ホテルレナラのレストランでマダガスカル料理の衝撃的な美味しさに気を失うほど驚いたランチタイム

2019年3月2日

レナラのランチ

びしょ濡れの子供たち

部屋で荷物の整理をしたり、ビデオやデジカメの充電をしてたらあっという間にお昼になった。

「あれ、もうお昼か、ランチは12時って言ってたよね?」

「うん、確か」

「オッケー、よし、じゃあレストランへ行こうか」

ドアを開けて外に出ると、カイとリュウが頭から水をかぶったように、びしょ濡れで立っている。

「何、それ、汗?」

ママがいやな顔しながら聞く。わたしとママが荷物の整理をしている間、二人は部屋の外で遊んでいたのだ。この暑さだから、汗をかくのはしょうがないけど、どんだけ暴れたか、その汗が物語ってるぞ。よく見るとちょっと離れたところで、さっき部屋に荷物を運んでくれたポーターのお兄さんも、息をきらしながら立っている。どうやらいっしょにサッカーして遊んでいたらしい。寒い日本からやって来て、いきなりこんな暑い中で、よくサッカーなんか出来るな。お兄さんに遊んでくれたお礼を言って、とにかく今から昼めしだからと、着替えて来るように言う。

 

料理の写真

マダガスカル風カニコロッケ / えびカレー、うほっほっほ、たまりません! / とっても甘くてジューシーなパパイヤ

 

ホテルレナラのレストラン

ホテルレナラのレストランは、茅葺き屋根の民芸調の建物で、1階は高床式になっている。壁がないため、オープンエアーのテラスみたいな開放感があり、時折涼しい風が、まるで舞台のようなテーブル席の間を吹く抜けていく。その「ステージ」へ続く階段を登ると、マミーがすでに待っていた。

「さあ、こちらのテーブルです」

レストランのボーイさんのように、わたしたちを海側の席へ案内する。テーブルの上には、目の覚めるような鮮やかな色のテーブルクロスが敷かれ、グラスやカトラリーもセッティングされていた。おお~~なかなか雰囲気のレストラン。ところがいいのは、雰囲気だけではなかった。このあと運ばれてきた料理の、あまりの美味しさに、気を失うほどびっくりするわれわれだった。

 

レストランの外観と店内の様子

 

マダガスカル料理

ランチは、マダガスカル風カニコロッケ「ジャカカ」、エビがたっぷり入ったカレー、果汁たっぷり甘みたっぷりのパパイヤwithスライスライム、の3品。飲み物は別料金。あまりの暑さにビールで喉を潤したかったが、眠ってしまうといけないのでミネラルウォーターにした。

カレーはインド風。エビの濃厚なダシがしっかり出ているが、あまり辛くない。白いごはんの上に好みでトマトを細かくきざんだものをかけ、さらにその上からカレーをかける。この食べ方がイケマセン!くせになるほどうまいぞー。

マダガスカル風カニコロッケ「ジャカカ」もも〜やめてくれという美味しさ。カニコロッケと言うより、イタリア風カニかき揚げ、という表現のほうがイメージに近いかも(てどんなイメージだあ!!)

 

 

麦わら帽子を求めて

潮の満ち引きの関係で、明日の予定だったベタニア漁村観光は、今日の午後行くことになりましたとマミー。出発は午後3時だと言う。

「それまでにどこかで帽子を買えませんか?」とママが尋ねる。さっき部屋で荷物の整理をしている時、帽子を持ってくるのを忘れたことに気づいたらしい。何しろすごい日差しだ。ベタニア漁村へはカヌーで行くと言うが、船上でずーっとこんな日差しを浴びてたら、子ども達は干物になってしまう。

食後にマミーが案内してくれるといので、モロンダバの中心街までいっしょに出かけた。体中の水分が蒸発してしまいそうな焼け付く日差しの中を、片道40分くらいかけて、イスラム寺院の先まで歩く。そこの露店で、帽子は購入できたのだが、このあとカヌーに乗る頃には、雲が出てきて、なんだか涼しくなった

結局、帽子を買うために歩いていた時が、一番帽子が必要だった!

 

モロンダバの中心街

           麦わら帽子を買いに行く。暑い~~、今こそ欲しいよ、帽子