今の名前が4つ目!たびたび改名するモルジブ・ヴェラナ国際空港に到着

2019年2月7日

モルジブ・ヴェラナ国際空港

アッサラーム!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆これまで世界中の海に潜りましたが、モルジブは格別です。今回は6歳と9歳の2人の子連れ、家族4人でモルジブ旅行を楽しんできました。

チャンギ空港でモルジブ行きのフライトに乗り継ぎ、ついにヴェナラ国際空港に到着しました。入国審査、バゲージクレーム、税関、現地送迎スタッフとの出会い、まで到着からの流れを説明します。

モルジブ・ヴェラナ国際空港

モルジブは国土(という言い方が正しいのかわかりませんが)の99%が海。

1%に満たない陸の部分は、1000以上の小さな島で成り立っていて、

通常1つの島に1つの役割が与えられている。

例えば「首都の島」とか「発電所の島」とか。

で、「空港の島」は「首都の島」のすぐとなりにあるフルレ島。

*2018年8月30日、中国からの資金援助によって空の島と首都の島は大きな橋(中国モルジブ友好橋)でつながりました

そのフルレ島にあるヴェラナ空港は、

ニュージーランド空軍の飛行機が燃料補給のために降り立った、

1960年10月19日が誕生日ならぬ開港日になる、モルジブ唯一の国際空港だ。

(ちなみに民間機が始めて降り立ったのは1962年4月10日で、エアーセイロンのフライト)

現在、スリランカ航空、シンガポール航空を始め、

中国東方航空、中国南方航空、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、エミレーツ航空、カタール航空、バンコック航空、エアーインディア、エーデルワイス航空、オーストリア航空、ブリテッシュ航空等が、

ロンドン、ミラノ、ローマ、フランクフルト、チューリッヒ、モスクワ、バンガロール、ドバイ、ドーハ、クアラルンプール、バンコク、コロンボ、上海、北京、香港、ソウル、シンガポール等から直行便を飛ばしている。

実は、この空港、

過去も3回名前を変えている。

開港当初の名前は島にちなんで「フルレ空港」。

1980年代前半に「マレ国際空港」(首都の名前)に改名、

その後2011年7月26日に元大統領に敬意を表し「イブラヒムナシル国際空港」になった。

そして3度目の改名は2017年1月1日、

現在の「ヴェラナ国際空港」に変更された。

ちょっとまぎらわしいね。

日本がアメリカに圧倒的に勝っていること

ところでモルジブではアメリカ人を見ない

アメリカから遠い上に直行便がないからね~、というわけだ。

というかよっぽどマニアックな旅行好きか海好きでない限り、

ほとんどのアメリカ人はモルジブの存在さえ知らない。

日本は戦争ではアメリカに負けたけど、

モルジブを知ってるということでは

圧倒的に勝ってるのだ。

胸を張っていい。

もしあなたのまわりにアメリカ人がいたらぜひ

「えっ、まさか世界一海のきれいなあのモルジブを知らないの~」

と思いっきり驚いてみせよう。

ふっふっふ。

入国審査に並ぶ列

 入国審査に並ぶ列

到着

「モルジブに着いたの?」

飛行機がヴェラナ国際空港に着陸して、

滑走路の端で停止した時、

カイが目を覚ました。

今の時刻は、現地時間で午後10時だが、

日本時間では午前2時だ。

でも、こどもたちはシンガポールからよく寝たので、

すんなり目覚めてくれた。

飛行機の外に出ると、

潮の香りを含んだモワッとした夜の海風が、

体にまとわるようにからまってくる。

ああ~~この感触、なつかし~~。

機体に横付けされたタラップを一段一段降りながら、

10年ぶりにモルジブに帰ってきた感慨にふけっていた。

モルジブの空港の入国審査、バゲージクレームの様子

入国審査カウンター / バゲージクレーム到着 / ロビーへ向かう

入国審査>税関の流れ

滑走路の一部を歩き、入国審査場のある冷房が効い空港ターミナルビルに入る。

どのカウンターも長蛇の列だが、

向って一番右のモルジブ人用カウンターだけすている

もしかして、と思い、そのすぐとなりの列に並んぶ。

すると、モルジブ人の手続きが終ってその列に並ぶ人がいなくなったら、

係の人が、

子連れのわれわれにこっちへ来いと手招きする。

やったー!

こうしてインチキみたいに早く入国手続きが終った。

*モルジブでは30日以内の観光目的の滞在ならビザは不要

次に荷物を受け取るバゲージクレーム。

われわれはエコノミークラスでやって来たが、

成田ではファーストクラスのカウンターで搭乗手続きをしてるので、

荷物にはファーストクラスのタグがついている。

(荷物は成田で預けたら乗り継ぎのシンガポールでは受け取る必要なし。モルジブまで自動的に運んでくれる)

ターンテーブルが動きだして、

一番最初にわれわれの荷物が出てきた。

荷物はファーストクラス→ビジネスクラス→エコノミークラスの順で出てくるのだ。

最初と最後ではずいぶん出て来る時間が違う。

こんな深夜で子連れには、これは本当にありがたかった。

ヴェラナ空港では、カートの使用が無料なのもありがたい。

有料だとしてもどこの国でも料金はたいしたことはないのだが、

その国の現地通貨の小銭が必要になるので、

かなり面倒だったりする。

カートに荷物を積んでちょっと歩くともう一度荷物検査(機械)がある。

それから税関、そしてドアーの外に出たら本当のモルジブだ。

到着ロビーの出迎えの人

お出迎え

ドアをー歩出ると、たくさんの人が待ちかまえている。

大半が旅行業者で、到着した自分のツアー客を待っているのだ。

会社名とこちらの名前が書かれたプラカードをかかげているので、

自分のお迎えを見つけるのはそんなに難かしくはない。

われわれのような子連れなら

たいていむこうから声をかけてくれる。

「あ、イルカさんですか、ずいぶん早かったですねー」

われわれをお出迎えしてくれたのは、

南島ツアーズの緒方さんという明るくてハキハキした女性。

入国審査と荷物のピックアップでダブルラッキーがあったことは、

彼女は知らないわけで、

飛行機が到着して

まさかこんなに早く空港の外に出てくるなんて

思いもよらなかったのだろう。

到着ロビーで送迎スタッフと会う

到着ホールにツアー会社のカウンターが並んでいる / 到着ホールからボートの桟橋へ向う

ビヤドゥへ

到着ターミナルを出て、

アクアレストランのオープンエリアにあるイスに座ってリゾートのボートが来るのを待つ。

すぐ前の桟橋からボートに乗ってリゾートへ行くのだ。

ヴェラナ空港は島なので、

どこに行くにもたいてい船で移動するため、

到着ゲート/出発ゲートにボートの桟橋が隣接しているのだ。

「こんなに空港立派でしたっけ?」

「さあ、わたしは1年前からなので以前のことはよくわかりませんが、、、前にもいらしたことがあるんですか?」

「ええ、もう10年も前ですが。その頃はこんな、こどもたちもいませんでした、ハッハッハ、」

「ああ、でもモルジブはお子さんたちもきっと喜ばれると思います」

そんな会話をしてたら、

5分もたたずわれわれのボートがやって来た。

緒方さんから、滞在中何か困ったことがあったらと、

携帯の番号をもらい、ボートに乗り込む。

「ビヤドゥは素晴らしいリゾートですよ。楽しんできて下さい!」

桟橋の上から手を振る緒方さんにお礼を言い、

われわれも手を振りかえす。

ボートはゆっくりと桟橋を離れ、

それから宝石のような明かりがきらめく

夜のインド洋へ風を切って走り出した。

モルジブヴェナラ国際空港のアクアレストラン

桟橋前にあるアクアレストラン

空港のレストラン

空港内の施設は、レストランだけでなく、

ショップやラウンジ等年々充実してきている。

近年は、バーガーキングやタイ料理の店もオープン。

モルジブ出発前には最新情報のチェックをお忘れなく。

  • フルレホテル内ファルコーヒーハウス
  • 出発ホール内マリヤード
  • 出発ホール外ムーベンピックアイスクリームパーラー
  • 到着ホール外アクアレストラン
  • さらに搭乗ゲート手前にフードコートとラウンジがある

シープレーン(水上飛行機)

空港から遠いリゾートへ行く場合はシープレーン(水上飛行機)で移動する。

国際線到着時刻とシープレーン出発時刻がうまく合わないときは、

空港かマーレのホテルで1泊しなければならない。

またシープレーンの出発が朝早い時間になると、

モーニングコールが午前4時台だったりする。

しかし遠いリゾートへ移動するのに、

例えば船で1日近くかかるところを小1時間で一飛びできる。

またシープレーンの窓から見下ろすモルジブの景色は素晴らしい。