメもお楽しみ満載。 |
行き方 |
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南イタリア・アマルフィー海岸のポジターノは海岸線の自然景観と歴史ある建物が織りなす絶景の世界遺産です。美しい風景のなかに身を置き、カフェで美味しいドルチェをいただきながら優雅な時間を過ごす。あるいは、南イタリアの素敵なお土産を探してショッピング三昧、世界遺産の街の写真を撮りながら散策するのもいいでしょう、ああ。
天に極楽あれば地にポジターノあり
人類は2種類のタイプに分類できます。それは「ポジターノへ行ったことがある人とまだない人」。
こんなに素敵な街を自由に満喫できるのもここにはビーチがあるからです。遠浅で幅広の街の正面にあるメインビーチはおよそ200mの長さ。子供が喜ぶアドベンチャースポーツセンターがある西のビーチもおよそ200mの長さです。
ポジターノは南国のビーチではないので夏季限定ですが、子供は時間が経つのも忘れて夢中で遊ぶでしょう。パパかママが交代で子供と海遊びをして、交代でショッピングや街歩きを楽しんで下さい。
ビーチの正面にあるホテル「コヴォディサラチェニ」は大きなプールがあって朝食ビュッフェも美味しい子連れにおすすめのホテルです。
コヴォディサラチェニ公式サイト:https://www.covodeisaraceni.it
参考記事
ポジターノの地図
世界で一番キレイな世界遺産の海は?
観光客がお金を払えば行くことができる世界遺産の海で、間違いなくダントツでおすすめなのはコスタリカのココ島と、ガラパゴスのダウーィン島です。
ココ島国立公園・コスタリカ・中南米 | |
特徴 | コスタリカ本土から南西550Kmの東太平洋上に浮ぶ孤島。周辺の海域は世界有数の美しさを誇るダイビングの聖地。驚愕の生態系オンパレードを見ることができる |
行き方 |
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しかし現実問題としてこの2箇所は日本から子連れで行くのに極めてハードルが高い。コスタリカのサンホセまで日本から乗り継ぎ地での待ち時間も入れておよそ20時間、サンホセからココ島まで船で30時間かかります、ひょえぇ〜〜。
ガラパゴス・ダーウィン島はさらにハードルが高く日本からサンタクルス島までおよそ35〜40時間(乗り継ぎ時間含む)、サンタクルス島からダーウィン島まで船で24時間以上かかります、うう。
しかもこの2箇所とも、スキューバダイビングをしなければその本当の価値、美しさを知ることが難しい。なので実力では十分世界一ですがこ「子連れにおすすめ」という観点からはずしました。
日本から行きやすい世界遺産の海は?
オーストラリアの海
これはもうグレートバリアリーフです。オーストラリア東海岸沖に広がる世界最大級の珊瑚礁。グレートバリリーフへの玄関口はケアンズで、日本の複数の空港、アジアの複数の空港から多数のフライトが運行されています。
飛行時間は片道およそ7時間とこれまた子連れに優しい。しかもケアンズと日本の間には時差がありません。
でもね、マリンスポーツ歴40年、世界中の海に潜った私ことイルカパパとしてはグレートバリアリーフはまったくおすすめしません。
グレートバリアリーフが世界最大と言っても人間が泳いですべてを巡ることはできません。そしてケアンズからクルーズ船で行けるスポットの海中世界は名前に反して全然グレートではありません、あひゃ。完全に名前負けしちゃってるんですね。
しいてあげればセスナ機やヘリコプターで上空から眺めれば多少美しさを鑑賞できますが、それは海や自然を体感することとは少し違う気がします。感動体験を親子で共有することが旅育の目的にかなうのですから。
どうしてもオーストラリアに行きたいのであれば、ここで紹介した西海岸のニンガルーリーフやシャークベイを強くおすすめしますよ。ほい。
南太平洋の海
もうひとつ日本から近いのはミクロネシアやメラネシアなどの南太平洋の海です。このエリアで世界遺産に登録されているニューカレドニアやパラオは海の美しさ、海中世界の素晴らしさ、ホテルなど観光インフラの充実度、そして日本からの行きやすさで、子連れにおすすめです。
キリバスのフェニックス諸島やソロモンの東レンネル、フィリピンのトゥバタハリーフなどの世界遺産も日本からの直線距離は近いですが、実際に子連れで行くのはとても大変です
ニューカレドニアのサンゴ礁・ニューカレドニア・メラネシア | |
特徴 | 全世界の約5%にあたる約15000種の海洋種が生息している世界最大級の珊瑚礁です。満足度の高いシュノーケリングやダイビングが楽しめます。 |
行き方 |
グランドテール島南端周辺のサンゴ礁があるイルデパンへの行き方
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ロックアイランド・パラオ・ミクロネシア | |
特徴 | 世界最高峰のダイビングスポットを擁する海の世界遺産。リゾートからダイビング・シュノーケリングポイントまで船で1〜2時間。ロックアイランドやジェリーフィッシュレイク、ドルフィンスイムなどアクティビティも豊富 |
行き方 |
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パラオの海は本当にキレイですが、リゾートからポイントまで遠いのが難点。
世界遺産の枠をはずして本当にキレイな海は?
はい、ここまでずっと引っ張ってきましたが
それは結局モルジブです。
マリンスポーツ歴40年、世界中の海で潜ってきましたが、海の中の美しさ、魚影の濃さ、大物との遭遇率は先に言及したココ島など行きにくい場所を除くと、も〜モルジブがダントツです。
子供はシュノーケリングで、いや、下手をしたらリーフエッジまで歩いて行って水に顔をつけるだけでも、
生涯最も感動的な1本のダイビングに匹敵する海中ドラマ
を観ることができるでしょう。
海のキレイさではどこもモルジブにかなわないため、それ以外の特徴、例えばモアイ像が見える、ウミイグアナと泳げる、がある場所をおすすめランキングの上位に選びました。
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世界遺産にこだわらずとにかく子連れで行きやすくてキレイは海はどこ?と聞かれればそれはモルジブです。あるいはタヒチ。どうしても世界遺産の海で泳ぎたい、方には子連れで行きやすいオーストラリアや南太平洋をおすすめ、世界遺産ならではのおすすすめのキレイな海を希望される方には、イースター島やガラパゴス、セイシェルのビーチをおすすめします。
この記事があなたの子連れ海外旅行の参考になったらとっても嬉しいです。それでは良いご旅行を!