全日空フランクフルト線〜機内サービスとマイレージの裏技でゲットした航空券
全日空フランクフルト線
今回のヨーロッパ旅行でわたしたちが利用するのは、全日空のフランクフルト線。
夏休みのピーク時だったので機内はほぼ満席。
しかし、驚いたことにこの線を利用する人の約8割は、フランクフルトが旅行の目的地ではないらしい。
かくいうわたしたちもフランクフルトは乗り換えだけ。
本当の目的地はチューリップ、いやいやチューリッヒ。
フランクフルト空港は、スターアライアンスグループの主要メンバーで、
かつヨーロッパ域内に最大級のネットワークを持つルフトハンザ航空の母空港だ。
スターアライアンスの航空会社で乗り継ぎたい乗客にとって、
その日のうちにヨーロッパのさまざまな都市へ飛べるフランクフルトは、
ヨーロッパ最強のゲートウェイといえよう。
機内サービス
離陸予定時刻は午前11:35。
フランクフルトまでの飛行時間は約11時間だ。
離陸してシートベルトの着用サインが消え、まず飲みのサービスが始まる。
ジュースやお茶のほか、ワインやビールもOK。
全日空特性のおつまみももらえる。
そのあとおかわりがないか聞きにまわって、それから食事が配られる。
全日空はハワイ線などでも同様だが、
国際線でもとても丁寧にお客さんに対応するので、
食事が配られるまでに大変な時間がかかる。
搭乗してから2~2時間半後くらいが食事がはじまるだいたいの目安。
もうお腹ペコペコだよ!
米系の航空会社だと、
いちいち乗客の言うわがままんて聞いてないし、
もー投げるように
飲み物でも食事でも配るから、
搭乗してから食事にありつけるまでの時間が短かい。
どっちがいいかは、人それぞれですが。
こういう事態がわかっていたので、
こどもたちの食事は早く持ってきてもらうように頼んである。
おなかがすいて騒ぎだしたら大変だから。
いや、おなかがすいて騒ぎたいのは
わたしもです!
今回はメインの食事はビーフカレー、サフランライス添え、か、タラの西京焼きと和風ごはん、のどちらか。
あと到着の2時間くらい前にグラタンとヨーグルトの軽食が配られた。
リフォームで無料航空券
ところで我が家は、今のマンションに引っ越して来た時、バスルームをリフォームした。
その際、リフォーム会社は全日空の「住んでマイル」の参加企業から選び、
リフォーム代の支払いはショッピングマイルがもらえるクレジットカードで決済した。
その結果こりゃまた思いのほかたくさんマイルがたまったのだ。
今回の航空券は、その時たまったマイルでゲットしたもの。
お風呂リフォームして気持ちいいうえに、
ヨーロッパまでの無料航空券4人分もらえるなんて、
なーんか話がうますぎて小心者の私はかえってびくびくしてます。
ルフトハンザ航空5000マイルの裏技
人がオイシイめに会った話なんて聞いても、
こんちくしょーとくやしいだけでしょうが、
すみません、さらにオイシイはなしは続きます。
ヨーロッパまでの必要マイルにあと5000マイル足すと、
スイスとシチリアへも無料で行けるんだって。
ええ~本当かそれ!
この「5000マイルの裏技」には、
全行程中ストップオーバーは2回まで、
という条件と、
日本とヨーロッパの往復には全日空便を使用すること、
という条件がついている。
私たちの実際の行程を使って説明すると、
成田→フランクフルト→チューリッヒ、
ここで1回目のストップーオー、
そしてスイス旅行。
数日後、
チューリッヒ→ミュンヘン→シチリア島、
ここで2回目のストップオーバー、
そしてここからシチリア旅行。
最後に
シチリア→ミュンヘン→フランクフルト→成田
(ミュンヘンーシチリア間のフライトは週2便しかなく満席でとれなかったため、ミュンヘンーナポリに変更した)
という使い方。
フランクフルトで乗り換えするだけなら
(あるいは24時間以内の滞在なら)
ストップオーバーの回数にカウントされない。
5000マイルの裏技は、
ルフトハンザのネットワークを活用すればこんな大技に化けるのだ。
ちなみにフランクフルトから先の行き先は、
スイスやイタリアじゃなくても、
ルフトハンザで乗り継げるヨーロッパ域内なら、
たいていの場所はOK。
スクリーン前の座席は足もとが広くて快適
シート
209便のシート配列は3-4-3。
我々はスクリーン前の中央4席を確保した。
ここは足もとが広くて快適だ。11時間のロングフライトもこの席なら苦にならない。
各シートにはパーソナルテレビが備えつけられていて、映画はビデオンデマンド。
自宅のテレビでDVDを観るのと同じように、
好きなときにスタートでき、早送りや巻き戻し、一時停止などの操作もできる。
今回のフライトでは、「ミッションインポッシブルⅢ」や「ALWAYS ~三丁目の夕焼け」「RV」「男はつらいよ寅次郎知床旅情」などを楽しんだ。
(そんなに観たのかー!)
特に「三丁目の夕焼け」はいけません!
も~オイオイ泣いて、
体中の水分が涙になって出てっちゃったー!!
って感じ。
ノドからから、ってそんなわけないだろ~。
そうこうしているうちに高度が徐々に下がって行く。
どうやらもうすぐ着陸らしい。
大きく旋回する窓の下に、
霧雨に煙るフランクフルトの摩天楼が、
ぼーっとかんすで見えていた。