イランジャのハウスリーフで子連れシュノーケリング

2019年3月5日

イランジャのハウスリーフ

イランジャのハウスリーフ

さて、最後にイランジャのハウスリーフの様子をちょっとだけ記述しておこう。

リュウとペダルボートでリーフエッジの先まで出て潜った場所は、ビーチからだいたい100mくらい沖のポイント。カメラの調子が悪くて、写りがイマイチだが、このあたりの珊瑚礁はなかなかのものだった。魚影の濃さも満足できる。ただ、大物が現れるような期待感はない。この時期はマンタやジンベエザメの季節ではあるが、島からもっと離れた沖に出なくては遭遇できない。

空が曇ってきて、海中には光が足りなかったけど、満足度の高いハウスリーフでのシュノーケリングだった。

 

ハウスリーフの海中写真

                     ハウスリーフの様子

 

リュウが姿を消した!

「そろそろ部屋に帰ってシャワーを浴びようか」

今日の午後にはこの島を出発しなくてはならない。ところが海からあがって部屋に帰る途中、リュウの姿が見えなくなった。

あれ、どこへ消えたんだ?

先に部屋に帰ってるのかと思って、わたしも急いで戻る。

「リュウは帰ってきた?」息を切らしながらママに尋ねる。

「ええ~~まだだよ。いっしょじゃなかったの?」

まだ帰ってない!それじゃあどこかに隠れているのか。それともリュウは極端な方向オンチだから道に迷っているのか。こんな小さな島で!しょうがない、探しに戻ろうかと思ったその矢先、「ただいま!」とリュウが元気よく部屋に帰ってきた。

「どこに行ってたんだよ!」

「ええ、、、、ちょっと」

「ちょっとじゃわかんないだろう」

「ちょっとオレンジジュースを飲んでた」

「オレンジジュース?」

イランジャロッジでは、いつでも無料で絞りたてのオレンジジュースをもらえる。そのことに気づいたリュウは、1人でジュースをオーダーして飲んできたらしい。とても満足そうな表情をしている。

わたしたちは拍子抜けしてなんだか怒る気にもなれなかった。

 

海中写真

 

チェックアウト

シャワーから出て、パッキングした荷物をフロントへ運んでもらう。それからわたしたちも、なごり惜しむように重い足取りで部屋をあとにする。カイの容態は少し熱が下がった小康状態が続いているが、今朝からちょっと強い解熱剤を飲んでいるので、それの効き目だろう。病気そのものが治ってきているわけじゃない。でもまあ、少しくらいなら歩けそうだし、今日とりあえずアンタナナリブまで移動するには問題なさそうだ。

これでいよいいよこの楽園ともお別れ。

カイが心配で、リゾートとのお別れにしみじみ浸っている余裕がないのは、かえっていいかもしれない。

とりあえずレストランの隣のバーまで歩き、そこで船の準備ができるのを待っていた。