モスランディングでディナー
「バイバイまたね!」
「ありがとう」
モントレイベイカヤックスのジョージたちにお礼を言って車に戻る。
「ラッコいっぱい見たね」
「アザラシもいたよ、デッカいやつ!」
「すごかったね」
「本当にラッコが見れてもう~
パパは大、大、大、ウルトラ、ビッグ、スーパーエクセレント、
満足だよ!」
ってくどいぞー!!
ショップからほんの数百メートル車を走らせた先に、レストランっぽい建物が見えてきた。
「おなかも減ったしあそこに寄ってみようか?」
レストランの名は
「シーハーベスト」
モスランディングのラグーンに面したウォーターフロントのレストランだ。
入り口に提示されているメニュー表を見ると、
どれどれ、うん悪くない。
クラムチャウダーやシフードパスタ、フィッシュ&チップスなんかもあって、値段もリーズナブル。
何よりウォーターフロントなので、眺めが良くて雰囲気が最高です。
テラスから野鳥やアザラシ、ラッコのいるラグーンが一望できる
「ここでいいじゃん」
このままモントレーまで走っても、これ以上のレストランが偶然見つかるとは思えないし、
そもそもこどもたちは
お腹が減って減って、
そこらへんにいるペリカンでも食べかねない
「ハロー」
入り口のドアを開けあいさつしながら店の中に入る。
おお~、ラグーンに面した側はガラス張りになっていて、
外の景色が一望じゃ!
ラグーンに浮んでいる
ラッコや水鳥たちの様子を眺めながら
食事できるなんて
やばすぎねーこのレストラン!
それも夢にまでみた
絶滅危惧種のカリフォルニアラッコを見ながら食事できるなんて!
ガラス窓の外側には海に面したテラス席があってそこも気持ちよさそう。
店内には夕日がひたひたと注ぎ込み、
イスもテーブルもテーブルクロスも優しいオレンジの光に包まれている。
ああ、なんて幸せに満ちた空間、
幸せに満ちた場所なんだろう。
ラグーンに面したガラス窓から明るい日差しが降りそそぐ
「どの席がよろしいですか?」
初老のスタッフがメニューブックを持ちながら尋ねる。
「外のテラスは?」
「ちょっと寒いんじゃない」
「そうだね、じゃああそこの窓側の席で」
海が良く見える窓側の席に座りメニューブックを開く。
おお、どれもこれも美味しそう~~♪
おじさんはメニューを眺めているわたしたちに
「このパエリアがおすすめです。パエリアというのは、スペインアンダルシア地方の郷土料理でして、、」
と一生懸命のパエリアの説明を始める。
や、ちょと待って、申し訳ないありませんが、
わたしたちパエリアについて十分知ってますよ。
たぶん、アメリカより日本のほうがパエリアは一般的だと思うし、
何よりわたしたち
アンダルシアへ行って本場のパエリアを食べました!
もう何回も何回も!
だから説明してもらわなくてもそのパエリア注文します。
それと、わたしは真鯛の香草焼き、
こどもたちはフィッシュ&チップスとパスタ、
それにクラムチャウダースープをお願いします。
う~ん待ち遠しいね。
料理を待っている間、こどもたちがテラスに出て外の様子を偵察に行った。
「すげー、パパ、アザラシがいるよ!」
どれどれ、わたしもテラスに出てみると、
テラスのまわりにアザラシがうじゃうじゃいる!
何コレ!すげーー!。
ふと見るとテラスの柵にはペリカンがとまっているし、
すぐ先の海には
ラッコがプカプカ浮いている!
ラグーンの景色だけでもすごいのに、
こんな野生動物てんこ盛りのレストラン信じられない!
そのうえ運ばれてきた料理は美味しいし、
(紅茶は何杯でもおかわり自由!)
お店の人はフレンドリーだし、
パエリアについて詳細に説明してくれるし
もう最高に満足したわたしたちでした。
これだけ満足して料金は
4人で62.27ドル(税込み)
あっはっはっは、
笑いが止まらないほど充実した時間をありがとうございます。
最後に紅茶をもう1杯おかわりして(したのかー)、
このステキなレストランをあとにした。
さあ、ではいよいいよモントレーへ向かいましょう♪
今夜のホテルはどんなことなんだろー。
bye-bye モスランディングのラッコたち