アテネ国際空港からエアポートバスで市内へ行く方法が一番コスパがいい!【子連れ乗車体験】

2019年2月15日

💕ども!カリメーラ!ヤサス!子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。小2、小5の子連れでちょっと変わったギリシャ家族旅行を楽しみました。

今回はアテネ国際空港から市内へのアクセス手段を紹介します。

アテネ国際空港に停車するエアポートバス

エアポートバスで市内シンタグマ広場への行き方

アテネ国際空港から市内へ行く方法はいくつかありますが、迷わずエアポートバスが一番おすすめ。

理由は、「乗り方降り方がちょー簡単」「早い」「安い」「車内に専用の荷物置き場がある」からです。

乗車賃と所要時間(2020年3月現在)

  • 乗車運賃:6ユーロ(大人子供共通)
  • 所要時間:40〜60分
  • 運行間隔:5-15分
  • 運行時間:24時間(深夜は運行間隔が長くなります)

エアポートバスと地下鉄乗車券がセットになった2〜3人のグループ割引チケット、1〜3日チケットなどいろいろな種類があります。

アテネ国際空港でのエアポートバスの乗り方

バスのチケット売り場
X95番のバス停は5番出口の正面 / 空港バスのチケット売り場 / 車内にある刻印器でチケットに刻印する

シンタグマ広場行きのバスはX95で、到着ロビー5番出口を出たすぐのところに乗り場があります。チケットは乗車前にチケット売り場で購入します(現金のみ)。

チケットを購入したらバス乗車時に、入り口付近にある刻印機にチケットかざします。液晶パネルに「SUCCESSFUL」と表示されたらオッケーです。これはチケットを「有効」にする作業、、って何のことかわからないですよね。

ギリシャでは(ヨーロッパのほとんどの国では)地下鉄やバス、トラムに乗車するとき「バリデーション」という刻印作業を行わなくてはいけません。「チケットの使用を開始しました」という印です。この作業をおこなっていないチケットを持っていたり、チケットを買わずに無賃乗車してることが車内検札で見つかったら、有無を言わさず高額な罰金が加算させるので注意して下さい。

以前はオレンジ色の打刻機にチケットを挿入して、文字通り「ガチッ」音がしてチケットに時間が打刻されていました。それで「打刻機」と呼んでいたのですが、最近はバーコードをセンサーで読み取る仕組みに変わりました。なので時間を打刻する音はしません。

エパポートバスのメリット

X95番のバス車内の様子
X95番のバス車内の様子。車内はこんなに空いている

バス乗り場が5番出口のすぐ前という近くてわかりやすい場所なので、初めてのアテネでも簡単にバスに乗車できます。

それから車内にスーツケースなどの荷物置き場があることも荷物が多くなりがちな子連れ旅行者にはありがたいメリットです。

さらに運行間隔が5-15分と短いため、30分間隔で運行されている地下鉄より早くアテネ市内に到着できる可能性があります。またもし待機しているバスが混んでいても1本見逃せばすぐ次のバスが来るので座って乗車することがでます。

さらにさらに乗車してしまえが乗り換えなしでシンタグマ広場まで行ける、終点なので降りる場所を気にする必要もない、ことも大きなメリットです。

エアポートバスの路線 

アテネ空港と市内を結ぶエアポートバスには次の4路線があります。

X93番/キフィスウインターシティバスターミナル行き

X95番/シンタグマ広場行き

X96番/ピレウス港行き

X97番/ ELLINIKO metro station 行き

運賃や路線図、時刻表など詳細は、アテネのバス、地下鉄などの公共交通機関を運営するアテネパブリックトランスポートオーガニゼイション(OASA)のサイトで確認してください。

OASAの公式サイト:http://www.oasa.gr/content.php?id=istoria

空港アクセス比較表(2020年3月現在)

交通手段 所要時間 運行間隔 運賃
エアポートバス 40-60分 5-10分 6ユーロ(大人子供共通)
地下鉄 30分 30分 10ユーロ
タクシー 30-40分  
  • 5:00-24:00 38ユーロ
  • 0:00-05:00 54ユーロ

チップの目安5-10%

地下鉄での行き方

アテネ空港駅からメトロラインの3号線で、アテネ中心のシンタグマ広場や、モナスティラキ駅へ直接行けます。所要時間はおよそ30分。またシンタグマ広場駅でメトロライン2番線乗り換えれば、オモニア駅、国鉄の駅があるラリッサ駅へも行ける。

さらにモナスティラキ駅で乗り換えればピレウス港へも行けるぞ、あはは。

始発は午前6時半、最終は午後11時半、30分おきの運行。

アテネ地下鉄の公式サイト:http://www.stasy.gr/index.php?id=1&L=1

地下鉄のデメリット

  • 到着ロビーから地下鉄の駅まで(バス乗り場と比べると)遠くてわかりにくい
  • 運行間隔が30分と長いので車内が混み合う
  • 座れないことが多い
  • 荷物置き場がない

タクシーを使うのはいつ?

タクシーを使うのは、1分1秒を争うときかな。ホテルでも空港でもほとんど待ち時間なしで乗れて、目的地までダイレクトに運んでくれるから。

で、海外旅行で1分1秒を争うときってどんなときかな、飛行機に乗り遅れそうなとき?そんな場面ではらはらしながらタクシーに乗りたくないよ〜〜

料金的には家族4人で乗ってもエアポートバスより高い、が〜ん。

郊外鉄道と地下鉄を乗り継ぐ行き方

空港ターミナルビルの向かいにある空港駅から発着するアテネ最新の郊外鉄道がある。運行間隔は30分に1本。途中ドゥキシスプラケンティアス駅で地下鉄3番線に乗り換えれば、シンタグマ広場やモナティスラキ駅へ行ける。料金は大人片道8ユーロ。

でも地下鉄やバスより時間がかかる。

市内へのアクセスはアエポートバスが一番おすすめ

いろいろ比べてみたけど、子連れ旅行者にとってアテネ空港から市内へのアクセスはエアポートバスが一番コストパフォーマンスがいいってことです。

エアポートバスでアテネ市内へ

アテネオリンピックのモニュメント
アテネ空港の管制塔が見える / アテネオリンピックのモニュメント / シンタグマ広場に到着

さて以上の4つの選択肢の中から、わたしたちは利便性とトータルの所要時間、料金を総合的に考慮した結果、エアポートバスで市内へ向かうことにした。

一見すると地下鉄が一番早そうな印象を与えるが、到着ロビーから地下鉄の駅まで歩かなくてはならないこと、30分おきにしか運行されていないことから、バスのほうが早く市内に到着すると考えた、ヒュー。

料金も4つの方法の中ではバスが一番安い。

バスの難点は、シンタグマ広場からホテルまで荷物を持って歩かなければならないこと。しかしわれわれが今夜泊まるアテネプラザホテルは広場に面しているし、チップを払えばベルボーイがバス停からホテルの部屋まで荷物を運んでくれる(と思う)。

バスのチケット売り場は、到着ロビー5番出口の目の前にある。

(X95番のバス停はチケット売り場の真ん前)

乗車したら車内にある刻印器で刻印するのを忘れないようにしよう。

ではアテネ市内へ向けて出発進行!

🐬アテネ国際空港からシンタグマ広場までの間に17のバス停があります

アテネ市内のホテルに宿泊するメリット

アテネ市内へ行くエアポートバスの乗り場は我が家が泊まっているソフィテルアテネエアポートホテル正面玄関のすぐ向かい側だ、わお〜。

チェックアウトが終わったら、荷物を押しながらバス停へ向かう。玄関の外に出て少し歩いてから振り返ると、吸い込まれそうなくらい青く澄んだ空をバックに、ホテルの建物が輝いていた。

「もうこのホテルには泊まらないの?」

スーツケースの取っ手を引きながらリュウが尋ねる。

実はこのソフィテルエアポートに2連泊しようと考えたこともあった。

ところがクルーズ船が出航するピレウス港は、空港から市内を通り越してその反対側にある。

「2泊目は市内のホテルに泊まったほうがいいですよ」

というマリソルツアーさんのアドバイスを受けて、今夜は市内のホテルに泊まることにしたのだ。

「うん、今日は違うホテルに泊まるんだよ」

「そうか、オレ、このホテル好きだったな」

「え、どうして?」

「だって、カイと同じ部屋に泊まれたから」

「ああ、コネクティングルームが気に入ったんだーー、今夜のホテルもコネクティングルームだよ」

「本当?やったーー!」  

市内のホテルに泊まるメリットは他にもある。

観光の途中、疲れたら部屋に戻って休憩できるし、夕食だって市内のおすすめのお店でいただくことができる。

今はまだ朝なので空気がひんやりしてて気持ちいいが、この様子だと日中は殺人的な暑さになるに違いない。汗をかいても市内の交通の便のいい場所のホテルならシャワーを浴びに戻ることだってできる。

エアポートホテルに泊まるメリットもあれば、市内のホテルに泊まるメリットもある。それぞれの状況に応じて使い分けることが肝心だね。

アテネ国際空港からエアポートバスで市内への行き方【子連れ乗車体験】まとめ

アテネ国際空港から市内へのアクセス方法はエアポートバスが一番コスパに優れているよ。

アテネでホテルを探すときは、エアポートバスのバス停があるシンタグマ広場にしよう。せっかくアテネ空港からエアポートバスで快適に市内に到着しても、バス停からまた地下鉄に乗ったりするのは子連れ旅行者には大変だ。

シンタグマ広場は観光やショッピングに便利な立地でホテルもたくさんあります。

この記事があなたの子連れアテネ旅行の参考になったらとっても嬉しです。それではまたお会いしましょう!

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