毎回ドクターに部屋まで往診してもらった子ども達の診察費と薬代を見て驚いた件
朝目覚めたら、リュウはすでにベッドから抜け出し、ママが添い寝をしているカイのベッドに潜り込んでいた。
「カイの具合はどう?」わたしもみんながいるほうの寝室へ歩きながら尋ねる。
「ぜんぜん熱が下がらない」ママは寝不足気味の疲れた顔でぼそっと言う。
今朝もテーブルには美味しそうな食事が並ぶ
カイの熱は下がらず
解熱剤を飲んでいるのに熱がぜんぜん下がらないって、どう解釈したらいいのだろう?
カイは食欲もまったくないと言うので、またわたしとリュウの2人でレストランへ行く。食べ終わったらママと交代。リュウが完全に回復しているのが、せめてわたしたち夫婦のなぐさめになっていた。
でも朝食は美味しい
こんな事態ではあるが、朝食は相変わらずものすごく美味しい。
いれたのコーヒー、フレッシュジュース、新鮮なカッティングフルーツ、バターたっぷり使ったペストリー、それに波の音と、砂の感触、風に揺れるヤシの葉、どれもが現実離れした楽園の朝の一コマを演出していた。リュウはカイが好きだからと、チョコレートデニッシュを部屋に持って帰る。かわりにリュウと交代してママがきた。ママが食べ終わるのを待って、いっしょに診療所へ寄り、カイの容態を伝える。ドクターも心配してくれていて、ちょうど今から往診に行こうとしてたところだと言う。
部屋にやって来たドクターはカイの熱を計り、脈を診て、触診を施す。
そして「万が一のことを考えて、今日はこの薬を処方します」と言って、蚊の絵が書かれた包装紙を渡してくれた。
「万が一のこと」ってどんなことだよお~~。
解熱剤も大人用のもっと強いやつが処方される。それから日本に帰っても容態が回復しないようならすぐ病院へ行きなさいと、処方した薬の名前や簡単なカルテをメモ書きしてくれる。
子ども達の医療費の清算金額は
ところで、この一連の診察&薬代っていくらになるんだろう?
診察代などは毎回払うのではなく、一括して部屋付けにしてもらっている。毎回わざわざ部屋まで往診に来てくれるし、リュウとカイあわせて相当な回数お世話になってしまった。わたしの持っているクレジットカードには、生計をともにする家族にも保険が適用される海外旅行障害保険が付帯しているので、お金の面での心配はないんだけど。
カイ、早くよくなってまた元気に笑ってよ。
*チェックアウトの時、清算金額を見たら、なんとリュウとカイで5回の診察と薬代全部込み込みで4万アリアリ、日本円にして2400円くらいでした~~。安ぅーー。