エアードロミティでナポリ空港に到着しエアポートバスで市内へ向かう

2019年3月12日2021年7月23日

1. エアードロミティでGO！
2. 子連れでナポリ空港に到着
3. 荷物は出てくるのか？
4. 空港から市内へ
5. バスのチケット購入方法と所要時間
6. ナポリ空港内の店舗一覧

エアードロミティでGO！

株式投資により巨万の富を築いた伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏も、航空会社の株だけは買いたくないと言っている。格安料金を売りモノにした新興航空会社の参入が相次ぎ、航空業界は出口の見えない価格競争をくり広げているからだ。わたしたちがミュンヘンから乗ったナポリ行きの飛行機も、そんな新興航空会社のひとつが運行するフライトだった。

空港内バスで飛行機まで連れてこられたわたしたちは機体を見てびっくり。そこには見たこともないエアーラインの文字が標されていた。

「エアードロミティ」

なんじゃそりゃぁ～～！でもチケットには「ルフトハンザ4054便ナポリ行き」と記してある。どうやらルフトハンザ航空とのコードシェア便のようだ。

エアードロミティは世界的な航空業界の規制緩和の流れの中で1989年に誕生した新興の航空会社。会社のホームページによると2003年4月、機内誌によると1997年に、ルフトハンザ航空グループの一員となったとある。ってどっちが本当ですかー。社歴くらい正確に述べようよ、書いた人O型だろ。いや、血液型カンケイないって。ミュンヘン空港の拡張工事完成以降、着々と路線を増やし現在はミュンヘンを起点にイタリア16都市を始めヨーロッパ主要都市に就航している。ナポリ便のシート配列はヨコ3列ー3列。シートは皮張りで前後左右の間隔がかなりゆったりしている。これなら悪くないか。

飛行機は離陸してすぐアルプス越えにかかった。雲ひとつない晴天のおかげでアルプスの山々がもー恥かしくらいよく見える。どんな見え方だ～！

やがて会社名にもなっているドロミテ山塊を飛び越え、ベニスも通り過ぎあっと言う間にナポリに到着した。

子連れでナポリ空港に到着

ナポリ・カポディキーノ空港は、ナポリ中央駅の北約5km地点に位置するナポリの空の玄関だ。しかしナポリの名前が有名なほどには空港の規模は大きくない。ターミナルビルは1階北半分が出発ロビー、南半分が到着ロビーになっており、2階部分にはショップとカフェ、レストランがある。ターミナルビルを見る限り、日本の地方空港より小さい印象だ。

飛行機を降りてターミナルビルまで徒歩で進む。気温は26度前後。搭乗地のミュンヘンよりいきなり10度以上高い。この強烈な日差しを浴びて「ああ、ナポリに来た！」という実感が込み上げてくる。

荷物は出てくるのか？

建物内に入るとすぐそこがバゲージクレーム。3台あるベルトコンベヤーはどれも止まっている。そして何故か大量のスーツケースが行き場を失って床に溢れだしている。でたでた、この意味がさっぱりわからない状態こそまさに南イタリア。ここでは「どうして？」なんて疑問に思ってはいけない。目の前の現実を素直に受け入れるのだ。そしてそれがおかしかったら腹の底からおおいに笑おう。

だいぶ時間がたった後、止まっていたベルトコンベヤーの1台が動き出した。そしてあまり期待していなかったのだが、わたしたちの荷物が無事出て来た。ヤッタ～！その時の喜びが想像できるだろうか？

トランジットのミュンヘン空港で終了しているのでパスポートコントロールはなし。カートに荷物を積んだまま到着ロビーに向った。