アグリジェントのレストランイルペスカトーレでシチリアのウニのパスタを食べる
イル・ペスカトーレの外観/入り口の冷凍ケースに魚介類が並ぶ
レストラン・イル・ペスカトーレ
移動遊園地でこどもたちに許可したアトラクションは「2つだけ」だったはずなのに、こりゃまたずいぶん時間がたってしまった。ひとつひとつのアトラクションがやたら時間が長いのだ。というより運営がいいかげんなだけか?あたりは暗くなり始めていて、お腹もグーグー。さてどこで食べようかと、遊園地を出て前を見たら、いきなりよさげなレストランがありました。
レストラン・イル・ペスカトーレ。アグリジェントのサンレオーネ海岸ビーチに面した特等席にあるシーフードレストランだ。入り口の冷凍ショーケースに、新鮮な魚介が並べてあって、お店の雰囲気も悪くない。そのくせ料金はリーズナブル。やっぱりアグリジェントのメインの観光地からは離れているので、料金も良心的なのかな。
シチリア島でのわたしの楽しみは、何と言ってもウニのパスタをいただくこと。今まで、ミラノでもフィレンツェでもローマでもナポリでさえも、ウニのパスタにお目にかかったことはなかった。
「ウニの美味しさを知ってるのは日本人とシチリア人だけ」とカターニアあたりの魚市場で言われてるくらいだから、シチリアのレストランでは絶対いただけるでしょう、と確信して、やってきたのだ。あ~ウニのパスタ!
左上ロブスターのパスタ/中央上ムール貝のパスタ/左下タコのマリネ/右下ウニのパスタ
念願のウニのパスタを食べる
で、ありました。このレストラン・イル・ペスカトーレにウニのパスタが!
「おお、ついについに長年の夢がかなう!」
わたしはうれしさのあまり窒息しそうになりながらも「ウニのスパゲティ1ちょう!」と注文。こどもたちは、あさりのパスタと、ムール貝とトマトのパスタ。ママはロブスターのパスタ、それにみんなでつまめるように魚介のピザとタコのマリネを頼みます。グリッシーニやフォカッチャも文句なく美味しい。シチリアのワインでちびちびやりながら、ああ、こんなに美味しいモノいただけて本当に幸せ!と感涙にふけるのでした。
こうしてシチリア島最初の夜が静かに、いや、にぎやかに美味しくHappyにふけていった。