カールトンホテルのディナー
カールトンホテルのディナー
マダガスカル最後の晩餐は、ホテル内のレストランでいただきましょう。マミーと別れたあと、わたしたちは部屋にはあがらず直接ロビーフロアーにあるレストランに向かった。ホテル内のレストランは2軒あり、1軒は高級そうなフレンチレストラン、もう1軒はカジュアルそうなマダガスカル料理のレストラン。カジュアルそうなレストランでメニューを見せてもらったら、中華風のメニューもけっこうあるみたい。
「あ、スープヌードルっていうのがあるよ」とママ。
それを聞いてカイがにわかに興奮。
「えっ、スープヌードルってスープに麺が入ってるんでしょ、それってラーメンとどう違うの?」
も~このさいスープヌードルがどんなものであっても食べる、と言う。今まで食欲がなくて何も食べなかったカイがそこまで言うのだ。このレストランで決まりだね。と言うか料金的にもそのチョイスしかなかったんですが。
で、オーダーして運ばれてきた「スープヌードル」は、さっぱりしたタンタンめんみたいな料理だった。カイはこれは美味しい!と絶叫。結局おかわりして2杯たいらげてしまった。ママはシーフードカレー、わたしはシーフードやきそば。これもものすごく美味しい。リュウは何を食べたか忘れてしまったが、とにかく一口もらってそれも美味しかったことだけは覚えている。なんじゃそりゃぁ~~!
料理の写真もいっぱい撮ったはずなのに、なぜか見当たりません(涙)
こんな付け合わせのポテトでさえ口から泡を吹くほど美味しい! / 絶品!シーフードカレー / デザートに出たマンゴープリン
日本に帰ったら
旅の最終日に、いつも我が家でおこなわれている熱い恒例行事がある。それは「日本に帰ったら何が食べたい?!合戦」だ。
「おれ日本に帰ったらみそ汁とごはんが食いたい!みそ汁の具はなめこがいいな」
「ええーーなめこ?!、パパはとうふと油揚げだな、あ、じゃがいもとわかめのみそ汁もいいかも」
「おれはラーメンと餃子が食べたい」
「ママは塩ジャケと白いごはんと納豆!」
「ああ、食べ物の話してたら早く日本に帰りたくなっちゃった~~」
あせらなくても明日には飛行機に乗って日本へ向けて出発するよ。
一時はどうなるかと思ったけど、最後の最後にカイもなんとか回復して、みんなでこんなに楽しい食事がいただけてよかった。
この旅を思い返して
マダガスカルでは、いろんなことがあったね。いろんな人に支えられながら旅を続けてくることができた。まぶたを閉じると、親切にしてくれたひとたちの笑顔が心に浮かぶ。この素晴らしい国と、素晴らしい人たちに感謝しよう。それから、元気に飛びまわるキツネザル、寝起きみたいにゆっくり動くカメレオン、茜色の海に帰るウミガメの赤ちゃん、青空に伸びるバオバブの並木、
みんな、みんな、ボクたちに大きな夢と感動を与えてくれて、ありがとう!
「オレまたマダガスカルに来たい!」
「オレも」
レストランを出て、最後にロビーに飾ってあるクリスマスツリーの前で記念写真を撮ろう。
いつまでもこの国の記憶が、君たちの胸に灯っているように。