モントレーについて〜子連れ観光の見どころ、楽しみ方

2019年1月29日

モントレーについて

今回の子連れ旅行で我が家がメインターゲットにした「モントレー」という街はいったいどんな場所なんだろう。

モントレーは

サンフランシスコの南およそ200kmの海沿いに位置する

リゾート地/高級別荘地。

街の西側に広がるモントレー湾には、

アザラシやオットセイ、クジラ各種、イルカ大勢、

それにくわえて

大本命ラッコまで生息しているという

海洋生物の宝庫だ。

海沿いには

数十キロにわって遊歩道/サイクリングロードが整備されており、

自転車にのりながら、

あるいはお散歩の途中で、

これらの希少生物を見学することができる。

もちろんシーカヤックツアーやレンタルで海に漕ぎだして海上でご対面することも可能。

それではさっそくモントレーについて、

歴史や子連れの見どころ等をご紹介しよう。

モントレーの街並み

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」

フォレストは生まれつき少しばかり知能が低い。

難しいことを考えるのが苦手なため、

人に言われたことを素直に実行し、

友達や恋人をどこまでも信じる。

成功することを至上命令とし

有能な者が勝者になる米国社会において、

そんなハンディを背負った男が

富を築き成功を勝ち取っていく映画

「フォレストガンプ」は

心温まるヒューマンストーリーだ。

キーワードは「一期一会」

過去や未来でなく

今この瞬間の出会いを大切にする生き方。

子連れモントレーを観光する

この映画にちりばめられている、

人生を幸せに豊かに生きるテーマは、

こどもたちに伝えたい至極の考えではないだろうか。

人より才能や環境に恵まれていれば有利かもしれない。

でも計算ではなく

やってみなければわからないのが人生だ。

なぜなら才能や能力は人間の業だけど、

運は神様が決めること

人間のちっぽけな努力や才能なんて神様の力にはかなわないのだ。

そして神様はいつだって素直に感謝して生きる人の味方です。

                       スタインベックの胸像

フォレストがベトナム戦争から帰国し、

亡くなった戦友の意志を次いでエビ漁を始める場所が

モントレーだ。

そこでフォレストは巨万の富を得る。

モントレーには映画をモチーフにしたレストラン

ババガンプシュリンプ」があり、

その入口前にはベンチとフォレストのシューズが飾ってある。

モントレーを訪れたなら、

フォレストの生き方をこどもたちと話し合いながら

ゆかりの場所を訪れてみるのもいいだろう。

モントレーの観光名所と子供達

               映画の舞台をモチーフにしたレストラン / 主人公が座っていたベンチ

実際のモントレーは、

20世紀初頭にイワシ漁で栄えた街。

当時の様子はノーベル文学賞作家スタインベックの小説にも描かれていて、

イワシの缶詰工場が並んでいたキャナリー・ロウは、

往時を偲ぶ観光スポットになっている。

また缶詰工場跡地に造られたモントレー・ベイ水族館は、

世界で最も人気のある水族館

として注目されている。

モントレー子連れ観光の様子

                                     街の中心、キャナリーロウ

モントレーが位置するモントレー半島はサンフランシスコの南、

約200kmの距離にある。

半島の北側には海洋生物の宝庫モントレー湾が広がり

モントレーの街はその豊穣の海に面している。

モントレー湾ではたくさんの種類のクジラ

1年中観察できる。

クジラの他にも

イルカやシャチ、アザラシ、オットセイなども見られる。

さらにフォレストがはじめたエビ漁の、

そのエビが大好物のラッコも見る事ができる。

モントレーに生息する

カリフォルニアラッコは

18世紀には2万頭近く生息していたが、

毛皮目的の乱獲で大幅にその数を減らし、

一時期絶滅の一歩手前までいった。

ラッコの人なつっこさが仇をなし

人間が近づいても逃げるどころか興味を持って寄ってくるので

簡単に捕獲することができたのだ。

現在確認されているカリフォルニアラッコの数は

わずか2,700頭前後

個体数を増やす試みが続けられているものの、

他の生息域に棲むラッコに比べて

病原体に感染して死亡する率が高く、

良い兆候は見られていない。

                    街の中心にある海の見える公園

モントレー半島には、

様々な動物の保護区や州立公園があり、

変化に富んだ海岸は自然観察、

海洋観察観光のツアー客などで年中にぎわっている。

その中でもモントレーの西にあるパシフィックグローブから

南端のカーメルまでの海岸線に沿ったドライブルート

「17マイル・ドライブ」

が人気。

途中、超高級別荘地や、

ゴルフコースで有名なペブル・ビーチを通る。

一方半島の南側にあるカーメルは、

小ぢんまりとした瀟洒な佇まいの街。

1770年建造の伝道所、カーメル・ミッションは、

白いレンガを用いたアビド風と称される印象的な外観で、

古い歴史を感じさせる。

ショッピングエリアにあるカーメル・プラザも、

2005年にアビド風に改装。

独特な雰囲気の建物に高級店が並んでいる。

この街は1986年から88年まで

クリント・イーストウッドが市長を務めていたことでも有名だ。

カーメルはまた海沿いにカリフォルニアを南下する

ドライブルート/ビッグサー

の出発点でもある。

ビッグサーはコチラ

サイクリングでモントレー観光を楽しむ子供達

モントレーの主要な見所/アクティビティ

■モントレー・ベイ水族館

世界で最も人気のある水族館

■フィッシャーマンズワーフ

桟橋にあるショッピンエリア。シーフードレンストランが多い。

■キャナリーロウ

かってのイワシ缶詰工場を改造してショッピングモール

■カーメル

モントレーの南にある洗練された小さな街

■ホェールウォッチングツアー

1年中色々な種類のクジラを見ることが可能

■カヤックツアー

モントレー湾や北のモスランディングではラッコやアザラシ、イルカなどを観察できるカヤックツアーがおこなわれている。レンタルカヤックもOK。

■レンタサイクリング

モントレーの海沿いには約10Kmにおよぶサイクリングコースが整備されている。自転車はモントレーの街中で借りられる