マダガスカルグルメガイド

2019年2月28日

マダガスカルグルメガイド

マダガスカルグルメガイド

意外なことにマダガスカル料理はメッチャクチャ美味しい。旅行前に抱いていた、マダガスカルでの食事に対する不安は、初日にエビカレーとジャカカ(カニコロッケマダガスカル風)を食べた瞬間、一発で吹き飛んでしまったのだ。

すまん、マダガスカル。

マダガスカルの人々の遠い祖先は、インド洋を渡って来たアジア人だと言われている。だから主食は米。タイ米に似たさらさらしたお米だ。わたしは東南アジアの中でも、マレーシア料理ってスゲェ~~美味しいよねって1人静かに思う会のメンバーなんですが(そんな会あったんかい!)、マダガスカル料理はそのマレー料理や、インド料理、インドネシア料理、などアジアの影響を大きく受けている。また一方で地理的に近いアフリカのや、1960年に独立するまでの宗主国だったフランスの影響も受けている。

マダガスカル料理の写真
カニの身がたっぷり入ったショウガカレー / ぷりぷりデロデロの特大ロブスター / マール海老の冷製盛りつけパパイヤマヨネーズソース添え

マダガスカル料理の美味しさの理由は、そんないろいろな国、地域の料理が混ざり合って、それぞれのいいところを引き立てているところにあるのだう。料理の味付けは全般的に薄味で控えめ。良く言えば上品で、良く言えば上品。って良くしか言ってねーじゃん!

とにかくかなり日本人好みの味だと思う。

シュリンプカクテル
シュリンプカクテル / セブ牛のソテー / 生ガキの盛り合わせ

          

それからびっくりしたのは素材が新鮮なこと。特に野菜類は、冷蔵庫があまり普及してないせいか、冷凍ものはほとんどなく、いつも新鮮で取れ立ての野菜を調理してくれる。取れ立ての野菜を使った料理は、とにかく香りや味がしっかりしていて、しゃきしゃきした歯触りも心地いい。

メインディッシュの付け合わせには、フライドポテトが付いてくることが多いが、新鮮なじゃがいもを使ったフライドポテトは、じゃがいもの清冽な甘さや香りがきちんと内包され、ああ、フライドポテトって確かにじゃがいもの料理なんだな、じゃあ今までファーストフードとかでで食べてたポテトはなんだったんだろう、と思ってしまうのだった。

パイナップルをくり抜いた中にシュリンプが入っているサラダ
パイナップルをくり抜いた中にシュリンプが入っているサラダ

           

エビやイカ、ロブスターなどのシーフードや、デザート類なども、どこでいただいても美味しい。マダガスカルのバニラの生産量は世界の6割を占め品質も世界一と言われている。そのバニラをふんだんに使った、アイスクリームやプリンなどは、人間がダメになるくらい美味しい。その他、フランスの影響を受けてバゲットやクロワッサンも本格的、マダガスカルワインやビールにラム酒もイケます。

おかげでマダガスカルで少し痩せる計画が、逆にぶくぶく太ってしまったのだった。

すまん、メタボ対策。

イカと野菜の新鮮クリームパスタ / シーフードサラダ / 魔性のチョコレートムース