タヒチ子連れ旅行記・ボラボラ島アクティビティ編
💓イアオラナ、ボンジュール、マリンスポーツ歴40年のイルカパパです。5才と8才の子供2人を連れてタヒチ家族旅行に来てます、うひゃ〜。
今回はこの世の楽園と言われるボラボラ島で子連れにおすすめのアクティビティ体験を紹介します。あなたのタヒチ旅行の参考にしていただければ幸いです。マーウルウル。
子どもより大きいタヒチのサメに餌付けする大興奮のシャークフィディングツアー
タヒチ・ボラボラ島滞在5日目。
ふちがやたら高いボートにのりこんだら、オレンジ色のパレオでふんどしを絞めているへんなフランス人が日本語であいさつをした。
「みなさん、おげんきですかー?」
いきなりの奇妙な展開に一同唖然。その間に、ボートは波止場を離れ、風をきってどんどん沖へ出る。
今日のツアーの最初の目的地、サメの餌付けポイントへむかう途中での出来事だ。
やがてあたりはソーダ水をとかしたようなウルトラライトブルーの幻想的な海。
強烈な日差しも手伝って、もはや何が現実で何が幻かわかりにくくなっていた。
シャークフィーディングツアーの概要
われわれが子連れで参加したサメの餌付けツアーの概要はこうだ。まず8時にホテルのロビーに集合。その後渡しボートで本島のシャンスラードに行き、そこでツアーのバスに乗る。ツアーバスはわれわれ以外の客をピックアップしながら、バイタペをすぎマテラ岬をまわって島の東側の小さな波止場へ向かう。そしてそこでまたボートに乗り換えてサメの餌付けポイントへ。
このときボートでわれわれを待っていたのが、オレンジのふんどしを絞めたへんなフランス人、ザビエルだった。
彼は8年前、フランスからタヒチに移り住んで、ツアーガイドの仕事をしているという。
今日のツアーのキャプテンだ。
その奇妙な格好も、さんさんと輝くおてんとうさまの下、ここまで堂々とすればかえって違和感はない。
UFOみたいなエイの隊列
ポイントに到着すると、まずザビエルからここでの注意点などの説明があり、その後それぞれマスクをつけて海に入る。まあ注意点といっても、海底は砂だがところどころ珊瑚の破片や石があるので、アクアシューズをはいたほうがいいですねー、というここと、海中に張られたロープにつかまってサメを見ましょう、ということくらい。
海に入るともうすでにたくさんの魚がボートのまわりに集まっていた。スタッフがまわりに餌をまいているのだ。マスクをつけて海中をのぞくと視界いっぱいにトロピカルフィッシュが花吹雪のように舞っている。
その隙間からたくさんのエイが隊列を組んで泳いでいる。アカエイだ。それもすごい数。砂を巻き上げながらこちらに近づいてくる様子はまるでUFOみたい。って見たことあるんかい!
子連れでサメに餌付け
そしてついにここの主役サメの登場。おお~、ノォォォー!大きいやつは体長2mくらいあるだろうか。うちの子供達より大きいぞ。そんな大きくて狂暴な顔つきのサメたちが、猛スピードで餌に食らい付く。
それもわたしたちのすぐ目の前で!これはものすごい迫力。あ、でも、間違ってわたしの鼻かじらないでねプリーズ。
われわれはロープにつかまって、その様子をじっと見つめている。でもロープのこちら側にサメがこない保証なんてないんだ。海の中ではサメはどこへ行くのも自由。気がつけばわれわれの後ろにもうようよ泳いでいました。
じゃこのロープはいったい何のため?後で気づいたのだが、ロープにつかまっているのは、我々を水中ビデオで撮影をするのに都合がいいからだった。もちろん我々に売るためのビデオ。当然子連れなので買いましたが(笑)
タヒチのサメは人を襲わない(らしい)。われわれのときも誰1人危ないめにあわなかった。毎日こんなツアーがおこなわれていて毎回それなりの人数が参加しているのに、今までもそんな報告はないという。
きれいな熱帯魚をたくさん見て、エイの大群も見て、迫力満点のサメの食事シーンも見て、これはダイバーやシュノーケラーにもおすすめのアクティビティだ。もちろん子連れ旅行者にも!
シャークフィーディングの感想
「サメがかっこよかった!」「いっぱいサカナがいた!」
シャークフィーディングが終わってボートにあがると、こどもたちは海の中で話せなかったうっぷんをはらすように、も~怒涛の勢いでまくしたてる。
ザビエルが「ぼくたち、サメはこわくなかった?」と聞いても
「ぜんぜん!」「オレ、サメにさわった!」
って、えぇ~~っ、さわったのかおまえ?それはやめよーよ。
コーラルガーデンでシュノーケリング
全員がボートにあがったのを確認して、次の目的地、コーラルガーデンへむけて出発。コーラルガーデンは、ボラボラ島の南西、ボラボラヌイリゾートのあるモトゥ・トゥープァ付近にある評価の高いダイビング/シュノーケリングポイント。
でもコーラルガーデンという名前のポイントは、わたしたちのホテルのビーチにもあるくらいだから、もしかしたら今から行くポイント以外にもたくさんあるのかもしれない。今日のツアーはシャークフィディング、コーラルガーデン、ラグナリウムで遊ぶほかに、ボートで島1周と、バスでも島1周がついている。
いろんな角度からボラボラ島の眺めを楽しめてけっこうお得な感じ。その間ザビエルは、この前ホテルボラボラにハリウッドスターの超VIP(名前わすれました)が泊まってたとか、水上コテージはボラボラ島から始まった、なんてことを解説してくれる。
その水上コテージだけど、こうしてみるとタヒチのは水面から床が高くしてあるな、前に行ったモルジブの水上コテージはもっと床が水面すれすれだった、なんてことを思い出していた。
やがてボートは、そのホテルボラボラをとおりすぎ、いよいよコーラルガーデンに到着。ここから30分間、自由なスノーケリングタイムだ。
コーラルガーデンでシュノーケリング
ママとこどもたちはフローティングジャケットを着けて、私はスキンダイビングをしたいので何もつけずに、海へ飛び込む。それっ!!どっぼ~ん、ひゃー気持ちええー☆海の中をのぞく。う~ん、珊瑚礁の状態は期待したほどよくないな。ときおりトロピカルフィッシュの群れを見かけるものの、魚影が濃いというほどでもない。
それでもこどもたちは深い海に飛び込めておおはしゃぎ。カイも潜りたいのでジャケットを脱がしてくれとせがむが、潮の流れがけっこうあるぞー。がんばってないと流されてしまう。まあこれくらいの流れなら今日はジャケット着ておとなしくしてな。水深は5~12mくらいで、この日の透明度は7m前後。
岩かげから何かがにゅっと伸びてきたので、よく見たらわりと大きなうつぼだった。おお~、こどもたちの手を引っ張っていっしょに見せてあげたら、そりゃーもうよろこんでいた。リュウはちょっと腰がひけてましたが。
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ラグナリウム・ボラボラ島で子連れに一番おすすめのアクティビティ
ラグナリウムは「ラグーン」と「アクアリウム」の合成語。ラグーンの一部をネットで仕切り魚たちと一緒に泳げるようにした、天然の水族館だ。場所はボラボラメリディアンホテルちかくのモトゥ。
こどもたちが喜ぶかな~と思って行ったのだが、どうしてどうして、大人もじゅうぶん喜びました。
ラグナリウムのいけす
ラグナリウムには、ネットで仕切られた4つの「いけす」があり、それぞれに違う魚が泳いでいる。キャプテン・ザビエルの解説を聞きながら、1番から順番に回って行く。
1番目のいけすは、ボラの赤ちゃんとウミガメがいる。ボラの赤ちゃんがちっちゃく可愛い。ウミガメはビーチで日光浴。
2番目のいけすは、エイとロウニンアジ。エイにタッチできることが売りなのだが、ここのエイさんタッチどころか人の腰に巻き付いてくるは、胸に吸い付いて水の上に這い上がってくるは、じつに濃密なスキンシップを求めてくる。いったい何がしたいの~?でもこどもたちは大喜び。ロウニンアジのほうは60cm~80cmくらいの大きさで、すごいスピードで泳いでいる。
3番目のいけすにいるのは、サメの赤ちゃんとトロピカルフィッシュ。ガイドのおじさんがエサをあげると、わぁーっと色とりどりのトロピカルフィッシュが集まってきて、おじさんも水すらも見えなくなる。3番目のいけすはちょうど25mプールくらいの大きさで1、2番目より大きい。
それに対して、4番目のいけすは1~3を足したよりさらに大きく、大きなサメやコバンザメ、エイ、たくさんのトロピカルフィッシュが悠々と泳いでいる。またところどころ白い砂地からサンゴの根が立っていて、自然に近い状態のラグーンでスノーケルをしている気分になれる。
透明度は1~3が3mくらい、4は7mくらい。水深は1~3が1~2mくらい、4が2~3mくらい。フローティングジャケットを貸してくれるし、波も潮の流れもまったくないので、泳ぎが苦手な人や小さなこどもでも心配ない。
モトゥには屋根つきのピクニックテーブルがあり、海からあがったとき、よく冷えたフルーツがサービスされた。売店、トイレ、シャワー、もあり、売店ではTシャツやフィルム、みやげものなどを売っている。
いけすの見取り図
ボラボラ島ラグナリウムツアーの内容
ツアーの内容は、、ボート、バスでそれぞれボラボラ島を1周しながら、シャークフィーディング、コーラルガーデン、ラグナリウムにたちよるというもの。料金は大人8000CPF、こども4000CPF。われわれは半日ツアーだったので、ラグナリウムで終わり。ホテルに帰ったのは午後1時半くらいだった。ラグナリウムでの滞在時間は50分くらい。1日ツアーはここでランチを食べてさらに午後もここで過ごす。
キャプテン・ザビエルがツアー中撮影したビデオをDVDに編集してツアー終了後販売してくれる。
こちらの料金は1枚10000CPF。画質はあまりよくないが、いいおみやげになった。
おしむらくは、ビデオカメラを向けられた時、もっとあいそふりまいてポーズをとればよかったな~、ということ。日本に帰ってDVDを観ながらつくづくそう思った。
タヒチ・ボラボラ島で結婚式をあげた日本人カップル
シャークフィーディングツアーから戻ると水着のままプールへ直行。部屋でシャワーあびてもどうせまた海やプールで泳ぎますから。それに時計を見るともう午後1時を過ぎている。
どおりでお腹ペコペコなわけだ。プールサイドの木陰のテーブルで、今日もランチをオーダー。こどもたちは巨大なチーズバーガー&ポテト山盛り、わたしとママはカルボナーラを2人で1皿。
あと、きゅーんと冷えたアイスカフェラテをもらいましょうか。
ティアレの花の香りが漂い、海の向こうにオテマヌ山がそびえる特等席。
水面に反射する光に目を細めながらあつあつのランチをいただいていると、Kさん夫婦がやって来た。
「ラグナリウム、どうでしたー?」
日本人のKさんご夫婦は、2日前このボラボラパールビーチホテルのチャペルで結婚式を挙げたばかりの新婚さんカップル。たまたまその夜、レストランでわたしたちと隣同士の席になったことがきっかけで、滞在中よくお話をする仲になった。Kさんたちは、このボラボラ島で伝統的なタヒチのスタイル、衣装で結婚式を挙げたそうだ。衣装といっても写真を見ると旦那さんのほうはほとんど裸ですが(笑)。でもとってもかっこいい!
「お魚いっぱい見れたー?」
「うん、サメ見た」
「オレ、エイにさわった」
「ウミガメもいたよ」
Kさんたちはこの日、4WDジープに乗って山や密林を駆け巡る、サファリツアーに参加していた。
高台から眺めるラグーンの色が、この世のものとは思えぬほど美しかったそうだ。
「家族で旅行なんて素敵ですね。わたしたちもいつか子供が生まれたら、(結婚式を挙げた)ここに帰ってきたいです」
「ああ~それはいいですね!お子さんもきっと喜びますよ」
楽園の扉
午後からは、プールサイドのベッドでごろごろしながら、本や雑誌を読んだり、たまにこどもたちと水の中で遊んだり。
こんなふうにのんびりしていると、今日が何曜日なのか?今何時なのか?だんだんどうでもよくなってゆく。
そのうち、会社のことや仕事のことも頭の中から消えてしまい、ただ家族とここにいることだけが、この世でひとつの事実のように思えてくる。
楽園の扉をくぐるとき、人は多くのものを持っては行けない。あれこれ考え捨てながら、やっと扉のむこうへ行けたとき、一番大切なものが何か気づくのだ。
さよならボラボラパールビーチ
あっという間に過ぎたボラボラ島での5日間。今日はいよいよボラボラ島とお別れする日だ。チェックアウトは午前11時。朝食のあと、水上コテージのまわりの海でこどもたちと泳ぎ、シャワーを浴びて荷造りをする。
水着など水泳用具一式は機内持ち込み手荷物にまとめておこう。だって次の目的地ランギロアに着いてスーツケースが出てこなかったら、今日はもう泳げなくなっちゃうから。
ハワイの島間のフライトでは、荷物が来ない事が多くてさんざん痛い目にあった。まあここはタヒチでハワイとは違うのだけど、一応念のために。
チェックアウトした後、ロビーのイスに座ってみんなで図鑑をひらく。タヒチで見たお魚や花、鳥、トカゲを探してみよう。それから楽しかったことや、美味しかった食べ物の話をしていたら、空港送迎ボートの出発時刻になった。
ロビーを出てホテルの船着き場からボートに乗ろうとしたとき、後ろで「お~い!」とわたしたちを呼ぶ声が。振り返ってみると、新婚のKさんたちだ。
「ランギロア、楽しんで来て下さい、ボクたちも元気でね!」
「え~もう会えないの?」
「またどこかでね」「うん、バイバイ」
「さようなら」
「いいご家庭を作って下さい」
「バイバイ~!」「さようならー!」
Kさんたちは今日の夕方の便でパペーテへむかう。
ボートはゆくっり桟橋を離れ、やがてうなるモーターの音で互いに何を言ってるのか聞こえなくなる。そのうち手を振る姿も見えなくなり、いつの間にか白い水の帯の彼方に、パールビーチホテルも点になっていった。
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ボラボラ空港からランギロアへ
ボラボラ島からランギロア島までの飛行時間は約1時間10分。飛行機のシート配列は2ー2で、進行方向左側の席に座ったが、北へ向けて離陸したのでオテマヌ山は見えなかった。またランギロア上空でも、ブルーラグーンが見えたのは右側の座席。あー残念。でもティケハウ島はたっぷり見れた。ランギロア空港には、ホテルの送迎バス(ルトラック)が迎えに来ていて、空港から10分足らずでホテルキアオラに到着する。
参考記事
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それではまた世界のどこかでお会いしましょう!
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