【エベレスト街道Day1】ルクラからパクディンへ!意外な「下り」から始る冒険の幕開け

ナマステ!64歳登山初心者にも関わらず標高5364mのエベレスト・ベースキャンプ(EBC)に登りました。EBCを目指すヒマラヤエベレストトレッキングは想像以上に過酷でしたが、これまでの人生で見たこともない絶景の連続で達成感は最高でした。
さあ、スリル満点のフライトを終え、無事にルクラ空港(2,840m)に降り立った! いよいよエベレスト・ベースキャンプ(EBC)を目指す長い旅が始まります。
初日の目的地は、川沿いの静かな村「パクディン(Phakding)」です。 「さあ、登るぞ!」と気合を入れている方、ちょっと待ってください。実は初日のハイライトは「下り」なんです。アヒャーー!
今回は、足慣らしに最適な初日のルート詳細と、トレッカーが知っておくべき道中のルールを徹底解説します!
それでは夢と冒険の旅へヒアーウィーゴー!
🗺️ Day 1 ルート概要:足慣らしの「イージーモード」

まずは今日のスペックを確認しましょう。初日は距離も短く、体力的には非常に楽な一日です。
- 区間: ルクラ (Lukla / 2,840m) 〜 パクディン (Phakding / 2,610m)
- 歩行時間: 3時間 〜 4時間(休憩含む)
- 標高差: 約 -230m (なんと下ります!)
- 難易度: ★☆☆☆☆(初心者でも安心)
そうなんです。ルクラよりもパクディンの方が標高が低いのです。高山病のリスクも低く、最初の夜を過ごすには最適な場所です。
ホテル・ザ・ネスト・ルクラの食堂でランチ

空港で荷物を整理し、ポーターと合流したら、まずは昼食。

ルクラ空港の「斜めの滑走路」がよく見えるホテルザネストルクラの1階レストランでランチを食べました。

私は焼飯とマッシュルームスープと紅茶をオーダーしました。
説明では「朝食代・昼食代・夕食代」はツアー料金に含まれているとのことでしたが、スープと紅茶(コーヒーなど)は別料金とのこと。
スープと紅茶の代金は合わせて5ルピーほどなので大したことはないのですが、山ではクレジットカードが使えないのでルピーの現金がとても重要。
ことあとこの時のたった5ルピーが大変重くのしかかってくるのですが、この時はまだその深刻さに気づきもしませんでした。
🚶♂️ いざ出発!パサン・ラム・ゲートをくぐる

昼食が終わったらいよいよトレッキングスタートです。
⛩️ パサン・ラム・メモリアルゲート (Pasang Lhamu Memorial Gate)

ルクラの街を抜けていきます。石畳の道を歩いていくと、エベレスト街道の本当のスタート地点が見えてきます。
街道の入り口にあるこの立派なゲート。エベレストに登頂した初のネパール人女性、パサン・ラム・シェルパを称えて作られました。ここで記念撮影をするのがトレッカーの恒例行事です!
ゲートの先に「Khumbu Pasang Lhamu Rural Municipality」のカウンターがあり、ここで入域許可証(Permit)の手続きを行います(ガイドがいる場合は任せてOK)。
🍃 道中のハイライト:緑豊かなシェルパの里を行く

ゲートを過ぎると、道はカトマンズの喧騒とは無縁の別世界へ。
1. 意外な急降下

歩き出してすぐに、チェプラン(Cheplung)という村に向かって急な坂を下ります。 「帰りはここを登って帰ってくるのか…」と少し絶望するポイントですが(笑)、今は重力を味方につけて軽快に進みましょう。
2. マニ車とマニ石

道中には、チベット仏教の経文が刻まれた「マニ石」や、回すと徳が積める「マニ車」がたくさん現れます。
⚠️ 重要ルール: ネパールの仏教施設(マニ石、ストゥーパなど)は、必ず「左側通行(時計回り)」で通過してください。郷に入っては郷に従え、ですね。
3. スリル満点の吊り橋!

タド・コシ(Thado Koshi)という場所で、最初の大きな吊り橋が現れます。
下を見ると激流。橋は金属製でしっかりしていますが、風が吹くと結構揺れます!高所恐怖症の方は前だけを見て進みましょう。でも、ここからの景色は最高です。
🐂 ⚠️ 絶対に覚えておくべき「動物優先ルール」
この道はトレッカーだけでなく、物資を運ぶゾッキョ(ヤクと牛の交配種)やラバ(ロバ)の隊列も通ります。彼らが最強の輸送手段です。
道で彼らに遭遇した時、絶対に守らなければならない命に関わるルールがあります。

必ず「山側(崖とは反対側)」に避けて待つこと!
もし「谷側(崖側)」に避けてしまうと、すれ違いざまに動物の大きな荷物に突き飛ばされ、滑落する危険があります。 「カランコロン」とベルの音が聞こえたら、すぐに山側の安全な場所に避難して、写真を撮りながら待ちましょう。
🏡 パクディン到着:最初の夜の過ごし方

ドゥード・コシ(ミルク色の川)沿いに歩を進めると、標高2,610mの村、パクディンに到着です。
🏨 ロッジ(ティーハウス)のクオリティは?

パクディンは標高が低いため、ロッジの設備はかなり整っています。
- 部屋: 個室が基本。清潔なシーツ。
- シャワー: ガスシャワー(Hot Shower)が完備されている宿が多いです。
- トイレ: 水洗式の洋式トイレがあるロッジも多数。
今のうちに温かいシャワーを浴びて、リフレッシュしておくのがおすすめです(上にいくと浴びられなくなります)。
🍽️ おすすめディナー

初日はまだ食欲があるはず。ネパールの国民食「ダルバート(豆スープ定食)」でエネルギーをチャージしましょう。おかわり自由なので、炭水化物をしっかり摂ってください。
📝 ワンポイント・アドバイス

- ゆっくり歩く練習を: 今日のコースは楽なのでつい早歩きしがちですが、「意識的にゆっくり(Bistari)」歩くペースを掴んでください。明日からの急登に備えた呼吸法を練習しましょう。
- 砂埃対策: 乾季は動物が巻き上げる砂埃がすごいです。ネックゲイター(バフ)で口元を覆うのを忘れずに。喉を守ることは、登頂成功への第一歩です。
- 早寝早起き: トレッキング中は夜8時には寝て、朝6時に起きる生活になります。今夜からリズムを作りましょう。
🔜 次回予告:最大の難所「ナムチェ坂」へ
初日は余裕のゴールでしたね!しかし、これは嵐の前の静けさ…。 明日のDay 2は、エベレスト街道の最初の試練、標高差800mを一気に登る「ナムチェ・バザール」への急登が待っています。
しかし、その苦労の先にはエベレストのチラ見せ(ビューポイント)も!? 次回、「Day 2:心臓破りの坂とシェルパの里ナムチェ」編でお会いしましょう!
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