プレトーリア広場とパレルモ市庁舎内部見学
プレトーリア広場
ベッリーニ広場のすぐ隣、市庁舎とサンタカテリーナ教会に挟まれ円形の噴水があるのがプレトーリア広場。
ルネッサンス様式の優美な人の形をした彫刻が、なんと30体も!あるものは立ち、あるものは座り、あるものは寝転がり、皆好き勝手なポーズで、好き勝手な方向を見つめている。
そのてんでバラバラさが、なんともいえない異様さと紙一重の優雅さを醸し出している。
噴水はもともとフィレンツェにある別荘のために、フィレンツェ出身の彫刻家、フランチェスコ・カミッリアーニが設計したもの。1573年にパレルモ市が買い取り、カミッリアーニの息子、カミッロがプレトーリア広場に設置した。
噴水を見学していてふと気づいたことがある。
彫刻の人間像の方が広場にいる本物の人間より数が多い!
パレルモ市庁舎
噴水の南側に建っている建物に観光客がぞろぞろ入っていく。入り口におまわりさんが立っているので、警察署かと思ったが、どうやらパレルモ市庁舎のようだ。おまわりさんに聞くと内部見学の入場は無料とのこと。
「せっかくだからちょと入ってみようか」(無料と聞いて積極的になる)
内部は、大理石をふんだんに使った豪華な造りで、装飾品や調度品も立派。まるで美術館のようだ。それに冷房が効いててとっても気持ちいい。2階のバルコニーから見るパレルモの青い空とプレトーリア広場の眺めが印象的だ。
反対側の窓からはサンカタルド教会が眺められる。