グランドコ-ト・ホテル・エルサレムのランチビュッフェでイスラエル料理をいただく
今日のランチは、モダンで、スタイリッシュで、おニューなホテル、グランドコート・エルサレムでいただきます。
「わぁ~涼しい!」
ホテルの車よせに止まったバスから降りて、エントランスからロビーに入る。
ランチビュッフェはもちろんスイーツも食べ放題♪ひゃぁ~~
グランドコ-ト・ホテル・エルサレム
いきなり、迷いがないくらい思いっきり冷房の効いた空気が出迎えてくれる。大理石の床もガラスの壁もピカピカで、その清潔感が、さらに体感温度を下げ、快適な気分というか、も~ちょっと寒いくらい。
中庭に面したメインダイニング / 中庭に面したプール
バスから降りたわたしたちクルージングツアーの一行は、中庭に面したレストランに案内された。
エルサレムは標高800メートルの山の上に広がる街だ。その起伏に富んだ地形は、建物の設計にも影響を及ぼしている。わたしたちが入ったメインエントランスは1階だったのだが、そこからまっすぐ進むと、中庭に面して2階分下に降りるようになっている。ガラスの壁に隔てられた中庭を望みつつ、おしゃれならせん階段を下ってゆく。光が音譜のようにやわらかく舞い、ちょっと映画のワンシーンみたいな素敵なアプローチだ。そして中庭の地面と同じ高さまで降りたところが、今日のランチをいただくレストランになっている。ここは、このグランドコートホテルのメインダイニングでもある。
ロビーから中庭を見下ろす / ナスのペースト、ババガヌーシュが美味しいサラダ
バイキングは日本語
ランチはビュッフェスタイル。ご存知の方も多いと思うが、「ビュッフェ」とか「バッフェ」「ブフェ」と言うのは、「食べ放題」の食事のこと。日本では「バイキング」という言い方をすることが多いですね。「朝食バイキング」とか。でも外国人に「バイキング」って言っても、何のことだかさっぱり通じません。
ハワイなんかのレストランの入り口で、日本人のご婦人グループが
「ブレックファスト、バイキング、オーケー?」
とスタッフに詰め寄っているシーンをたまに見かけるが、質問されたほうのお兄さんは、途方に暮れた顔をしている。まあ、日本人が多く訪れるレストランやホテルでは、もうあえて「バイキング」と呼ぶようにしているところもあるようだが。「食べ放題」の食事は、欧州なら「ビュッフェ」、アメリカなら「ALL YOU CAN EAT」という言い方をするのが一般的。もし「バイキング」で通じたなら、その人はものすごい日本通だと褒め讃えよう!
イスラエル料理について
さて、適当なテーブルに決めてさっそく料理を取りに行く。イスラエルの料理は、地中海と中東の料がミックスされたような料理。シンプルでさっぱりした味付けは、日本人の口にもぴったんこだと思う。
ひき肉や野菜、チーズなどが入った中東風パイ「ブレッカス」や、トマトを煮込んだスープで作るイスラエル風たまぎ焼き「シャクシューカ」、にんにくが効いたひよこ豆のペースト「フームス」、イスラエルを代表する「ファラフェル」、ハーブやスパイスが効いた焼き肉団子「クツィツオット・トゥニサイヨット」など、イスラエルの味がずらりと並ぶ。もちろん、サラダにはナスのペースト「ババガヌーシュ」や辛いトマトペースト「サラット・トルキー」を盛りつけていただける。ドレッシングも美味しい。ジュースやワイン、デザートも充実している。
楽しい会話
同じにテーブルになった老夫婦は、子供5人を育てたアメリカ人のヘリングスさん。引退して老後をフロリダで過ごしているが、年1度ご夫婦で海外旅行に出かけるのだと言う。いやぁフロリダなんかにいたら旅行に行かなくったっていいでしょうに、
「それが、ずっといると退屈するんだよ~、はっはっはっは」
アメリカ人と、こんなモダンなホテルのレストランで食事しながらお話していると、ここがイスラエルであることを、ふっと忘れてしまう。楽しい会話に食事もはずみ、ちょっと、ほっと一息ついたランチタイムだった。
グランコートのロビーには大勢の人が集まっていた