ベレンティーロッジは宮内庁御用達?!

2019年3月2日

ベレンティーロッジ

ベレンティーロッジ

ベレンティーロッジはベレンティー保護区内で唯一の宿泊施設。保護区内だけでなく周辺にも外国人向けの宿泊施設はおそらくない。

ベレンティー保護区へはフォールドーファンからも日帰りツアーがあるが、ここに住む珍しい動物たちをじっくり観察したいなら、ぜひロッジに宿泊されることをおすすめします。それに日本からわざわざやって来て日帰りじゃあもったいないですよ。

 

ヴィラの庭先にワオキツネザルやシファカがやて来る

ヴィラの庭先にワオキツネザルやシファカがやて来る / わたしたちが泊まったヴィラは森の中の一軒家というたたずまいだ

 

トゲの森の入り口のところに保護区への入場ゲートがある。ゲートからサイザル麻畑沿いの車道を約1km進むと、ロッジの入り口が見えてくる。入り口右手には広場を囲むようにレストランとギフトショップが向かい合って建っており、広場中央のテラスには、気持ちのよさそうなイスとテーブルが、置かれている。また広場の端には引退した古い蒸気機関車が置かれていて、子供は大喜び。

 

客室内の写真

 

レストラン前広場から植物園を取り囲むように車道が2方向に伸びており、植物園をぐるとまわって向こう側で合流する。その合流地点にレセプションと、屋根のついた車寄せがあり、到着時はここで車を降りる。スーツケースなどの荷物はロッジのスタッフが部屋まで運んでくれる。

客室はレセプションのさらに奥に、独立タイプのバンガローが、中庭を取り囲むようにサークル状に並んでいる。中庭には半オープンエアーのカフェテリアがある。このカフェテリアは朝食専用。

 

客室の写真

 

わたしたちが宿泊したバンガローは、サークル状にバンガローが並ぶ場所のさらに奥にあり、テラスの先は深い森に覆われている。テラスのまわりをワオキツネザルやベローシファカがうろついており、ベレテンィーロッジで一番いい場所にあるバンガローと言える。

 

          植物園の入り口 / 園内の地図 / 蒸気機関車に子ども達は大喜び

 

室内は2段ベッドが置かれた寝室と、ダブルベッドが置かれたメインの寝室、さらにシングルベッドが置かれた計3つの寝室があり、その他バスルームとパウダールームがある。バスルームはシャワーのみでバスタブはない。シャワーヘッドは固定式。豪華ではないがとても清潔で広くて気持ちのいい客室だ。

電気の使用には時間帯の制限がある。サイザル麻工場が操業している時期は、6:00~22:00、休業時期は5:00~10:00、11:00~15:00、17:00~22:00が電気が使用できる時間帯。日曜の日中は時期にかかわらず電気の使用はできない。

室内にエアコンはない。でも夜から早朝にかけてはかなり涼しくなるので、なくても快適に過ごせるだろう。

*昭和天皇や皇族の方々もお泊まりになられたことのある「宮内庁御用達」宿です。

 

動物を観察する子ども達