ハワイ屈指の絶景が見れるカララウ展望台を目指しワイメアキャニオンをドライブする
コケエロードから見下ろすワイメアの町とハワイの海
アロハ〜☆マリンスポーツ歴40年、カウアイ島にタイムシェアーのリゾートコンドを購入し毎年子連れハワイ旅行を楽しんでいます。日本人にはまだまだ馴染みの薄いカウアイ島の情報を発信しています。
ハワイ旅行9日目。「カウアイコーヒーカンパニー」のビジターセンターを見学したあと、ワイメアキャニオンを車で駆け上り、カララウ展望台を目指しました。
ワイメアキャニオンドライブ
カウアイコーヒーのビジターセンターを出たあと、一路西へ向かいます。今日のメインイベントはワイメアキャニオンへ行き、アラカイスワンプでトレッキングを楽しむことです。ハナペペの町を過ぎ、さとうきび畑の中を一直線に伸びる道路を走るとワイメアに着きます。カウアイ島には島を1周する道路がありません。ですからこのワイメアは島の西端に位置する最果ての町です。
ワイメアの町で50線を右折し550号線コケエロードに乗ります。コケエロードは壮大なワイメアキャニオンの崖っぷちを一挙に1200mも登る「ワイルドだぜ~~」な道路です。ワイメアの町のはずれから上り坂がはじまり、まるで天空へ続くハイウェイのように青い空にまっすぐ伸びています。
途中、ワイメアキャニオン展望台や、プウヒナヒナ展望台、それにワイポオ滝を眺めるスポットなど見所が満載のドライブルートです。
こんな景色を見ながらどんどん登って行きます。
途中、道路脇に車を止めてワイメアキャニオンを見渡します。レンタカーでオープンカーを借りてドライブすると、ものすごい爽快感です。
コケエロッジ
プウヒナヒナ展望台を過ぎてしばらく走ると左手に広場が見えてきます。ここにはコケエロッジとコケエミュージアムがあります。標高が1000メートルを超えているので、朝夕は空気がひんやりします。上着がないと寒いくらいです。ハワイの「避暑地」として人気のあるロッジで宿泊施設も整っています。
ロッジにはレストラン/カフェとおみやげショップが併設されています。ショップにはここでしか売られていない珍しいグッズもありますので、時間があったらぜひ立ち寄って見て下さい。
この先、わたしたちはプウオキラ展望台まで車で行き、そこからアラカイスワンプトレイルを歩きます。前回2005年にトレッキングしたときは、カララウ展望台から先は道路が閉鎖され車で行けなかったため7時間かかりました。
もしプオキラ展望台まで車で行ければ6時間くらいで行けるでしょう。さらにリュウは今年小学5年生なので、あのときよりもっと早く歩けると思います。
「まあ、5時間くらいかな」
と言うとママは、そんなに歩きたくないからここで待っていると答えました。それでママをここにに残し、ここから先はわたしとリュウの2人で行くことになりました。
ママはコケエロッジのロビーでくつろいだりカフェでのんびり本を読んだり、おみやげショップを覗いたりミュージアムを見学したりして時間をすごすそうです。
ほぼだいたい悪天候
コケエロッジから先は道幅がせまくなり路面も穴がたくさん開いている状態になります。そんなくねくね道を登っていくとカララウ展望台の駐車場に着きました。
カララウ展望台は、ナパリコーストの海に落ち込むカララウ渓谷を、断崖絶壁の上から見下ろすハワイ屈指の絶景ポイントです。駐車場は無料、トイレ、ピクニックテーブルがあります。
ただし天候が非常に不安定で雨が降ったり霧やガスが発生することが多いので「持っていない」人はこの絶景が眺められないかもしれません。ちなみに我が家は始めて訪れた2000年は雨とガスでほとんど景色が見れませんでしたが、それ以降は毎回晴れています。
「持っている」でしょ?ふっふっふっ。
ハワイアンガン
駐車場から展望台までの遊歩道。黄色い標識には、ハワイの州の鳥であるネーネー(ハワイアンガン)が、この遊歩道を歩くことがある、という注意喚起が記されています。ハワイアンガンはハワイ固有の鳥で、野生の状態で生息しているのはハワイでも、カウアイ島、モロカイ島など一部に限られています。
カララウ展望台からの眺め
駐車場から歩いてカララウ展望台に着きました。天気は問題ないようです。あのフェンスの際まで行くと、どんな景色が見れるのでしょうか?
カララウ展望台から見下ろすナパリコーストの景色です。ハワイを紹介する写真やガイドブックなどにたびたび登場する景色。まさにハワイ屈指の絶景と言っていいでしょう。
こんなに天気がよくてこんな写真が撮れるのはとっても珍しいことです。
遊歩道の近くには綺麗な花が咲いていました。これもハワイの固有種かな?
さらなる絶景へ
では車に戻って、さらに先にあるプオキラ展望台を目指します。カララウ展望台からの先の道路は自動車の通行止めになっていることがあります。その場合は、歩いてプオキラ展望台まで片道およそ20分です。ま、車なら2~3分で行けるんですが。
通行止めになっているのは、秋から春にかけてではないかと推測しています。今回はゲートが開いていたので車で行けました。
アラカイスワンプトレッキングはここからスタートです。
プウオキラ展望台
ワイメアから登ってきた550号線コケエロードのデットエンドにある絶景展望台、プウオキラ展望台の駐車場に到着。料金は無料です。550号線はここで行き止まりです。ここから先は車では通行出来ません。
プオキラ展望台、カウアイ島に来たら、というかハワイに行ったら、何が何でも訪れて欲しい絶景ポイントです。
展望台の標高はおよそ1220メートル。眼下にはカララウ渓谷の緑の森とナパリコーストの紺碧の海原が広がり、ハワイで一番おすすめの絶景が見れる場所です。
足元に見えるカララウビーチは、2泊3日のトレッキングをしないとたどり着けない幻のビーチです。展望台周囲の森にはカウアイ島固有の動植物が多く生息しています。この世の楽園と思えるほど素晴らしい場所です。
ただしこのプウオキラ展望台には問題が3つあります。
1つはカララウ展望台から先の道路が閉鎖されていることがあるということです。その場合は自動車の走行ができないため徒歩で行く必要があります。徒歩の場合カララウ展望台からの所要時間は往復およそ40~50分です。
2つ目の問題は、プウオキラ展望台には柵がないところがあるということです。小さなお子さんと行ってうっかり足を滑らせてしまったなんてことにならないように十分注意して下さい。ちなみに崖の高さは1220メートル。
3つ目は天候が安定しないということです。というよりいつもほとんど雨です。ガスが出て視界が悪いこともあります。せっかく絶景を見にきたのにガスと雨で何も見えないことのほうが確立的には多いので自分で「おれは持ってない」と自覚していらっしゃれば行かないほうが無難かもしれません。
以上の理由から、このプウオキラ展望台(カララウ展望台も含めて)を訪れるオプショナルツアーはほとんどありません。ですから行かれる方はレンタカーを借りて自力でトライするのが一番の方法です。
ちなみにツアーがないので旅行会社は宣伝をしません。宣伝をしないためネットでも拡散されず、そのため行ったことのある人が少ないので口コミ評価も広がりません。プウオキラ展望台が、ハワイを訪れるほとんどの日本人が存在すら知らない「ハワイ最高の絶景」である理由です。
足元は1200メートルの断崖絶壁!
柵はありません。
勇気試しもほどほどに。
足がすくむ。
こんなに晴れて良く見えることは少ない。