ナイバシャ湖でボートサファリ

2019年1月22日

ナイバシャ湖でボートサファリ

パピルスの水路にボート乗場がある/いよいよボートサファリに出発だ

ジャンボ〜!6歳(幼稚園年長)から11歳(小学6年生)まで6人の子どもを連れて、猛獣が闊歩するアフリカのサバンナでキャンプ旅行。旅行3日目の今日は、ナクル湖でゲームサファリをしてサロバライオンヒルロッジで遅い朝食を食べたあと、ナイロビへ戻る予定。帰路の途中、ナイバシャ湖によってボートサファリをすることになった。

  • 1日目:羽田→
  • 2日目:ドバイ→ナイロビ→ナクル湖
  • 3日目:ナクル湖→ナイバシャ湖→ナイロビ
  • 4日目:ナイロビ→ナマンガ→アルーシャ→ンゴロンゴロ
  • 5日目:ンゴロンゴロ
  • 6日目:ンゴロンゴロ→マサイ族の村→オルドバイ渓谷→セレンゲティ(キャンプ)
  • 7日目:セレンゲティ(キャンプ)
  • 8日目:セレンゲティ(キャンプ)
  • 9日目:セレンゲティ→キブツファーム→マニヤラ湖
  • 10日目:マニヤラ湖→ナマンガ→アンボセリ
  • 11日目:アンボセリ→ナイロビ→ドバイ
  • 12日目:ドバイ→羽田

ナイバシャ湖

ナイバシャ湖はナクル湖とナイロビのほぼ中間にある、面積177平方キロメートルの淡水湖。

ペリカンや鵜などの水鳥が多く生息し、絶好のバードウォッチングポイントとして有名だ。

ナイバシャ湖では、モーターボートに乗って湖に住む野鳥やカバを見てまわる「ボートサファリ」が人気のアクティビティ。

われわれにとっても、ナクル湖からナイロビに帰る途中にあるし、明日からタンザニアへ行くと陸上でのサファリが中心になるので、今日は目先をかえてボートサファリを体験してみようかー。

ナイバシャ湖で子連れボートサファリ

ナイバシャ湖って広いね

朝食を食べて、チェックアウトを済ませ、ロッジを出発したのが午前11時半。

たった1泊でこのサロバライオンヒルロッジとはお別れだ。素敵な部屋だったのでもうちょっとゆっくりしたかったなー、食事は抜群に美味しかったなー、などなど思い出しながらサファリカーに乗る。

ナイバシャ湖のカバ

ナイバシャ湖に到着

そして1時間ちょっとのドライブでナイバシャ湖に到着。湖のほとりのキャンプ場で車を降りて、一見トイレのような建物が事務所でびっくりした。

ボートサファリの料金は大人30ドル、子供20ドル。

なんか、カバは

ギャランティー

って言ってるよ。つまり絶対見れるっていうこと。

サファリの時間は1時間で、野鳥がたくさんいる島にもちょこっと上陸するらしい。

じゃあそれでお願いしますってことでお金を払う。カードは使えません。

ちなみにトイレは、

キャンプ場の反対側の端にあって、なぜか事務所より

立派な建物だった。

ナイバシャ湖のペリカンナイバシャ湖の野鳥の群れ

ボートサファリに出発

ライフジャケットを着てボート乗り場のほうへ歩いてむかう。

ボートは細長いカヌーみたいな船にモーターだけ取り付けた、頼りなさそうな船だった。

それで思わず

「ここワニなんかいませんよね?」

と聞いてしまう。

「なぁに~?ワニ?いないいない、心配ないない」

それを聞いて、安心していいやら、

ますます不安になるやら。

ナイバシャ湖の島

草の島に上陸だ

細長いボートに2列になって乗り込んだら、いよいよ出発だ。

パピルスの繁る湖畔の浅瀬をぬうように漕ぎ出して、やがて湖の広い所に出た。

これでも三日月島の湾のようになっている所で、島のむこう側には本当のもっともっと広い湖が広がっているのだ。

ボートは大きな音をたてて水の上を走っていく。

湖をわたる風が頬にあたって気持ちいい。

やがて湖面に黒い大きな葉っぱがたくさん浮かんでいるのが見えてきた。

いや、違う、カバの大群だ

すげ~、こんなにカバがいるんだ。

カバは絶対見れるって保証してたけど、何もそこまでっちゅーくらい大勢のカバさんがいらっしいます。

こどものカバはかわいいけど、大きいやつはホントでかいな~。

まるでちょっとした島だぞー。

意外にもカバはとても狂暴な性格らしく、マサイ族でさえ「キラーアニマル」(人殺し野獣)と恐れているらしい。

ボートがあまりカバに近づかないのも、うかつに近寄ってボートを転覆されたら大変だからとのこと。

島に上陸

三日月島の手前には平な草だけの島が浮いていて、ペリカンやら鵜やらたくさんの野鳥がいる。

「日本野鳥の会」なら、

何羽いるか即座に数えるだろう。

その島に上陸する。

ヨッシーさんの旅行記では「島への上陸はウェットランディングだった」と書いてあったので、濡れてもいいようにアクアシューズを持参していたのだが、お金を払う時事務所の人に何回念を押しても、濡れないと言い張る。

なるほどボートが勢いよく島に乗り上げ、そのまま濡れずに上陸できるのだ。

でも島にはウォーターバックもキリンいなかったので、もしかしたら違う島だったのかなー。

ひととおり島を歩いて、それからボートに戻り、今度は三日月島のほうへ近づいて行く。

さっき上陸した島とは比べものにならないほど大きな島だ。

島の中央部は丘のように盛り上がっていて、木々が青々と繁っている。そしてインパラやキリンが歩いているのをボートの上からでも見る事ができる。

しばらく三日月島の岸にそって進み、それから、一気にスピードをあげてボート乗場があるパピルスの茂みの水路へ引き返した。

流れる雲が鏡のような湖面に映る、あっと言う間の1時間だった。

湖畔の林ナイバシャの町

湖畔のキャンプ場/ナイバシャタウン/スピード違反で捕まっちゃったウィルソン。警官はこんな派手な服着てるのに

スピード違反で捕まった

ボートサファリを終え、さあ、これからナイロビへ向かうぞとうるまを走らせた矢先、ナイバシャ湖のすぐ近くにあるナイバシャタウンで、ガイド兼ドライバーのウィルソンが、スピード違反で警察に捕まった。

外国人の観光客乗せて、ケニアでは高級な4DWのサファリカーをぶいぶい運転する「サファリガイド」はかの国では人々のあこがれの職業。そんなちょっとした「スター」がスピード違反で捕まったもんだから、通行人は興味津々で見ていく。

ウィルソンもお客を待たせているし、通行人が見る中で悪態をつくわけにいかず(つきたかったかは知りませんが)、うなだれて神妙に警察の言うことに従っていた。

勤務中とはいえ交通違反の罰金は「会社持ち」にはならないらしい。車に戻ってハンドルを握るウィルソンはうそっぽい笑顔を作って「たいしたことはないです」と繰り返していた。