トンパリワット自然保護区で子連れ滝壺トレッキング

2019年6月11日

サワディークラッ!マリンスポーツ歴40年、東南アジアへの渡航歴50回以上のイルカパパです。小2と小5の子連れ家族4人でちょっと変わった個人手配プーケット旅行中。

滞在4日目は、エレファントトレッキング(象乗りトレッキング)のあとトンパリワット滝の滝壺へ行きますよ〜、おーいえぇ〜〜い。

サファリキャンプに到着

トンパリワット自然保護区のサファリキャンプ

象に乗ってジャングルトレッキング&象さんに餌やりが終わったら、再度車に乗って山道を登る。10分くらい走ったところで、トンパリワット自然保護区内にあるサファリキャンプに到着した。

キャンプには、管理事務所の建物の他、レストラン、更衣室、シャワールーム、トイレ、芝の庭にオープンエアーのピクニックテーブルまである。こんな山の中にこれだけの施設があるとは立派だ。

貴重品ロッカーもあるので、トレッキングやラフティングのとき財布やパスポートを預けておけば持ち歩かなくていいのもありがたい。

滝壺トレッキングに出発
道路の終点からトレッキングスタート

時間かせぎのアクティビティだって?

サファリキャンプに到着したと思ったら、ひと息つくひまもなく小型のトラックに乗り換えるように言われた。自然保護区の山中にある秘密の滝へ向かうのだと言う。ここから10分ほどトラックで山道を登り、道路の終点からさらに10分程度トレッキングするらしい。

実はこの滝壺トレッキングは時間かせぎのためのアクティビティ。ええ〜〜?

この後にひかえるラフティングのスリルを高めるために、川の水を一定期間せき止めておいて、ラフティング開始に会わせて一気に放流する。現在は朝一番のグループがラフティングをやり終えたばかりなので、せき止めた水を使い切った状態。次のラフティングにむけて水がたまるまでの時間かせぎとして、この滝壺トレッキングがおこなわれるのだ。これはあとでわかったことですが。はっはっは。

参考記事(広告じゃないよ)

秘密の滝壺が見えてきた
滝壺が見えてきた~ / みんな水着に着替え始める / ちょっと水が冷たそうだな~

ゲストは世界中から

車に揺られて山道を登ることおよそ10分。小型トラックで隣に座った若いカップルに「どこから来ましたか?」と尋ねた。

「リトアニアです」

は?何アニアですって

リトアニア

ええ~~、もしかしてあのバルト海に面して並ぶバルト3国最大の国で、1990年3月11日、旧ソ連を構成していた15の共和国の中でもっとも早く独立した国ですよね~、って知らねーー。帰国してから調べましたよ。

滝壺に飛び込む人

でもいや~本物のリトアニア人とお話するなんて初めてですよー。

わたしたちが想像している以上に、リトアニアのカップルはおしゃれでいかしている。

彼女のほうは滝壺に着くなりちゃっちゃっと服を脱いで水着になったのだが、その大胆なデザインの水着&超ナイスバディで、一躍注目の的。

はぁ~モデルさんですかー、ってそうだって。すごいね。

滝壺で泳ぐ子ども達

わたしたちには冷たく感じる水も、北国の彼らには平気なのか。うちのこどもたちでさえ躊躇している間にさっさと滝壺に入って気持ち良さそうに泳いでいる。

彼氏のほうはその様子を、ニコンの高級一眼レフでパシャパシャ激写☆、遠いアジアの旅の思い出をたくさん祖国に持って帰ってね。

滝壺でおおはしゃぎする子供たち

平和に貢献した日本人

リトアニアという国はわたしたち日本人にはなじみの薄い国だけど、首都ヴィリニュスにはある日本人の名を冠した通りがあることを、みなさんはご存知ですか?日本のシンドラーと呼ばれ、今なお世界から尊敬されている「杉原千畝(すぎはらちうね)」の名前だ。

杉原は、第二次世界大戦の際、リトアニアの領事館で、自らの危険を省みず、ユダヤ人が亡命できるようにビザを発給し続けた「正義の人」だ。リトアニアを併合したソ連政府から再三の退去命令を受けながらも、ベルリンへ旅立つ9月5日まで、およそ1か月余り、不眠不休でビザを書き続け、ナチスドイツによる迫害を受けていたおよそ6000人にのぼるユダヤ人の命を救ったとされる。

杉原による領事特別許可証の発行は、ベルリン行き列車の出発寸前まで駅のホームで続けられた。

トーマス・キリーニー原作、スティーブン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」の主人公オスカー・シンドラーも、第二次大戦中多くのユダヤ人を救った人として知られている。実際、2009年にシドニーの図書館で、本物の「シンドラーのリスト」のコピーが発見された。そこには801名のユダヤ人の名前が記されていた。

しかし日本のシンドラー、杉原が救ったユダヤ人の数はその7倍以上にのぼるのだ。これからは杉原を「日本のシンドラー」と呼ぶのではなく、シンドラーを「ドイツのスギハラ」と呼ぼう。1991年9月、リトアニア政府は杉原の功績を讚え、首都ヴィリニュスの通りの一つを「スギハラ通り」と命名している。

人類の平和に貢献した日本人の先輩方がいるから、後世の我々は、安心して世界を旅できるのだ。そのことをいつも忘れず、感謝の気持ちを胸に平和のバトンをつなげていきたい。

滝壺トレッキングまとめ

最初はあんなに水が冷たいと騒いでいたのに、いつの間にかカイもリュウも滝壺に入っておおはしゃぎしている。滝の落ちるまさに真下までいって、滝に打たれるどころか水圧に屈して溺れてるじゃないかーー!

マイナスイオンがふんだんに漂っているジャングルのオアシス、滝壺で飛び込んだり滝に打たれたり。思いっきり自然の中で体を動かして、束の間の時間稼ぎ的アクティビティとは言わせない大満足の内容でした。

滝に打たれる子ども達
お前、溺れてるじゃないか!

さあ、キャンプに戻ったらいよいよ本日のメインイベント、ラフティング~激流下りだ!!おお〜〜。

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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!

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