ユングフラウヨッホのプラトー展望台
ユングフラウヨッホとは、
ベルナーオーバーラント3山のうち
ユングフラウとメンヒを結ぶ稜線一帯を指す地名。
ユングフラウ登山鉄道の
ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅「ユングフラウヨッホ駅」(標高3454m)があり、
年間70万人を越える観光客が訪れる
スイス観光のハイライトと言えるスポットだ。
駅周辺にはスフィンクス展望台、
プラトー展望台をはじめ、
スノーファントップオブヨーロッパ(雪上アトラクション)、
アルパインセンセーション(映像ショー)、
レストラン、土産物店、
それにヨーロッパで最も高い場所にある郵便局/ポスト
があり、
子連れでも十分楽しめる。
一帯はまた、ベルナー州とヴァーレ州の境界線上にあり、
世界遺産「スイスアルプスユングフラウアレッチ」
の登録エリアでもある。
プラトー展望台
プラトー展望台は、
ユングフラウヨッホ駅のホームから
スフィンクス展望台とは反対側にある。
展望台と言ってもテラスや柵などがあるわけではなく、
ただの雪原。
プラトー雪原と呼ばれてる。
重い扉を力いっぱい押し開けて外に出ると、
カイやリュウが
吹き飛ばされそうな強い風が襲いかかってきた。
うわぁー呼吸ができない!
というかもともと空気うすいし。
雪も顔面にささってくる。
この雪は降ってる雪なのか、
一度積もった雪が強風で舞っているのかー?
でも気温が低いので
極上のパウダースノーだ。
う~んこんな雪でスキーやったら
さぞ気持ちいいだろうな♪
プラトー展望台から見るアレッチ氷河。
ヨーロッパ最大の氷河で全長22km。
年180~200cmのスピードで前進している。
少し前進して正面をみると
ユングフラウ(4158m)の頂きが吹雪のむこうに見える。
昔TVで見たウルトラQの冷凍怪獣ペギラが、
あの山かげからぬーっと出てきそうな迫力の景色だ。
ここからだと頂上まであと700mあまり。
こんな普通のスニーカーじゃなかったら、
こどもたちと行けそうな気がするのになー。
このプラトー雪原はヨーロッパの分水嶺になっていて、
ここに降った雪が溶けて北斜面からは北海へ、
南斜面からは地中海まで流れていく。
気の遠くなるような水の長旅の出発点でもあるのだ。
振り返ると細い岩の柱の上に
スフィンクス展望台が見えていた。