シルクエアー(航空)子連れ搭乗体験
クワガタムシの角のように突き出た、
長い長いコリドーを急ぎ足で歩く。
窓の外に、駐機中の飛行機が見えてきた。
尾翼の鳥のマークが、
ボーディングパスに記されているマークと同じだ。
「あ、あれだよ、ほら、これとおなじマークが見えるじゃん」
シルクエアー(航空)でGO!
これからわたしたちをメナドに運んでくれる翼、シルク航空は、
シンガポールエアライングループの地域航空会社だ。
インド、中国、東南アジアの
30都市にフライトを就航している。1
975年にシンガポール航空のパッケージツアーを扱う旅行会社
「トレードウィンド社」として設立された。
1989年2月には観光路線主体の航空会社になり、
さらにビジネス路線への進出で規模を拡大してきた。
そして1992年4月、社名を「シルク航空(シルクエアー)」に変更し、
現在に至っている。
マイレージプログラクはシンガポール航空と同じ「KrisFlyer」、
スターアライアンスには加盟していない。
保有機材は11機。
スパイシーチキンとマカロニパスタの機内食 / ミントグリーンを基調とした明るいデザイン / フィッシュカレーも美味しいよ
出発ゲートに着いたら12時半の出発予定が、
さらに10分遅れて12時40分発に変更されていた。
が~~ん。この調子だと、あと何回変更があるかわからないぞ。
こうなったら、今日中に着けばよしと考えよう。
覚悟を決めて待っていると、さらなる遅延はなく、
12時40分に搭乗ゲートが開かれた。
悪いほうへ期待度を下げたから何か得した気分。
ブリッジを渡り搭乗する。
機内はミントグリーンを基調としたデザインで統一されており、
とてもおしゃれな感じだ。
格安航空会社だと思っていたので、
もっと古くて質素な作りを想像していたが、
思いの他キレイなのでびっくり。
シート配列は3-3。
遅延になったため、かなりの人がキャンセルしたのか、
はたまた人が少ないから遅延されたのか、
そのへんの因果関係はわかりませんが、
この日の搭乗率は30%くらい。
離陸するとすぐに昼食が始まる。
機内食hフィッシュカレーwith白いごはん、か、
スパイシーチキンwithマカロニパスタの2チョイス。
どちらもうなるくらい美味しい。
キッズミールもある。
キャビンアテンダントさんの応対もとても丁寧で、
これで本当に格安航空会社ですかーー?!
と思ってしまうほどだった。
さて食事も終わって読書したり、
みんなでお話をしていると、
高度がだんだん下がってきた。
もうそろそろ着陸の時間だ。
外を見ると、進行方向左手の窓の外に、
メナド・トゥア島とブナケン島が見えてきた!
うわーすごい迫力。
このすぐ下の海がいきなり1800メートルの深さまで落ち込んでいるんだよ。
飛行機はメナドの町を通り過ぎ、
いったんレンベ海峡のほうまで飛んで、
それからぐ~~んとUターン、
そしてメナド国際空港の滑走路に静かに着陸したのだった。
データ
シンガポール~メナドの所要時間は、
シルクエアーの直行便で3時間半。
フライトは週4便(月水金土)運行している。
ちなみにバリからガルーダ航空でメナドへは、
マカッサル経由で約4時間。運行は毎日。