【イタリア・トスカーナ子連れレンタカードライブ旅行記】バーニョヴニョーニ温泉・ピエンツァ
🚘ども、チャオ、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。
3歳と5歳の息子2人連れて家族4人でイタリア旅行に行ってきました。今回のブログ記事はトスカーナの田園に点在する世界遺産の小さな町や温泉をレンタカーでドライブしたときの体験記を紹介します。あなたの子連れイタリア旅行の参考にしてくだされ。
イタリア旅行3日目レンタカー観光の行程
フィレンツェ郊外のアグリツーリズモを出発 8時頃
- サン・ジミニャーノに到着 9:00頃
- サン・ジミニャーノ観光
- サン・ジミニャーノ出発 11:00頃
- トスカーナのアグリツーリズモFATTORIA PIEVE A SALTIに到着 11:30頃
- ランチ、農園内散策
- FATTORIA PIEVE A SALTIを出発 12:30頃
- バーニョヴニョーニ温泉に到着 13:00頃
- 天然温泉の露天プールで泳ぐ
- バーニョヴニョーニ温泉出発 16:00頃
- ピエンツァ観光16:30頃
- トスカーナのワイナリーめぐり 17:30頃
- モンテプルチアーノを経由して帰路につく
アグリツーリズモに帰着 19:00頃
トスカーナの田舎の一面ひまわり畑をレンタカーでドライブ
サン・ジミニャーノからシエナを経て、バーニョビニョーニ温泉に向かうレンタカードライブは、交通量も少なく快適です。
Buonconventolにさしかかるあたりからは一面ひまわり畑が広がります。道が坂を下り切るとゆるやかなすり鉢状の谷底になり、まわりを囲む丘の斜面すべてにひまわりが咲いているぞ、おお〜〜。道のすぐ横からはるか向こうの丘の頂上まで続くひまわり畑。
その丘の頂上でひまわり畑が切れる先には真っ青な空が広がっている。すげぇ〜!スペイン/アンダルシアでしか見れないと思っていたあたり一面のひまわり畑の突然の出現に大満足だ、うはは。*南仏プロヴァンス地方でもあたり一面のひまわり畑が見れまっせ、うう。
Buonconventolを過ぎPieveが近づくと、今度は丘の頂上と頂上を結ぶ尾根沿いに道が続き、トスカーナの田園の緑が萌える素晴らしいパノラマ景色の中をドライブできます。
参考にしてね(広告じゃないよ)🐬
FATTORIA PIEVE A SALTI
さて今日の昼食は700ヘクタールという広大な敷地を持つアグリツーリズモ「FATTORIA PIEVE A SALTI」のレストランでいただきます。
日本を立つ前メールで問い合わせたところ宿泊者以外でもレストランで昼食を食べれます、どうぞお待ちしています、と丁寧はご返信をいただいたのでそれなら行ってみよーとりゃーっと車を飛ばしてやってきたのでござる。
FATTORIA PIEVE A SALTIのレストランでは、イタリア・トスカーナの田園を吹き抜ける緑の爽やかな風に身をまかせ、この農園で収穫された新鮮な食材を主体にした伝統的なトスカーナの郷土料理を楽しみました。
こどもたちはとりあずスパゲティミートソースなら食べれるので、子連れとはいえイタリア旅行での食に関する気苦労は皆無。ミートソースはメニューになくてもどこのレストランでも頼めば作ってくれるぞ。
アグリツーリズモとは、トスカーナなどイタリア中部の州で子連れ旅行者から熱烈支持を得ている農園、農家が経営する宿泊施設です。日本ではまだあまり知られていませんが子連れイタリア旅行に料金や環境、旅育の面でおすすめです。今回の我が家の旅行でもフィレンツェ郊外のアグリツーリズモに滞在しています。
参考記事:アグリツーリズモ
食事が終わったら農園内のトレイルを散歩したりゆっくりトスカーナの丘陵の風景を眺めたり子供たちと写真を撮ったりして過ごしました。
ではこれからレンタカーでバーニョヴニョーニ温泉へ行きプールのような露天風呂で泳ぎます。
FATTORIA PIEVE A SALTI公式サイト:https://www.pieveasalti.it/en/
トスカーナの秘湯バーニョヴィニョーニ温泉
うかつに喋ると舌をかみそうな名前のバーニョヴニョーニ温泉は、古代エトルリア人によって発見され、ローマ時代、中世、ルネッサンス期を通じ数々の著名人が療養に訪れた歴史のあるイタリア・トスカーナの天然温泉。シエナの聖女カテリーナやピエンツァ出身の教皇ピオ2世、さらにメディチ家のロレンツォ・イル・マニーフィコ までもが訪れた「由緒ある温泉」です。
旧市街の中心には16世紀に作られた、49m×29mの大きな浴槽「Piazza delle sorgenti (源泉の広場)」があり、現在も1000mの地下から52℃の源泉が湧き上がっています、おお。
この古い浴槽は現在は使用出来ませんが源泉所有ホテル「アルベルゴポスタクルマッチ」の源泉掛け流しの浴場で日帰り入浴が可能です。もちろんこのホテルに宿泊すればもっと心おきなく温泉を満喫できます。
温泉の成分は重炭酸、硫黄、アルカリを含み皮膚病や傷に効果的。肌がツルツルになりまっせ、へいらっしゃい、うはは。
バーニョビニョーニ観光の見どころ
バーニョビニョーニは蛇行するオルチィア川と森に囲まれた小高い丘の上にホテルとカフェ&レストランがある小さな町。まるで中世にタイムスリップしたかのような錯覚を覚える町の路地や渓谷の景色を眺めるのもこの町の観光の見どころです。
また渓谷を見下ろす高台に源泉が流れる足湯があります。さらに渓谷を降りると天然露天風呂もあります。ただしここには脱衣所もロッカーもないので温泉に入りたい人は車の中などで水着に着替えてから行きましょう。
そうそう言い忘れてましたがイタリアの温泉は水着を着たまま入浴します。そして混浴なので家族連れやカップルも一緒に入浴できます。
それから町には滑り台がある子供向けの小さなプレイグランドもあります。
子連れにおすすめ!まるで温泉プール
町の南端ゴレッロ通りにあるホテル「アルベルゴポスタクルマッチ」では源泉が湧く温泉に入る事が出来きます。
温泉といっても日本の温泉とは様子が違っていて、浴槽は巨大なプールみたいでプールサイドにはデッキチェアーやパラソルがあり、温泉というよりプールです。
でもこのプールの底から49度の源泉が湧いていて35度から38度と、28度から32度の2つの屋外浴槽に入る事ができます。
まるで「プール」というのは日本の秘湯みたいな雰囲気を期待していた大人には少々がっかりかもしれませんが、子供は大喜び。こんな自然いっぱいの中で大きな温水プール(温泉ですが)で思いっきり遊べるんですから嬉しくて仕方ないでしょうね。屋外プールの一部はホテル内部の内湯につながっています。爽快な打たせ湯もありますよ、わお〜。
ホテルには日帰り客用の脱衣所、ロッカー、シャワールームもあります。子供はゴーグル、浮き輪も使用可、ただしキャップは必須です。
♨️バーニョビニョーニ温泉日帰り入浴料
4/1〜10/31 | |
9:30-18:00 | 大人27ユーロ 子供(3-14歳)13.5ユーロ 2歳未満無料 |
14:00-18:00 | 大人20ユーロ 子供(3-14歳)10ユーロ 2歳未満無料 |
21:00-24:00(水曜、土曜) | 大人20ユーロ 子供(3-14歳)10ユーロ 2歳未満無料 |
11/1〜3/31 | |
9:30-18:00 |
|
14:00-18:00 |
|
21:00-24:00(水曜、土曜) | 大人20ユーロ 子供(3-14歳)10ユーロ 2歳未満無料 |
<レンタル料金>
- スイミングキャプ:5ユーロ
- バスタオル:5ユーロ
- バスローブ:7ユーロ
- バスタオル&バスローブ:10ユーロ
*2020年4月現在
古城を眺めながらリラックス温泉の1日
ホテルのスパではファンゴ(泥)パック、エステ、マッサージも受けられます。
世間から隔絶されたトスカーナの深い山奥、鳥のさえずりと、渓谷の緑と古城を眺めながら心も体もリラックスできる天然温泉です。
ママはエステ、子供はプール遊び、パパはリラックス、親子で本当に楽しんだイタリアの温泉の1日でした、おすすめ!うははは。
レタカーでの行き方
フィレンツェより高速道路A1にてローマ方向へ、Val di Chianaヴァル・ディ・キアナ出口から38Km。国道SS2をローマ方向へ。温泉の入り口に大きな看板があるのでわかりやすい。
温泉から150mのところに無料駐車場があります。
日帰り入浴のできるアルベルゴポスタクルマッチの公式サイト:https://www.postamarcucci.it/en/
バーニョビニョーニ温泉(日帰り入浴場)の地図
ピエンツァ
1996年にユネスコの世界遺産に登録されたピエンツァは、城壁に囲まれた東西400メートルほどの箱庭のような町で、オルチャとアッソの渓谷を見下ろす丘の上に静かにたたずんでいます。
特にピエンツァの南側の城壁からオルチャ渓谷越しに標高1738メートルのアミアータ山を臨む景観は、言葉では表現出来ない程感動的で「ヨーロッパで最も美しい田園風景」と絶賛されています。
「ピエンツァ歴史地区」と「オルチャ渓谷」はそれぞれ別の世界遺産です。ところが「オルチャ渓谷」のエエリアにはピエンツァ歴史地区も含まれるので、ピエンツァは世にも珍しい「二重世界遺産登録地」でもあります、おお〜。
映画「グラディエイター」のロケが行われた時は有名になり一時大挙して観光客が押し寄せる人気スポットになっていました。
町には数件のホテルやアグリツーリズモ、レストラン、カフェがあります。
ピエンツァ観光の見どころ
世界でも珍しい二重世界遺産登録地であるにもかかわらず実はピエンツァには見どころは多くありません。
一番の見どころと言えば町の南側の城壁から見るオルチャ渓谷の眺めです。世界遺産から世界遺産を眺めるという贅沢な眺望でもあります、ふふ。
それから町の南東の城壁近くに「キス通り・VIA DEL BACIO」「愛の通り・VIA DELL AMORE」「幸福通り・VIA DELLA FORTUNA」というハッピーな名前の通りがあります。
キスをして愛を育み幸福になる
という流れでしょうか。
これら3本の通りは5~6m間隔で並んでいますので是非行ってみて下さい。城壁からの景色も絶景です!
それ以外の見どころは大聖堂、ピッコローミニ宮、そして特産品のペコリーノチーズを食べる、です。それから城壁の内側の旧市街は歩行者天国になっているので子連れでも安心して歩けますよ。
バーニョビニョーニ温泉で泳ぎ疲れたのか、ママも子供達もぐーぐー眠ってしまったので、皆を車に残し私1人でしばらく町の散策を楽しみました。
キス通りの地図
行き方アドバイス
シエナ〜モンテプルチャーノ間のバス路線の間にピエンツァの町があります。バスの本数は非常に少ない、が〜〜ん。シエナには鉄道駅がありますがモンテプルチャーノには鉄道は走っていません。モンテプルチャーノへはキウージ駅からバスが出ています。
なんかごちゃごちゃ書きましたが、よほど時間のある人でなければバスでピエンツァへ行くのは大変だと思います。やはりレンタカーで行くのが一番おすすです。ピエンツァの町もそうですが周辺もどこを見てもため息が出るほど美しい景色だらけ、ひゃぁ〜〜。好きな場所で車を止めて好きなだけ景色を眺める、あるいは写真に撮れる自由さはレンタカードライブの大きなメリットですね。
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ピエンツァの駐車場情報
旧市街南の城壁の外側でチルコンバッラアツィオーネ通りに無料の駐車場があります。
それから城壁の北側には3箇所有料駐車場があります。駐車料金は1時間1.7ユーロ、1日12ユーロ程度です(未確認情報)。
無料駐車場の地図
モンテプルチアーノ
モンテプルチャーノはキアーナ渓谷のなかにそびえる標高605mの丘の上にある中世から変わらない姿の町です。ピエンツァもそうですがトスカーナ地方の丘陵地帯の景色と丘の上の町が好きな人にはもーたまらない場所だと思います(好きでない人も一目でトリコになっちゃうかも、うは)。
中世にタイムスリップしたような路地を歩くことと、丘の町から見下ろす景色を眺めることがここでの最大の「観光」です。
それから「モンテプルチャーノワイン」の産地なので町のあちこちにワインが飲める「エノテカ」や「カンティーナ(ワイン工場)」がありまっせ、へへへ。
あと、キアーナ渓谷の「キアーナ牛」という牛肉がちょーおすすめです。人間だめになりそうなくらい美味しいですよ、うふふふ。キアーナ牛のステーキはフィレンツェでもシエナでも、ちょっとしたレストランならどこでも驚くほど安く食べれます。
モンテプルチャーノの地図
トスカーナ子連れドライブ旅行のまとめ
今日のドライブルートをもう一度整理しておきましょう。
フィレンツェ郊外の宿を出発して、サンジミニャーノ>Fattoria Pieve (アグリツーリズモ)のレストランで食事>バーニョヴィニョーニ温泉>ピエンツァ>モンテプルチアーノ>帰路。
今日は午前中からレンタカーで出発したけど、子ども達が車の中で暴れなかったのは、バーニョヴィニョーニ温泉で「泳いだ」からです。大満足だったのでしょう。
イタリアに限らずヨーロッパの温泉は、水着で入浴する男女混浴タイプ。浴槽はプールのように広くて泳ぐことができるので、子連れ旅行では積極的にスケジュールに取り入れるといいですよ。
トスカーナの景色は本当に美してくレンタカーでドライブするのは素晴らしいことなんですが、子供は美しい景色になんて興味ないのですぐ飽きてしまいます。でもプール(温泉ですが)で思い切り遊べば満足して車の中でもおとなしくしてくれますし、うまいこといけばぐーぐー眠ってくれます、うははは。
このブログ記事があなたの子連れイタリア旅行の参考になったらとっても嬉しいです。
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それではまたお会いしましょう、チャオ〜。
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