えっ走れメロスの舞台ってシラクーサだった?世界遺産オルティジア島の朝市

2019年3月14日

世界遺産オルティジア島の朝市

世界遺産オルティジア島

シラクーサのポルト・グランデ(大港)に浮かぶオルティジア島は、東西700m、南北1.5kmほどの小さな島だ。島全体が町になっていて、島の周囲はほぼぐるっと城壁に取り囲まれている。遠くから見るとイオニア海に浮かぶ城塞都市という趣だ。その城壁の内側は紀元前からの古い町並が残り、2005年7月には、ユネスコ世界遺産に登録された。

 

ウンベルト1世通りから続く橋

       ウンベルト1世通りから続く橋/オルティジア島の朝市/ちょっとベニスみたいな雰囲気

 

オルティジア島に上陸

聖母被昇天祭の祝日で、パレルモでは楽しみにしていたメルカート=青空市場を見ることができなかった。その悔しさはシラクーサではらしてやる!今日はも~いやっちゅうほど、メルカートを見て見て見まくってやるんだ。

ビビア村からシラクーサの新市街まで車で約30分。シラクーサの新市街とオルティジア島は2本の橋で結ばれており、そのうちの1本、ウンベルト1世通りから続く橋を渡って、わたしたち子連れ家族は勢いよくオルティジア島に上陸した。

 

朝市の様子

 

走れメロスとシラクーサ

潮の香りがかすかに漂うグランドホテル前のマリーナの駐車場に車を止め、島の北西部にあるメルカートへ一直線。

メルカートは朝の早い時間のほうが活気がある。走れ!走れ!

そういえばここシラクーサは、あの「走れメロス」の舞台となった町。メロスがディオニュシオス王に3日間の猶予をもらい、妹の結婚式に出席したあと、処刑されるためにシラクーサに戻って来る。大勢の群衆で埋まる公開処刑場に戻って来た時、メロスはまっ裸だった、そのメロスに1人の少女が赤いマントを差し出した、と言う部分が印象的。って、この話のツボそこじゃないだろー!

当時シラクーサはギリシャの植民都市として、本家のアテネをもしのぐ繁栄を享受していた。「走れメロス」の舞台がギリシャだと勘違いしてても、全然おかしくないですから。

駐車場からメルカートの場所まで400メートルくらい。それにしても、暑い!日差し強烈!熱中症になっちゃうよ~。歩けわたし。

 

朝市の魚売り場

 

活魚介類も新鮮で美味しそう。さすが港町。

 

ムール貝やタコ

 

朝市を散策

ようやくたどりついたメルカートはやっぱりすごい活気。果物から野菜から魚介類から、美味しそうな食材がズラーっと並んでいるよー。色も鮮やか。シチリア島に来て大型スーパーを見ないと思ったら、みなんさんこんな素敵な市場で買い物してらしたんですね。

これでも祝日の影響で、いつもよりずっとおとなしいのだそうだ。メロスの時代からこんな市場があったかどうか知りませんが、しばし市場の群衆に溶け込んで散策を楽しむのだった。

 

野菜売り場

なす!?丸くてデカイ。

活気溢れる市場の様子

活気溢れる市場の様子。

オルティジア島の朝市

あれこれ見てたらお腹が減ってきちゃったー、ってさっき朝食食べたばかりだろー!

大量のトマト