シルクエアー(航空)子連れ搭乗体験

2019年2月10日

クワガタムシの角のように突き出た、

長い長いコリドーを急ぎ足で歩く。

窓の外に、駐機中の飛行機が見えてきた。

尾翼の鳥のマークが、

ボーディングパスに記されているマークと同じだ。

「あ、あれだよ、ほら、これとおなじマークが見えるじゃん」

シルクエアー(航空)でGO!

シルクエアー(航空)でGO!

これからわたしたちをメナドに運んでくれる翼、シルク航空は、

シンガポールエアライングループの地域航空会社だ。

インド、中国、東南アジアの

30都市にフライトを就航している。1

975年にシンガポール航空のパッケージツアーを扱う旅行会社

「トレードウィンド社」として設立された。

1989年2月には観光路線主体の航空会社になり、

さらにビジネス路線への進出で規模を拡大してきた。

そして1992年4月、社名を「シルク航空(シルクエアー)」に変更し、

現在に至っている。

マイレージプログラクはシンガポール航空と同じ「KrisFlyer」、

スターアライアンスには加盟していない。

保有機材は11機。

機内の様子

 スパイシーチキンとマカロニパスタの機内食 / ミントグリーンを基調とした明るいデザイン / フィッシュカレーも美味しいよ

出発ゲートに着いたら12時半の出発予定が、

さらに10分遅れて12時40分発に変更されていた。

が~~ん。この調子だと、あと何回変更があるかわからないぞ。

こうなったら、今日中に着けばよしと考えよう。

覚悟を決めて待っていると、さらなる遅延はなく、

12時40分に搭乗ゲートが開かれた。

悪いほうへ期待度を下げたから何か得した気分

ブリッジを渡り搭乗する。

機内はミントグリーンを基調としたデザインで統一されており、

とてもおしゃれな感じだ。

格安航空会社だと思っていたので、

もっと古くて質素な作りを想像していたが、

思いの他キレイなのでびっくり。

シート配列は3-3

遅延になったため、かなりの人がキャンセルしたのか、

はたまた人が少ないから遅延されたのか、

そのへんの因果関係はわかりませんが、

この日の搭乗率は30%くらい。

離陸するとすぐに昼食が始まる。

機内食hフィッシュカレーwith白いごはん、か、

スパイシーチキンwithマカロニパスタの2チョイス。

どちらもうなるくらい美味しい

キッズミールもある。

キャビンアテンダントさんの応対もとても丁寧で、

これで本当に格安航空会社ですかーー?!

と思ってしまうほどだった。

さて食事も終わって読書したり、

みんなでお話をしていると、

高度がだんだん下がってきた。

もうそろそろ着陸の時間だ。

外を見ると、進行方向左手の窓の外に、

メナド・トゥア島とブナケン島が見えてきた!

うわーすごい迫力。

このすぐ下の海がいきなり1800メートルの深さまで落ち込んでいるんだよ。

飛行機はメナドの町を通り過ぎ、

いったんレンベ海峡のほうまで飛んで、

それからぐ~~んとUターン、

そしてメナド国際空港の滑走路に静かに着陸したのだった。

データ

シンガポール~メナドの所要時間は、

シルクエアーの直行便で3時間半。

フライトは週4便(月水金土)運行している。

ちなみにバリからガルーダ航空でメナドへは、

マカッサル経由で約4時間。運行は毎日。