イランジャのダイビングスポット

2019年3月4日

ノシイランジャは周囲をサンゴ礁にかこまれて、ふかふかカーペットのような白砂で作られた島。絶好のダイビング、スノーケルスポットにも恵まれている。隣の島との間に、干潮時にだけ細い砂の道が現れ、歩いて渡ることもその美しい海と島を満喫しようと、ノシベ島から日帰りのオプショナルツアーで訪れゲストも多い。

ノシ・イランジャの楽園のようなビーチ

イランジャでのダイビングについて

◆ シーズン

1年中快適にダイビングが楽しめるが、ベストシーズンは4月~12月。

乾期は4月~11月、雨期は1月~3月。

2月は一日中雨や風でダイビングができない日もある。

9月~11月はザトウクジラ、11月~1月はジンベエザメが見られるチャンスが大きい。

一方7月~10月は透明度が高い。  

イランジャの全景

ダイビングスポット

1)ノシベ本島の北西海岸沖エリア

●マンタポイント : 真っ白な砂地が広がり、マンタのランデブーやジンベエザメがよく見られるポイント。大型のハタやナポレオンも頻繁に見られる。マディロケリーからスピードボートで30分。

●ロザリオバンク : 巨大なウミウチワと色とりどりのサンゴで覆われているポイント。多種多様な熱帯魚や、ウミガメ、ウツボが見られ、時にはジンベエザメにも遭遇できる。マディロケリーからスピードボートで20分。

●ファイブメーターバンク : クレバスとケーブでできているドロップオフ(15m-40m)に、多様なサンゴ、カイメンでおおわたリーフがある。ウミウシがみられる。8月から12月にかけてはプランクトンが増えるので、それを目当てに現れるマンタとジンベエザメにも遭遇できる。マディロケリーからスピードボートで30分。

●グランドバンク : モザンビークチャネルにあるドロップオフ。バラクーダ、ヒラマサ、回遊魚、サメ類等。マディロケリーからスピードボートで45分。

2)南海岸沖の、Nosy Komba(ノシコンバ)、Nosy Tanikely(ノシタニケリ)エリア

ノシタニケリ : 海洋保護区に指定されている生物相豊かなスポット。-18mで、スノーケリングポイントとしても人気。→ウミガメ・スティングレイ・タコ・ブダイ・ヨウジウオ・フグ・クマノミ・エンゼルフィッシュ・バタフライフィッシュ・ハタ類。ノシベ本島からスピードボートで45分。
 

●ヘロイズバンク : トラフザメを観察できるリーフ。バラクーダやヒラマサもしばしば見られる。色鮮やかなサンゴと大きなロブスターも見事。マディロケリーからスピードボートで20分。ノシコンバ沖。

3)北東へスピードボートで4~6時間のところにあるNosy Mitsio(ノシミチオ)エリア

*ノシミチオは大小40の島々から形成されており宿泊施設もある

●フォーブラザース : 4つの大きな岩が存在し、水深4m-20mの範囲で、ソフトコーラルや多くの熱帯魚が見られる絶好のダイビングスポット。→ウミガメ・ブルースポッテドスティングレイ・ロブスター・テングハギ類・カサゴ・エンマゴチ。
 

●オルガン : パイプオルガンの鍵盤ように岩盤に縦線が走っていることから名づけられた人気スポット。→ノコギリエイ・2種類のウツボ(そのうち1種類はマダガスカルでは極めて珍しい種類)

●ムニー : エジプトのミイラ(Mummy)にその地形が似ているところから名づけられたポイント。ケーブやホールが存在し、複雑な地形を楽しむにはオススメのポイント。しばしば、ヒメイトマキエイ(モブラ)やマンタも現れる。
 

4)南西へスピードボートで約1時間半のNosy Iranja(ノシイランジャ)エリア

●スノーウォール : ドロップオフを下から見上げると壁を覆う白砂が雪のように見える人気スポット。

*いくつかの島を訪れ人気スポットを巡るダイビングクルーズもある。